劇場公開日 2010年2月6日

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抱擁のかけらのレビュー・感想・評価

全12件を表示

0.5ペネロペ・クルスがかわいいだけ

2024年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

高評価のレビューが多かったから観たけど、私には全く合いませんでした
登場人物全員に全然共感できず、ストーリーも面白く感じられず観るのがしんどくなったくらいです
その中でひたすらかわいいペネロペ・クルス
そのペネロペ・クルス演じるレナに執着する気持ち悪いジイさんとおじさん
そのジイさんの息子も気持ち悪い
やたら嫉妬が渦巻いてて疲れる
作品の中に出てくる映画も変なストーリーだったし、なんかもう全部が変
ペネロペ・クルスのかわいさだけが良かったです

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小町

4.0目を見張る美しさのペネロペクルス

2024年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ペネロペクルス扮する秘書のレナリベロは、父親が癌ですでに転移しているのに病院から家に帰らされるので迎えに行った。金がいるのでレナは裏稼業に出る段取りをしていた。

どんな美女でも裏があると言う事かな。それにしてもペネロペクルスが界隈にいるとしたらそりゃあ躍起になるよね。やっぱりペネロペクルスの登場シーンは目を見張る美しさが光るね。ペネロペクルス観てるだけで満足だな。レナが消えてからは蛇足だと思うね。

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重

3.0愛する人が死ぬ時、自分が何をしていたか?

2023年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

数え切れぬ抱擁とキスを繰り返し、愛の言葉を捧げた。でもそんなことより愛する人を一人で逝かせてしまった?一番大事な時に手を放してしまったのか?
それが判明した時、また人生が動き出す。

それが全て。百万の愛の営みも、死を前にしての行為には何も意味を為さない。だって永遠を誓ったのだから。だって愛の営みは初めて出会った人とだってできる。お金の為にだってできる。君を愛し抜いた、その証とは。

粉々にされてしまった愛の記録…。物ではない。どんなに壊されたって自分の思い出にその人は生きているはず。なのに…。手放してしまった…。だけど実は…。

いろいろな愛の形が描かれている。狂おしく求めあう形。黙って側に寄り添っている愛の形。支配しようとする愛の形。見事に絡み合い話が展開する。

映像は相変わらず美しい。
 海辺の場面。部屋のインテリア。何気ないシーンでも見入ってしまう。鮮やかな色彩に目を奪われる。『ボルベール』のようなこれでもかという溢れんばかりに迫りくる極彩色と違って、海辺の白。館の艶のある重厚な色み。白黒映像。劇中映画ではポップな色調。という緩急の効いた色使い。飽きさせない。
 そこに役者の演技。これでもかと華を散りばめるペネロぺさん。フラメンコのようでありながらハンサムウーマンかつ母性という幾重にも含蓄のある演技をさらっと魅せるブランカさん。彼女たちに比べたら男どものなんと薄っぺらなことよ。

と、手放しで絶賛したいのに、何故かのれない。
 ペネロぺさんが「今までで最高の脚本」と絶賛したそうな。…どこが?
 ハリウッド映画でのペネロペさんの扱いみれば、確かにこっちの方が良いですね。でも『ボルベール』と比べるとどうなのかな?こういう、ファムファタルを演じてみたかったのかしら?『それでも恋するバルセロナ』でもエキセントリックな女性を演じていらしたけれど、周りを振り回す態が違う…。
 でも正直、劇中劇は今ひとつ。ラストにかけての重要な小道具なんだけど…。”女優としては今ひとつの美人女優が演ずる役”という面倒臭い演技だからなのか、ペネロぺさんの魅力が半減する。

へップバーンさん達風を装ってみました。ってそんな必要あるの?
 コンビを組んで4作目の監督と女優のお遊び・悪ふざけ(挑戦)?ブランカさんだったらもっとカメレオンみたいに化けたかもしれないけど…。

すばらしい愛の物語のはずなんだけど、
一方でペネロぺさんのPV映画に見える。
映画って難しい。

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とみいじょん

4.0もう

2021年8月27日
iPhoneアプリから投稿

ペネロペはうっとりする程の美人で見入ってしまった。

見て損はなし。

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ken

3.5情熱的な恋(濃い)

2010年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

萌える

特に外国の俳優さんは記憶できないんですが、「恋するバルセロナ」に続いて、

ペネロペ・クルス 美しい

いきなりナンパしている盲目のエロ爺!?と思っていると、
この爺がどんなやつかが徐々に明かされていくのがこの映画の主題でした。

14年前の映画製作現場と現在とを巧みに行き来して物語が進んでいきます。

ものすごく複雑ということはありませんが
昨日、劇場で観た「マザーウォーター」の何もないストーリーとは対極(笑)

「恋するバルセロナ」とこれ、
スペイン映画2つとも、なんとも、おじさんには理解できない「情熱的な恋(濃い)」
が必須アイテムなのでしょうか???

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赤いおじさん

4.0アンバランスさのバランスが天才的

2010年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

アルモドバルがミューズ・ペネロペを主演に描く、純度高めのラブストーリー。ペネロペはこれまでに、「ライブ・フレッシュ」「オール・アバウト・マイ・マザー」「ボルベール/帰郷」と、これで4度目のアルモドバル作品への出演となる。まるで2人は、ティム・バートン×ジョニデ、ウッディ・アレン×スカヨハ、イーストウッド×フリーマンのように相思相愛の様子。

 ひとがひとを愛するという、平凡で掴みどころがなくてありきたりのことを、アルモドバルが描くと何故こんなにも非凡になるのだろう。彼のその着眼点と表現力が素晴らしい。ただ時間をなぞり、ひとの歴史をなぞり、それを語っているだけなのだけなのに面白い。調律されていない楽器で1曲見事に奏でてしまうような、アンバランスさのバランスの取り方が天才的なのだ。

 そして、スペインの役者がかなりいい。さすが情熱の国。ペネロペは相変わらず美しいけど(彼女は歳を増すごとに美しくなる)、美女ブサイクビッチたらしなどが混ざり合って美しいカラフルな色彩を放つのだ。そのマーブルが何よりいちばん美しい。

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ikuradon

3.5絵的にはとても美しい

2010年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

まず、「なぜこのタイトル?」(笑)

そして、ジャンルは何?(笑)

まさにプロモーションの妙(笑)

チラシのような静止画やシーンの切り抜きの予告編とは空気感が全く違う作品だと思ったよ。

チラシで大きく扱われているソファーで寄り添うシーンはあくまでも「幸せな時間のひとコマ」で、特に重要では無かったし、実際のストーリーや各人間関係の設定は相当に悲惨なのにもかかわらず、むしろ「コメディ?」と思わんばかりの悲壮感の無さ(笑)
これはマテオの生活を心配するジュディットにマテオ自身が放った「起きることはもう全て起きてしまったよ」といったニュアンスのセリフの通りの「達観」?「あきらめ」?によるものだろう。
光を失った後の苦悩や様々な障害を乗り越える辛苦のシーンが一切登場しないからだろうね。

マテオの悲運を意図的にことさら強調しないことで物語を軽いタッチに仕上げたんじゃないかな?

ペネロペの美しさはさすが。豊満なバストも含めて文句のつけようの無いビジュアルだったね。

なので、チラシの通り、絵的にはとても美しい映像だったよ。
色使いの妙。コマを切り抜いてポスターにするのに最適な映像だと思ったな。

でも、物語としてはあくまでもB級(笑)
感動よりも笑い(笑)
いやむしろ、ジュディットの純愛物語かな?(笑)

キャストも最低限に少なくて、小ぢんまりとした作品だったな。

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FUMIT

4.0静かに情熱的で官能的。でも純粋なラブストーリー。

2010年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

ペドロ・アルモドバル監督、ペネロペ・クルス主演の濃厚なラブストーリー。

この監督の作品、いつも気になりながら
なぜか敬遠していて、
ちゃんと見たのはたぶんはじめて。

「それでも恋するバルセロナ」で
改めてペネロペちゃんのオーラや色気の底のなさを実感した身としては、
(あんなものではすまない、という意味です)
ぜひ見ておきたかった作品でした。

いやはや。
「人を愛する」ということが

いかに人を狂わせ、
そして人の身を救うのか。

濃厚だけど正直で、
大人だけど純粋なラブストーリー。

すばらしいです。

そしてペネロペ演じるレナの小悪魔っぷりといったら。
いや、もう「小悪魔」なんて言葉じゃ片付きませんね。

世の女性たちが、
小細工して男の人の気持ちを惹きつけるなんてかわいいもん。

彼女みたいに持って生れて男から執拗…と言えるまでに愛される女性もいるのでしょう。。。
魅力的な人はどうあっても魅力的なのだ。

もちろん、その陰にはいろいろあってこそ、
なんですけど。

色彩も鮮やかできれい、
ちょっとした美術品や演出もすごく上手に使われていて、
ぬかりなかったです。
(アルモドバルの特徴なのかな?)

主人公、マテオや
その友人であるジュディットが必要以上にドラマチックでないのがよかった。

淡々としていて、
「映画らしい」映画だと思いました。

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macaron

4.0人生とはまったくもって不合理なもの。

2010年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

2009年スペイン映画。128分。今年10本目の作品。「嫌いな」映画監督の名前といえば真っ先にあげるのはデンマークのラース・フォン・トリアー。そして2番目に躊躇なくあげるのが本作の監督、ペドロ・アルモドバル。

内容は;
1、かつて映画監督だったが失明し現在は脚本家で生計を立てている男のもとに一人の若者が訪れる。
2、若者が去った後に男は助手に頼んで14年前の写真が入った引き出しを見てくれと頼む。
3、そこには若者が写った写真と、そしてもう一枚、美しい女性の写真があった。

日常生活に当たり前のようにある人間の悪意とほんの出来心が、アルモドバルの他の作品と同様、本作のドラマを力強く動かしていきます。本作での悪意とは嫉妬や独占欲。そして出来心もまた嫉妬であり、罪悪感から生じるものです。

人が生きていくうえで自然と蓄積されていくそれらの心の悪は、たぶん私たちの大半は知ってて知らないふりをしながら日々を生きている。アルモドバル監督の作品と向き合うというのは、その悪との対峙をするための契約をお金を払ってみることだと思います。

そしてそんな嫌な思いをする作品なのに、トリアー監督同様、このアルモドバルの作品もお金を払って観る価値があります。

若者のころは心も体も成長し世界が無限のように感じられる。しかし、青年期が過ぎると人生の時の流れは次第に鈍くなり、そしていずれ止まってしまう時が来ることをひしひしと無意識で感じるようになる。

アルモドバル監督の描く「邪悪」なものとは、そのような大人たちが抱える人生の倦怠感を憂さ晴らしして、ちょっとでも若返る夢を見たいと願うことから生まれる。そして、その邪悪さが人の理性が油断した瞬間に出来心としてそそのかしドラマを動かしていきます。

本作を見にきたお客さんの7~8割は女性。そして、どうしてここまで悪意のある人間たちを描いているのに女性は引きつけられるのか、という所にもこの監督さんの作品を「それでも」と観る価値があるのかが分かりました。

ちなみにエンディングは他のレビューアーの方がおっしゃっているように美しいです。この美しさで人生はなにも邪悪なものだけではないと思い、救われました。

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あんゆ~る

3.5映画を愛する気持ちが伝わる

2010年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

久しぶりにムスコが元気だったよと喜ぶ老年の落語家よろしく、万国、元気なことはいいことで、この作品も、端的に言ってしまえば、エロオヤジふたりに挟まれたペネロペの狂おしさを描いただけ。
それでも魅入ってしまうのは、現在、まずペネロペ以外考えられない役どころ。そして、映画が好きでないとできない構成だ。
ひとつは、いまドラクエ6をやっているからではないのだろうが、過去と現在が並行して描かれているというより、次元の違う上と下の二重構造に見えて、これが斬新。映画のなかに映画を存在させ、さらにその撮影風景を追い回すハンディ・カムの映像を被らせたからだろう。
また、ずたずたにされた劇中映画を、一本の作品として蘇らせる作業中のマテオの台詞、「映画は完成させることに意義がある」は、愛しいレナが生きた証を残すとともに、映画人としての職人気質を感じる。
そして、その完成した作品を見せない。この先どうなるんだろうという、いいところで切ってしまう。きっと邦画だったら欲張って結末を見せちゃうんだろうな。見せてしまったらマテオの台詞がボケてしまう。

読心術を使う女性の受け答えがロボット的で可笑しかった。

p.s. ペネロペ・・・魅力はあるんだけど、いつまでこんな役をやっているんだろう。なんか型にはまってしまってもったいない。同じ痴情のもつれなら、「それでも恋するバルセロナ」の方がよかったなってなっちゃう。

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マスター@だんだん

4.0この美しさは反則。本当に美しすぎ

2010年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

映画の色は“赤”だな
劇中で製作されていた
マテオの映画の続きが
メチャメチャ気になるんですけど(苦笑)

◇   ◇

劇場配布チラシから既に
赤色だらけなのですが、
映画の衣装含め、登場人物の
熱き情熱を含め、真っ赤って感じでした。

SEXシーンなんて
ペネロペ・クルス、
美しさは封印して、
獣のようですからね。
変な表現ですが、迫力満点でした。

ペネロペ・クルスの相手役、映画監督なんです。
だから劇中でも映画を作ります。その作品の編集されたものが
終盤に映されるのですが「えっ?」というような表情を残して
エンドロールが流れ始めてしまうんです。監督の遊び心なのでしょうが、
今作だけでなく、そちらの作品の結末も気になります。是非、HPで公開を!!

◇   ◇


男の嫉妬
女の嫉妬
人間の再生

話の軸は、こんな感じです。
現在と過去を行き来しながら
作品は進められていきますが、難解ではありません。

ただ、それは見た目の話であって
もし、登場人物たちの腹の中を映し出せたとしたら
グチャグチャのドロドロで、難解極まりなかったでしょう。

見えるところだけでなく
見えないところを如何に
見るか、見つけだしていくか
そこに、なにを感じとるのか

月並みな表現ですが
“これぞ、大人の映画”の呼称がピッタリでしょう。

☆彡     ☆彡

お目当てのペネロペ・クルス。
作中セリフまま、美しすぎ(驚)

オードリー・ヘップバーンを意識した
ファンには堪らないサービスカットも用意されています。

サスペンスも盛り込まれた
重厚な人間ドラマを、ぜひ御堪能下さい(笑顔)

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septaka

4.0切なく、寂しく、でもすっきり

2010年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

試写会では山本モナ嬢登場。
トークショー開始1分で寝てしまった。
ペネロペ・クルスのスタイルが良い、見たいな話でつまらなかったから。

映画の中ではちょっとぞっとする状況もあるけれども、
愛を追求するスタイルが盛り沢山。
親子、愛人、同姓、友人、献身、無償の愛など・・。
憎しみの愛?のようなものまで。
これぞ究極の愛のあり方だろうなあ?
私には理解できないけど。
愛憎を巡る殺人は日本でも多いけれど、
こういう事も発端だろうと思った。

全編に渡ってイメージカラーの真っ赤な絵、服、花が登場し、
イヤでも愛を感じさせる。

平和な終わり方だったけど、
見終わってからもそれぞれの愛情について考えさせられる良い映画だった。

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bluekitten