「リーアム兄さん、最大の当たり役!!」96時間 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
リーアム兄さん、最大の当たり役!!
『ヨーロッパコープ』製作の映画を観る度、毎回思うことがあります。
「リュック・ベッソンって、脚本下手くそだなあ」と。
どのジャンルであれ、この人の手垢が付くと、必ず大味になってしまう―繊細さゼロ。
それが素材と見事にマッチしたのが『グランブルー』であり『レオン』だった訳なんですが…
全ジャンルで通用する訳じゃない…
今回も共同脚本で加わっているので、正直、期待はしてませんでした。
レビュータイトルも「ジャックバウアー×4」ぐらいに想定して、とりま劇場へ…
めちゃくちゃ面白いじゃないですか!!!!!
ちょっと…いや、かなりビックリしてます。
アクションに一切、説明を挟まない!!弾丸、一発も当てさせない!!
理屈不要の純度100%追跡アクション!!!!!
最初のゆっるいリーアム兄さんから、娘がさらわれ、追跡劇に切り替わった途端…怒涛のアクションで攻めまくる狂気の親父に変貌!!
後半に行くにつれ、善悪の境目もなくなり、どっちが悪党か分からなくなるw
こっからが凄い!!
協力しなけりゃ容赦しない。協力したって容赦しない。
邪魔すりゃコロス!!邪魔しなくてもコロス!!
いやはや…参りました<(_ _)>
つか、お咎めなしで、よく帰国できましたね、兄さんw
何だかんだで…
アクション専科の私としては、今年の夏、一番好きな映画になってしまいましたw
リュック・ベッソン…ゴメンねw
それで早速、シリーズ化希望なんですけど…
娘がさらわれなきゃ、実力発揮しないお父さんなのよねwそこが問題だ…
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