「手がかかるほど可愛い」おとうと MAPLEさんの映画レビュー(感想・評価)
手がかかるほど可愛い
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原作を読んだ時にぼろ泣きしました。
映画化されて、弟が随分長生きしていてびっくり笑
弟の存在を恥に思う人達ばかりの中で、3兄弟の真ん中の姉だけが弟を心底想っていて、いつも弟の尻拭い。
原作では兄がおらず姉と弟のみで、両親との距離感があったため、より一層絆が強く、姉が弟の心情をよくわかっていたと思います。
そこが大きな違いに感じましたが、姪の結婚までめちゃくちゃにし2代に渡り弟の存在が影響する演出が、一族の恥部感を増し、現実味が増して良かったです。
他の部分が一切ダメでも、1番温かみに敏感なのは弟で、そのお陰で、姪も素敵な再婚。初婚の夫と加瀬亮の対比が素晴らしかったです。
姉の無償の愛はとてもよくわかります。映画よりもっと深いかも?現実でも最終的にはもちろん面倒をみるんですが、姉の弟の扱い方が親切すぎて、負い目がよく表現されているとも感じましたが、若干他人行儀な違和感もありました。
あとは、おばあちゃんも一緒に暮らしているからなのか、監督が老齢だからなのか、時代の割に暮らしぶりが古びていて、気になりました。電話の子機だけ、シャープ?笑
鶴瓶と商店街のおじさん達以外は全員台詞回しが嘘くさく、台本のせいなのでしょうが、ちょっと残念でした。
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