「下品な王子さま。」男と女の不都合な真実 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
下品な王子さま。
下品、下品、と謳われているロマコメの一本だが^^;
「マーシャル博士」の下品さと比べれば可愛い作品。
とりあえずは男も女もある種の仮面を被っていて、
本音に辿りつけないというか…認めたくないというか。
やはり表面上の現実は限りなく美しい方がときめくし?
アイドルがトイレに行かないのと同じで^^;そういう
見たくないモノには蓋をしたい人間の性なんだと思う。
それはそれで仕方ないとして…。
あとはもう単純に、男が女のどこをどう見ているか、
それをどう感じているか、あるいはどうしたいのか、
もうホント…そんなこといちいち言わなくても^^;という
行まで親切に下ネタ全開でレクチャーしてくれる作品。
おそらくこういうのが嫌いな女性は「ゲゲ~」と思うはず
なのだけど、キラキラ王子みたいな?医者の卵よりも、
気付いたらふしだら全開な男に惹かれること請け合い。
私自身もJ・バトラーの顔自体が見た目苦手なのだが、
なぜか選ぶんなら彼の方がいいな?と素直に思えた。
不都合なのは見た目も中身も自分の理想とは正反対で、
こんな筈じゃなかったのに、という相手と、なぜだか、
どういう訳なのか、意気投合している自分に気付いた時。
本当に自分が求めていたものが分かってしまった瞬間。
夢にまでみたイケメンと、やっと相思相愛になれたのに、
(じつは噛み合ってなかったけども)
バトラーの方が好きと気付いたヒロインのストレートな
告白は女性の私から見ても惚れ惚れとする潔さだった。
そこまではやや上位だったバトラーが突然フヌケ(爆)に
なっておよび腰になる姿も、なんか可愛くて面白かった。
まぁ~あの下ネタ全開シーン(爆)はその昔M・ライアンが
「恋人たちの予感」でB・クリスタルにぶちかましてから^^;
けっこう王道になりましたが。。頑張ったねぇ、ハイグルv
不都合なことは見ざる、言わざる、聞かざる、でお固~く
生きてきた紳士淑女に贈るB級御用達バイブ(爆)ル作品。
(でも仕切り癖はほどほどにしないと嫌われるのがオチ^^;)