「“夏”映画の新たな代表作!」サマーウォーズ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
“夏”映画の新たな代表作!
最初あらすじを読んだ時は訳が分からなかった。
田舎の大家族の話にバーチャル・テロの話が一体どうやって絡む?
でも実際見てみると、そんな違和感を全く感じる事なくスッと作品世界に入っていけた。
現実世界とリンクする仮想世界“オズ”。突然謎の人工知能“ラブマシーン”にジャックされ、事態は大混乱から世界の危機へ。
そんな危機に、田舎の大家族・陣内家が立ち向かう。
まるでデジタル対アナログのような構図だが、そのどちらの讃歌となっている。
“ラブマシーン”との戦いのピンチに、“オズ”を通して世界中の人々が協力する。
陣内家(と健二)は栄おばあちゃんを中心に“家族の絆”で固く結ばれ、最後まで諦めない。
デジタルとアナログのバランスの良さの描かれ方に好感。
細田守監督の演出と奥寺佐渡子の脚本が実に巧み。
この作品も何度も見たけど、何度見ても飽きない。
テンポの良さやハラハラドキドキ感、楽しさや満足度は秀逸で、心地良さを感じるほど。
栄おばあちゃんの手紙には心打たれる。
“夏”を描いた映画の新しい代名詞。
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