「良くも悪くもお祭り」劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー MAGUNETTOさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くもお祭り
前提として
・2回目
・ディケイド本編は視聴済。小説版も読後。
・平成1期ライダーの視聴はまちまち。
今では観光客のごとく集まることが増えたオールライダー。当時は強い興奮を持って迎えられたのかな、と思うと感慨深い。
ストーリーでは士の世界と彼の正体、ドライバーの出自など、本編で描かれてこなかった伏線が明かされていく。本編で描かれてきた「旅」「自分探し」「理想と現実への苦悩」というテーマには、一つの答えを出した形だと思う。
やや冗長的な部分も感じられるが、盛り上げるところはしっかり盛り上げている。ゲームぐらいでしかなかなか観ることのできなかったライダーVSライダー、クライマックスでは一転して全員で一つの悪に立ち向かう。今ではもはや様式美になった展開はここから生まれたのだろう。ついでに必ず巨大化するJとかオールライダーキックとかも。
上映時間故か、人間関係の変化、物語及び設定、リマジキャストの不採用などの荒さが目立つが「まぁ、お祭りだし」って考えちゃうと気にはならない(あれ?これって平成脳?)。
本編の時系列に組み込まれてはいるが、どちらかというと本編から派生したパラレルのエンドだと思う方がしっくり来るかも。
正直、声を大きくして「良い作品だ」とは言えないが、僕は好き。光写真館一行の旅は続く。てか、続いて欲しい。
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