PUSH 光と闇の能力者のレビュー・感想・評価
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超能力者を集めて人間兵器にするという発想。昔からあるSFの設定ではあるが、ムーバー(念動力者)とかウォッチャー(未来予知者)とかプッシャー(記憶操作能力者)といったネーミングなんかは独創的で面白い。他にもちょっと怖かったブリーダー(音によって振動を放出する能力者)、スニファー(サイコメトリー能力者)、シフター(物体の外観を変換して錯覚させる能力者)、ワイパー(記憶の一部を削除する能力者)、シャドー(ターゲットをスニファーからブロックして隠す能力者)、スティッチャー(肉体を癒したり、壊すことができる能力者)などなど。
中心となるのは初心者ムーバーのニック(エヴァンス)とウォッチャーのキャシー(ファニング)。そして、彼らが探し求めていたのはプッシャーのキラ(ベル)。親子にその能力は遺伝するらしく、突然変異ではないことも読み取れる。キラはディビジョンという超能力兵士養成機関で超能力を増幅させるステロイド剤のような注射薬に唯一耐えられ、生き残った人間だ。とにかくプッシャーとしてはエリートなのでディビジョンも手放したくない存在であるため、同じくプッシャーであるディビジョンのエージェント、ヘンリー・カーバー(ジャイモン・フンスー)も執拗に追いかけてるわけだ。一方、舞台は香港であるため、香港の超能力部隊もステロイド剤を欲しがっていて、ニックとキャリーは常に二つの組織から狙われている・・・
途中では、かなり対峙しているのだが、ケースの保管場所とかシャドーによって守られているため命を奪われることがなかった。だけど、辻褄の合わないところが数か所。ストーリーは完全にB級だと感じる。それでも面白いのは最強の超能力であるウォッチャー同士の未来読み取り合戦だったり、プッシュすることによって、簡単に敵を殺すことができることだ。銃を向けられても、「銃口を口に入れ、トリガーを引け!」と念じるだけでいいのです。
ちょっとでも変わったことがあると、未来も変わる。だから、理解不能な行動を取りつづければ未来も変わると信じたニックがとった作戦は・・・手紙をメンバーひとりひとりに持たせ、その指令を書いた自分は記憶を消してもらう。しかし、その仕組みは単純で、意外性もない。もっと期待していたのに・・・ストーリーが読めるなんて俺もウォッチャーなんじゃないかと勘違いしてしまうぜ。
ダコタちゃんも大人になりかけで、ちょっとだけ色っぽくなってる。カミーラ・ベルもたれ目だけど、神秘的な雰囲気がなかなかいい。それでもアジア人なら、敵である中国人女性もいいぞ。
クリス・エバンスとダコタ・ファニング出演の超能力ちょこっとアクション
今はすっかりキャプテン・アメリカなイメージが強いクリス・エバンスとずいぶんと大きくなってしまったダコタ・ファニングが超能力を軍事利用したい組織と戦うお話です。
低予算ながらストーリー展開やカメラワークなど頑張ってた所もあるのですが、どことなく消せないB級感は何故だろう?と思いながら観てました。原作があるかどうか分かんないですけどラノベ臭が漂ってたカンジです。
とりあえず超能力者がいっぱい出てくるのですが、全体的に説明不足ではないですか?そりゃ1から10まで説明してくれとは言いませんが、中盤以降かなり置いてけぼりをくらったのは私だけでしょうか?何故か舞台はずっと香港ですし。
クリス・エバンスとダコタ・ファニングが好きな方、もしくは中2設定が好きな方にはオススメかもしれません。
ダコタファニングいいね~
サイキック(超能力者)どうしの戦いによる、息詰まる心理戦が、良かった。
主人公たちも、不可能のないスーパーヒーローじゃなくて、能力の限界の中で、大きな敵(ディビジョン)と戦うので、最後まで目が離せない、ハラハラドキドキの感じで見れました。
特に、主人公のパートナーの予知能力者を演じていたダコタファニングがとってもいい演技をしていました。
ただ、各自の能力の種類が違うので、あとから再登場した人は、一瞬何の能力者だったか思い出せず、ちょっと頭を悩ませます。
それから、結局ドラッグの入ったカバンを、分からないようにシャドーしてたのは、ふぁにんぐのお母さんだったってことなんでしょうかね。
その辺がちょっとややこしくなっちゃってます。
でも全体的に、良かったです。
闇の超能力ってうまく付けたね!
ストーリー展開は最期まで非常飽きずに観ることができた。主役や脇役いいキャストで構成されていていい役演じています。ただ全体的に暗い・・・。同じ超能力のF4やX-Menに比べるとどうしてもね・・・。最期も続編できそうな展開でしたがこの程度の興行収入では厳しいでしょう。でもダコタ・ファニングって大きくなったな。彼女の名演技が際立ってました。あ、そうそう中国人の悪役にX-Menのチョイ役が出てました。
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