劇場公開日 2009年8月22日

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「久しぶりのベッソン監督の迫力のある演出が見られた」96時間 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0久しぶりのベッソン監督の迫力のある演出が見られた

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

総合80点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:85点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 娘を取り戻すための父親の活躍を描く、実に真っ直ぐな話だった。元工作員ということで、本人が強いうえに過去の組織力をある程度使えるという特典付きで、常識はずれの強さを見せてくれる。リュック・ベッソン監督の「レオン」のときに近いような迫力のある演出が久しぶりに帰ってきた感じがしたと言うと、少し言いすぎかな。「トランスポーター」と「レオン」の間くらいだろうか。一人の男が有り得ないほどの強さを発揮するだけの単純な話なのだが、拷問にかけようが脅迫しようが他人を好きに使おうが殺そうが、娘を取り戻すために有無を言わせず何でもするというその潔さに感服する。悪の組織はまだ壊滅もしていないだろうし、誘拐された他の女性もたくさんいるままだが、勧善懲悪ではなくて娘だけ助かればいいというこの割り切りがあるからこそ、変にお目出度いだけの作品にならずに済んだかなと思う。

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Cape God