「映画化も計画的に。」お買いもの中毒な私! ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
映画化も計画的に。
予告がかなり面白かっただけに、ちょっと期待していたけれど、
実際に観てみたらなんというか…女の子とは皆こうなのだ。と
いう概念の表し方がちょっと違うかな。と思った。
確かに男性と比べて女性は買い物が好き!なのはあると思う。
そこを上手く取り上げてはいるものの、ここまでやるか~的な
主人公のハチャメチャぶりがあまりに共感出来なかったせいか^^;
前半は、う~ん…イマイチねぇ…という感じだった。
まぁ「好き」というより「依存症」というれっきとした病気なのだが、
演ずるI・フィッシャーのウキウキな買い物ぶり&コメントぶりで
まったく悲壮感がなく^^;かえって借金取りのオッサンのが悲惨。
緑のスカーフ。をモチーフに最後まで彼女をイメージづけるなど、
パトリシア・フィールド・セレクションが作裂しているのが面白い。
とにかくここまでくると、
「カード」を使って買うことに命を賭けてるんじゃないかとさえ思う。
カードを機械に通す音がたまらなく快感なのよね~♪
と彼女がいうシーンがあるが、えぇ!?と私は思った。
じゃあ私なら、ネット予約した映画チケットを機械で取り出す
音の快感、そう捉えればいいのだろうか。いや、違うよな^^;
まぁ…確かに女性がする衝動買い率は、かなり高いと思う。
男性はあらかじめ買うものをチェックして、売っている店へ行き、
それを買って、満足し、おしまい。…に対し、
女性はまず店に入ってからあれやこれやと探し回る。だから当然、
かなりの時間がかかり、おそらくここで男性陣は苦痛を感じる。
せかされて諦めるならまだ救いがあるが、そうはいくかと頑張って、
終いには、本当に欲しかったものかどうかも分からない品物を
買ってしまい、後悔し、果てはタンスの肥やしかフリマ行きとなる。
マネキンが着ていたときはあんなに輝いていたのに、
店先に並んでいたときはあんなに素敵な色だったのに、
どーして私、こんなの買っちゃったんだろ。的な経験が私にもある。
やっぱり無駄遣いはしているのだ…(汗)他人のことは言えない。
まぁこの物語も、そう簡単に人生が上手く進む筈もなく、
恋も仕事も順調と思われた矢先に、彼女の真実がTVでバラされる。
恋人も友人もブランド品の山も、すべて無くしてから本当に
大切なものを知る。っていう…いかにもな展開もラブコメならでは。
H・ダンシー(今回は普通のいい役♪)とI・フィッシャーのコンビは
なかなか似合っていて楽しめるが、他のラブコメの範疇に納まる。
あと、アイラの歩き方にかなり特徴があるのが可笑しかった。。
(しかし氷結カード。ってのは初めて見たぞ。凄いことするなぁ^^;)