劇場公開日 1984年5月19日

キング・オブ・コメディ(1983)のレビュー・感想・評価

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4.0さすがスコセッシ!

2013年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

 海外の映画を観ていると、俳優が放つ冗談の面白さがわからないことが多々ある(文化の相違、翻訳の限界など理由はさまざまだが)。ただし、この映画は違う!日本人でも理解できるようなジョークばかりなのだ!

 例えば、レストランでデ・ニーロがウェイトレスをイジるシーンなど、実生活で真似したくなるような冗談が随所にちりばめられている。これらは、まさに俳優陣のアドリブ力やスコセッシの演出力の妙と言えるだろう。

 いやー、それにしてもスコセッシの映画は面白いものばかり!でも、もうこれからは、あの頃のギラギラしたスコセッシワールドは観られないかな?

 いずれにせよ、この映画はとても良かったのでおすすめです。とりわけ、お笑いに興味がある人なんかには。

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もんしー

4.5芸能界の擬人化"ルパート・パプキン"

2012年4月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

ロバート・デ・ニーロという存在に鳥肌がたつ。
ジャック・ニコルソンと並んで誰にも代役の出来ない俳優であることがよくわかる。
特にスコセッシとのコンビはいつも"狂気"の入り交じった演技で観客を圧倒してくれる。
今作も例外ではない。
"笑い"と"狂気"という相反するテーマを絶妙にマッチさせたスコセッシの技量は素晴らしい。
特徴である暴力描写は全くなく初めて挑む作風だが、作品の芯には映画監督マーティン・スコセッシがいる。
社会に受け入れて貰いたい痛い男の狂気と妄想に彩られた世界がショービジネスという無法の地帯を鋭く衝いては皮肉な話である。

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keita