96時間のレビュー・感想・評価
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暴走しすぎでも許せるかも
娘を思う父親の穏やかな笑顔と娘を凶悪犯から救い出すために、非情の捜査方法で敵に迫っていくときのプロフェッショナルな顔の演じ分けが非常に説得力があるのは、さすが演技派リーアム・ニーソンでした。 リーアム・ニーソンが演じる父親役は昔ならハリソン・フォードが演じそうな役柄だと思いましたが、意外なキャストであっただけに見る側も、身近にいる子煩悩な父親の暴走ぶりがリアルに感じられました。 中だるみの全くない、アクションの快作でした。
単純明快な親父の暴走にシビれる
はじめはただの、普通の親父、それもかなりの親バカが、いざ娘が誘拐されたとたんに、元秘密工作員として豹変する落差が面白い。というか、それしか見どころがないし、要所要所は都合のいいデキ過ぎの展開なのだが、96時間という制約が念頭にあるのと、93分という上映時間のなかでノンストップのアクションを見せられると、ツッコミを入れる暇もなく観終わってしまう。これはリーアム・ニーソンのもつキャラクター性と、邦題「96時間」が成功している。単純明快な親父の暴走にシビれる。 この作品、なんといっても怖いのは、パリの暗部を攻撃的に描いているので、てっきりアメリカ映画かと思ったら、母国フランスの作品だということ。そして、アメリカの工作員だったブライアンが犯罪組織のひとりを拷問したときの台詞。「こういうのは、よその国に任せていたが・・・」。アメリカの暗部もひと刺し。
愛情と激怒で突っ走る93分間 [スコア修正]
離婚以来、なかなか会えない娘の写真を眺めて寂しげに笑う親父。継父との、娘へのプレゼント対決に負けてヘコむ親父。 一見、心優しい中年にしか見えない主人公。だが誘拐された娘を救う為にいざ動き出すと——強い。 鬼のように強い。 泣きたくなるほど強い。 3秒に1人の速度で相手を始末する凄まじい殺人スキルに加え、無線・名刺・死体と、ありとあらゆる物(者)を瞬時に利用して相手を欺く冷徹な知能。序盤で見せた優しい父親の顔からの豹変ぶりが恐ろし過ぎる。『効率的拷問』のシーンなんてもう……鳥肌が立つほど怖ェ!! 愛する娘を救うため、モラルも人間性もかなぐり捨てる主人公の姿には戦慄にも似た感動を覚える。 主人公が無敵すぎるのに映画が白けてしまわないのはやはり主演リーアム・ニーソンの功績。情け容赦無く邪魔者を消した後、ふと気を緩めた瞬間に娘の身を案じて涙ぐむ姿の痛ましさと言ったら。 キャラクターに血肉が感じられるからこそ、主人公の痛みや焦燥が伝わり、映画全体のヒリつくような緊張感に繋がっているのだろう。 シンプル且つソリッドな語り口と、主人公の激情で突っ走る93分間の追跡行。『ボーン・スプレマシー』以来の良質アクションだ。 [スコア修正] 『アジョシ』と同等かそれ以上の映画だと思うので、向こうに合わせてスコア修正。……ひょっとして段々と判定が甘くなってるのかなあ、自分。
リーアム・ニーソン!!
主演のリーアム・ニーソンは93年のスピルバーグ監督「シンドラーのリスト」でオスカーに輝いた俳優さんで脚本が「トランスポーター」「レオン」のリュック・ベッソン、脇役も演技派がズラリと並んでいて今年見た映画で一番最初から最後まで引き込まれた映画です。 リーアム・ニーソンが元CIA局員を演じているんですが家族を犠牲にして仕事に打ち込んだ過去に負い目を感じていて娘を大切に思う父親役を見事に演じていました。 その気持ちにはすごく共感できるし自分にも娘ができたら同じように思うんやろなと思って見てると胸が痛かったです。 展開もスピーディでストーリーも凝っているのでサスペンス好きにはたまらないと思います。 ただのサスペンスではなく父子の家族愛に心温まる作品なので女性にもおススメです。
見所はリアム・ニーソン、それが全て
サイコすれすれの盲愛父親リアム・ニーソンの大暴れッぷり、これは充分金払う価値あり。あんなデカい男に蹴られ殴られしたら、さぞ痛かろう。アクション演出、カーチェイスともにもう一つで、演出も脚本も大人の味わいがない。でも、リアムが動き、脅すだけで笑える。前半は「お約束」のコメディとして見た。後半はやりすぎ(奥さん撃つとことか)で引いてしまったが。
アメリカの親父怒らせると怖いぞ
ジャックバウアーにしてもこの映画の親父にしても、まったく、アメリカの親父さん、しかも、やばい仕事をやっている人達は、なぜ、娘とか家族が絡むと平気で仲間を裏切るは(24の方ね)、人殺しはするは、はちゃめちゃなんでしょうか。
出だしでは、離婚されたただのかわいそうなお父さんだと思いました。娘への愛情は強調されていましたが、スタイルからしてもただの中年よれよれおじさん、まさか、あんなハチャメチャな親父さんに変貌するとはおもいませんでしたよ。
手がかりになる人間は容赦なく追い詰めて、拷問でもなんでもするし、素手でも拳銃でもバンバン人を殺してしまう。娘のためならえんやこらです。
せりふでもエッフェル塔でも倒すっていってたし。
最後は当たり前に娘さんを助けておしまいです。
しかし、たまたま電話をかけている最中でよかったよ。そうでなかったら、娘は一生戻って来ず、親父さんは、ただの鬱なおじさんになってしまっただろう。
出だしで、ボディーガードをしていた相手の女性シンガー役、アレ誰ですか?
すごい美人でした。
拍手
マフィアに一人娘キムを誘拐された元特殊工作員の父親ブライアン(リーアム・ニーソン)が、ありとあらゆる手段で娘を取り戻そうとするいわゆる"王道"のアクション映画。 この映画はストーリーやアクションの派手さよりもブライアンの父親としての信念、娘に対する愛、犯人に対しての冷徹さ、そしてなんといっても、それらの根底にあるリーアム・ニーソンの演技力が見どころです。 ブライアンの純粋なキムに対する姿勢は涙無くしては見ることはできません。 素晴らしい映画です。
期待どおりの映画で、ワタシは満足。
旅行先のパリで娘を誘拐された父親が、人身売買組織から奪還するというストーリー。96時間というタイムリミットのなかで、父親のリーアム・ニーソン、徹底的にリュック・ベッソン風味で暴れまくる。カーチェイスとド派手アクションシーンが満載で、タイムリミットもあるからドキドキ感はたっぷり。 ストーリーの新しさは、まさに誘拐される瞬間を携帯電話でキャッチして、これを手掛かりに足取りを追うというところ。 誘拐ではないけれど、パリで同じ題材ということで比べると、同監督の「キス・オブ・ザ・ドラゴン」の方がよかったし、「女はみんな生きている」の方がはるかにパンチが効いている。 でも、リュック・ベッソン流のアクション映画だったのでワタシは満足。だって人生を教わりたいとか、泣きたいとか、そんなこと期待していないから。
『非情のライセンス』?
最愛の娘がパリで誘拐された。96時間以内に助け出さないと、永遠に会うことは出来ない・・・。娘を何としても救い出すため、父はパリに向かう。 娘を溺愛する父親ブライアンを演じるのはリーアム・ニーソン。元CIA工作員と言う役どころです。CIA工作員であるときに身に付けた能力をフルに活用して娘を救い出そうとするんですが、それが中々凄いです。手段を選ばずと言うのは、こう言う事を言うんでしょうね。犯人に容赦をしないのは想定の範囲内だったんですが、フランス内務省の友人(元友人?)の奥さんをいきなり撃ってしまうのには驚かされました。 ストーリーに物語性は殆どありません。ただ単に、愛娘を救うために猛突進する父親の獰猛な姿だけが描かれています。物凄くスピーディーに話が進みます。96時間しか時間が無いので、当然と言えば当然ですが。 それにしても、ありそうな話で怖いです。「日本人旅行者行方不明」とか言う記事は見たことが無いので、実際には起きてないのでしょうが。日本人は安全に関して緩いので、必要以上に気をつけるべきかと思いました。
リーアム・ニーソンだからこそ
リーアム・ニーソンがスクリーンに映し出された瞬間、普通のおじさんにしか見えない分、本当に大丈夫なのか?と不安になるも、
時間が経過するにつれ、リーアムだからこその説得力が生まれてくる。
これが、ステイサムやセガールだったら『はいはい、あなたたちが強いのは知ってますから』と観客はすぐに納得してしまったでしょう。
傑作ではありませんが、十分良作でした。
本気モード
娘を愛し、職業病なのか異常といっても言い過ぎではないほどその安全を考えている、見た感じ頼りなさそうなオジサンが娘がさらわれると豹変、愛娘の元へまっしぐら その道中にある障害物はなんであろうと排除する もうあれだけ強いと観ていてスッキリする 何人人を殺したのだろう 知識、銃撃・格闘・ドライビングスキルがハンパない 特に格闘 銃より拳と脚でボコボコにしているシーンのほうが多いんじゃないかな あと個人的に銃声がなんか心地よかったし、最後の格闘シーンでの音楽もよかった またそのシーンも含めて何回か出てくる俳優さん(名前は知らない)がカッコよかった もう一回劇場で観たいくらい
全てにおいて一直線
「痛快」の一言です。 自分の娘を助けに行くというシンプルな設定、 目的がブレず、無駄が無いストーリーはさすが。 運転手ステイサムではなく、リーアムパパだからできる映画。 ウェスタン好きなら観て損はないかと思います。 夕陽のガンマンを観ているときと同じ感覚になること間違いなし! (根拠ないですよ)
リーアム兄さん、最大の当たり役!!
『ヨーロッパコープ』製作の映画を観る度、毎回思うことがあります。 「リュック・ベッソンって、脚本下手くそだなあ」と。 どのジャンルであれ、この人の手垢が付くと、必ず大味になってしまう―繊細さゼロ。 それが素材と見事にマッチしたのが『グランブルー』であり『レオン』だった訳なんですが… 全ジャンルで通用する訳じゃない… 今回も共同脚本で加わっているので、正直、期待はしてませんでした。 レビュータイトルも「ジャックバウアー×4」ぐらいに想定して、とりま劇場へ… めちゃくちゃ面白いじゃないですか!!!!! ちょっと…いや、かなりビックリしてます。 アクションに一切、説明を挟まない!!弾丸、一発も当てさせない!! 理屈不要の純度100%追跡アクション!!!!! 最初のゆっるいリーアム兄さんから、娘がさらわれ、追跡劇に切り替わった途端…怒涛のアクションで攻めまくる狂気の親父に変貌!! 後半に行くにつれ、善悪の境目もなくなり、どっちが悪党か分からなくなるw こっからが凄い!! 協力しなけりゃ容赦しない。協力したって容赦しない。 邪魔すりゃコロス!!邪魔しなくてもコロス!! いやはや…参りました<(_ _)> つか、お咎めなしで、よく帰国できましたね、兄さんw 何だかんだで… アクション専科の私としては、今年の夏、一番好きな映画になってしまいましたw リュック・ベッソン…ゴメンねw それで早速、シリーズ化希望なんですけど… 娘がさらわれなきゃ、実力発揮しないお父さんなのよねwそこが問題だ…
さすがリュック・ベッソン!
リーアム・ニーソンのイメージがガラリと変わりました。 最初のシーンは親心が伝わり、友だち役キャストも味があっていい感じの仲間達・・・ アクションも台詞もキレが有って、飽きずに楽しめました。 リーアム・ニーソンの哀愁がチラリと漂い、エンディングまで気を抜かないストーリーで、良かったです。 一生懸命な男は、いくつになってもカッコイイ!
猟犬のようなスゴ腕のお父さん
リュック・ベッソン製作、渋いリーアム・ニーソンの主演のアクション映画。旅行先で誘拐された17歳の娘のキムを生きて助け出すには、96時間というタイムリミット付き。元秘密工作員の父は、特殊能力と知恵で犯人グループの身元を割り出し、追っかけ捕まえたら、徹底的にやっつける!カッコいい! 成長していく娘のお誕生日の度に撮った写真を大事にアルバムにして、娘に対する父親の愛情が、すごく伝わってきてジーンときました。離婚した妻に「X-メン」シリーズのファムケ・ヤンセン、なかなかキャストも良かったです!
こちらのサイトで当選した試写会を見てきました!
昨日、試写会を見てきました!
大好きなリュックベッソン監督という事で
かなり楽しみにしていましたが、期待通りの作品でした。
あの臨場感は絶対に劇場で味わったほうがいい!
効果音・カメラワークなど迫力満点!
どこかレオンを思わせる作品でした!
ぜひ、もう一度、劇場で見たいですヽ(^o^)丿
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