「カラフルこそ恐怖!」コララインとボタンの魔女 3D ノリミッチーさんの映画レビュー(感想・評価)
カラフルこそ恐怖!
可もなく不可もなくといったところでしょうか。
テレビ放送を見ました。
原作は児童文学なのでしょうか、怖〜いおとぎ話です。
お化けや幽霊恐ろしさに、子供が人生教訓を学ぶお話しは、万国共通であるものなんですね。
『本当の愛』についての物語に好感を持ちましたが、深い意味は無さそうで、シンプルに受け止めて、考察や推測といった楽しみは少なかったです。
変な住人達は、勿体ないですね。
せっかく時間をかけて描いたのですから、もっと活用させれば、面白さの幅も広がったのかなと思います。
ストップモーションアニメには、凄まじい努力と執念が込められており、どれだけ時間かかったんだ…って、四年!!!
ドミノ倒しを30分で挫折した過去を持つ私には、気の遠くなる話です。
コララインがところ狭しと動きまわる様子は、それが人形である事を忘れさせてしまうほどで、もはやファンタジーを超えて芸術の域です。
表情も豊かで、ヘタなCGよりも魂の宿りを感じます。
背景色彩も見事で、色の使い分けで恐怖を煽るのって、面白い手法だと思いました。
小さい子供だと、トラウマになるぐらいのパンチ力を持っています。
良いところも多いだけに、惜しいです。
もう少し大人目線で唸れる要素を盛り込んでくれれば、傑作なのですが…
でも、頭をかしげる仕草にはキュンと来ちゃいましたね。
家族愛にふれたい方にオススメです。
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