「必殺!仕事親父。」96時間 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
必殺!仕事親父。
ものすごく面白い!と聞いて楽しみにはしていたが、
そうはいってもL・ベッソンの製作・脚本なんだから^^;
過度な期待をせずに?観るくらいでちょうどイイ作品。
観終えてまず、こう思った…。
たとえ久々に旦那の友人が訪ねてきたからといって、
いそいそと料理なんか作るもんじゃないな…と。
あのシーンでかなり青ざめたはずだ、主婦は(爆)
でもそんな、容赦しない元・秘密工作員を演じている
リーアム父の顔に品があって^^;なんか面白い感じ。
セガールあたりが沈黙で(爆)娘を取り戻す!!なんて
いうドラマなら、さもありなんだけど…この意外性!?
だいたい冒頭から娘♪娘♪って親バカぶりを発揮する
この父、そんなに娘が大事なら、離婚する前に仕事を
辞めるとか、親権裁判で闘うとか(負けるでしょうけど)
まぁいろいろ…努力の仕方があったろうに。
とりあえずファムケ母は資産家の元へいったワケね。。
しかしファムケと釣合う身長で良かった、リーアム父v
ベッソンなんだから、パリでは…?と思ったらやっぱり。
娘は親友といそいそと海外旅行へ出かけ、災難に遭う。
それを予知?していたかのように、父の暴走が始まり、
「娘を救うためなら、エッフェル塔でも壊す!」なんてまた
コアな台詞まで飛び出す(スゲー!)始末なのだが、この
父がホントにそういうことをしでかすタイプなのが凄い。
元・同僚ジャン=クロードを捲き、パリを我がモノ顔で
攻め尽していく彼の行動は突拍子もなくてかなり病的。
だがすぐに核心をつくので(ベッソン流・脚本の醍醐味)
いちいち細かいことを気にせず(ふり払いながら、)観る!
これに限りますv
それにしても。。。
アルバニア系の人身売買組織、おっかないなぁー。
こんな事件が、ユーロ圏内では年間10数万もあるとか。
女性同士で○さまツアーよ♪なんて浮かれていると、
恐ろしい事件に巻き込まれるぞ!という注意喚起作品。
でもだからといって、
単身で組織に乗り込んで、あんなことしちゃ~ダメです。
な作品。いや、誰もしないって。
身体を張った、リーアム父に万歳。
タイトルの96時間はあまり関係なかったけど、
上映はわずか93分で終わります。うーん、あっぱれ♪
(年齢上がってきてますね?スパイもオヤジ化する時代)