劇場公開日 2009年8月28日

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ディズニーネイチャー フラミンゴに隠された地球の秘密のレビュー・感想・評価

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5.0余りの映像美に圧倒されて、感激の余り涙ぐんでしまいました。

2009年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 フラミンゴは、なぜ深い紅いろをしているのか。その答えが、アフリカ・タンザニア北部のナトロン湖にありました。

 元々この企画はナトロン湖のドキュメンタリーから始まったそうです。模型飛行機で記録した映像は、まるで自然の万華鏡のようで、赤く染まった湖底に魅入られたとリーンダー監督は述べています。
 そして、ナトロン湖が夏期には、水分が蒸発して一面白一色になるとき、大きくてピンク色をしたフラミンゴのの群れが、フレームの周りをスローモーションで飛んで行く姿は、まるで抽象画かなにかのような光景だと感じたそうなのです。
 そこでこの湖の物語をどう作るか考えていた監督は、次第にフラミンゴこそ登場人物に相応しいと考えるようになったのでした。
 その主役たちの数は、なんと150万羽!(@_@)

 主役たちが登場し、編隊で湖面に自らの姿をシンクロさせる姿は、凄く自然の神秘をを感じさせ、その余りの映像美に圧倒されて、感激の余り涙ぐんでしまいました。湖面すれすれに大群が飛ぶ映像の雄大さに、きっと皆さんも圧倒されることでしょう。

 けれども冒頭に現れる主役達は、羽の色が茶色をしていて不格好で醜く、冴えません。 フラミンゴがどうして赤いのか?ここまで書けば、ハハ~とお気づきになるかと思いますが、ぜひご覧になって、確かめてみてください。印象に残る発見になると思います。

 本作には、ドキュメンタリーながら脚本家がシナリオを用意した上で、撮影が進められました。それは、フラミンゴの卵の雛がかえって、一人前に飛び立つところまでの1年を追いかけたもの。ドキュメントながらドラマは豊富でした。
 その物語の中核にあるものは、生と死、誕生と再生という小地蔵的に言うと、諸行無常を感じさせるものでした。
 そのために、ただ可愛い、美しいフラミンゴの生態を描くばかりではありません。塩が足に堆積して歩けなくなるヒナ。アメリカハゲコウやマングースに襲われるヒナのシーンも描いて、熱と塩が支配し、天敵に追われる過酷な環境にも触れることで、彼らの生と死のコントラストを際立たさせていました。
 それは他人事ではない感じがします。私たち人間が日々感じる無常にもつながり、フラミンゴも頑張っているのね、耐えているのねと思わず感情移入してしまうことでしょう。

  何キロも離れた別の湖へ、外敵から安住の血を求めて行進するヒナたちの姿も感動的。そしてヒナたちを見守る、誘導係の存在には、感心しました。フラミンゴの社会には、きちっと分業が成立しているのですね。1羽1羽のフラミンゴに役割があるのです。子供たちを誘導して引っ張っていく役、子供がはぐれないように見守る役など、どうやって決まっているのかわかりませんが、凄いなと思いました。

 「ハイビジョン映像が家庭で見られる今、自然こそが劇場の大画面で堪能してもらえる題材だ」と、プロデューサーのジャン・フランソワ・カミレッリと語っていますが、出来れば劇場の大画面で見ていただきたいものです。

 日本語ナレーションを務めた 宮崎あおいは試写会のゲスト出演で、「言葉が、皆さんに上手く伝わらないんじゃないかと不安がありましたが、自分の声が入った作品を見てみるとうれしいですね」とアフレコの感想を語っていました。なんと、彼女は「子どものころからフラミンゴみたいに立つことがよくあって、前世はフラミンゴだと思っていました。」のだそうで、けっこう本作のナレーションには入れ込んでいたみたいです。
 映画・ドラマでの演技とは勝手が違い「主役はフラミンゴ。これをどう伝えるかとか、見ている方のじゃまにならないようにするとか、難しかったですね」と苦労も語っていました。
 ちょっと芝居の台詞回しに近い語りだけれど、彼女らしい可愛い口調で語るのが、本作にあっていましたよ。

 そして、ラストのナレーション。いつまでこの自然が残せるだろうかという問いかけに、深く考えさせられました。

 音楽も映像にマッチしていてよかったです。

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流山の小地蔵

3.5意外と面白い

2009年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

フラミンゴ 私の人生の中でその鳥を見たことがあるのは子供の時、動物園でただの一回きり 別の映画を観に行って予告でこの映画を知ったとき、「ああ、こんな鳥もいたな」と思えるほど なので知っていることといえば、色がピンク・脚が細い鳥ということのみ 当然上映中、心中では、「へー」・「ふーん」・「なるほど」のオンパレードで知らないことだらけ (だいたいどの動物でもそうなのだが)

そんな中で私が驚いたところは、彼らが産まれる(親が卵を産む)場所 詳しく書くことは避けるが、その場所の性質が雛にとっては過酷そのもの 私の近くに座る若い女性が「キャッ」と小声で言ったほど また鳥瞰してみると違った驚きがある

美しいオープニング・美しいフラミンゴ、個人的には結構楽しめたが動物の生態ものの映像としては他のものと同じような展開

この映画は私のような動物ものの番組や映画を観ない人にこそ観てほしいと思う

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あんてべーと

4.0試写に行きました

2009年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

怖い

知的

試写を観てきました。フラミンゴってどんな
動物?どこから生まれる?
あんまり興味がない人でもその
美しいフォルムと知らない生体に
吃驚したり、雛の過酷な育成現場に
恐ろしいと感じたり、涙したり。
フラミンゴが生まれてくる
神秘の舞台の自然の厳しさに
驚きましたw あとあんなに奇異な嘴と
赤い瞳も神秘性がこんなにある鳥なんだと
改めて感じました。

残念だったのは宮崎あおいさんのナレーション
声質はとてもいいと思うのですが、
活舌のせいで聞きとりにくい。
何を言っているのかちょっと分からない部分ありです。

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とんがり

4.0第1弾

2009年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

普段、アニマルプラネットとかは全然見ないけど、
映画だと、こう言う系の作品が好きです。

単体の動物を取り上げたドキュメンタリーは、皇帝ペンギン以来かな?

動物園でしか見たことがなかったフラミンゴ。
片足で立ってるピンクの鳥って言うイメージしかなかったけど、
この映画を見て、フラミンゴの知らなかった生態にふれることができました。

フラミンゴがピンクである理由を知ると、だったら、動物園のフラミンゴは、何でピンクなの?って思う!
で、その理由を聞いて、納得するんだけど、人工的な感じで、ちょっと残念。
でも、知らなかったことを知るのは、やっぱり楽しいかな。

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ぷらねっと