劇場公開日 2010年1月30日

  • 予告編を見る

「百三十万円とバツイチ女」おとうと TOKUSHIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5百三十万円とバツイチ女

2010年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

蒼井優ファンなので、観ました。
周りは年齢層高めでしたが、楽しめました。

蒼井優の語りから映画は始まります。
鶴瓶演じるやんちゃなおじさんと姉である蒼井優の母、吉永小百合との家族を巡る物語。

やんちゃな弟をもった姉、吉永小百合は寛大すぎるお姉さんなのです。
迷惑をかけつづける弟をいつも心配し、いつしか弟は病を患い、いまわの際がやってきて、
まぁいわゆる僕が言う「死んじゃう系」なのですが、
重みが違う、というか。
死がメインではなく、
兄弟愛を描き出しています。

どんなに迷惑をかけ、
縁を切ると言っても、ふらふらしている弟を心のどこかで想う姉の力強い優しさに、感涙です。

吉永小百合さん、会心の演技力です。
美しい、発する言葉の音が。
まさに大女優。

蒼井優も自然と溶け込み、安定した存在感でした。
加瀬亮の素直な雰囲気は染みます。

日本映画良いです。

TOKUSHI