劇場公開日 2009年8月8日

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南極料理人のレビュー・感想・評価

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4.5等身大の南極観測隊

2009年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

南極観測隊で調理担当だった西村淳氏のエッセー「面白南極料理人」「面白南極料理人 笑う食卓」を映画化。

原作を読んだことがあるんですが、元々面白いエッセーでしたが、映画になるとは思っていませんでした。映画になっても、その面白さは失われていません。しかしながら、劇ではないので、少し冗長かなぁと思うところも。セリフの無いカットが多いんですよねぇ。その辺りをきちんと締めれば、もっとテンポある映画になったのかと思うんですが・・・、と、ここまで書いて気が付いたんですが、のんびりした雰囲気を出すために、セリフの無い、一見無意味と思われるカットを多用したんですかね? だとすれば、間の伸びた感じは充分通じました。

主人公にして原作者の西村淳氏を演じるのは堺雅人。原作本の著者の写真を知っていたんですが、こう言っては西村氏には大変失礼ですが、本人よりだいぶカッコいいですね。で、西村氏は海上保安官で、現役時代は特殊警備隊(本人の著書「面白南極料理人 名人誕生」どおり。特別警備隊ではないかと思うんだけど・・・。)も乗船する準特殊警備船に乗っていたとのことで、警備訓練も受けていたと取れる記述があるんですが、堺雅人はそう言う武闘派の雰囲気は全然無いんですけどね。それから、堺雅人本人は、実は全く料理をしないので、この映画のために料理の特訓をしたそうです。その割に、手元を写すシーンは少なかったかな?

ついでに。西村氏は都合二回南極に行っています。映画では最初の南極行きとして描かれていましたが、原作となった本の方は二回目の南極行きに関してのエッセーなので、その辺りは少し事実とは異なります。まぁ、初めての南極行きのときの話とした方が面白いですからねぇ。

テーマがテーマだけに、食べるシーンばっかりです。結構お腹が空きます(笑)。南極観測隊の生活を等身大に(たぶん)描いた作品です。笑あり、涙は・・・無いですが、笑える面白い映画です。

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勝手な評論家

4.5鶏の唐揚げは180℃で2度揚げ

2009年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

ひょんなことから、南極に単身赴任することになってしまった妻からも娘からも爪弾きにされている料理人が主人公です。

これといった派手な展開があるわけでも、まして、天候が急変して全員が窮地においこまれていくスリリングなシーンがあるわけでもなく、寺内貫太郎的な食卓のシーンが中心です。

実際にはこんなに豪華なものばかりが食卓を飾るとは思いませんが、次から次への手間をかけた料理の数々。

その料理をおいしそうに頬張る個性的な隊員たち。
それを母親のようにニコニコしながら見守る堺雅人演じる料理人。

極寒の地で1年以上もたった8人で顔をあわせ暮らさなければいけないとなるといろいろな行事と食事でメリハリをつけなければ持ちませんよね。

全編笑いが中心のなか所々でほろっとするシーンも

唐揚げのシーンではもらい泣きしそうでした。

結構おすすめの映画です。

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赤いおじさん

4.0隊員たちの悪戦苦闘を無責任に笑う

2009年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

昭和基地からも遠く離れ、富士山よりも高い南極ドームふじ基地。鳥さえ飛んでいない氷だけの世界で、毎日毎日、同じ顔しか見ない生活。出掛けるところもない。そんな不自由な生活を、少しでも楽しくしようとアタマをひねる隊員たちの行動が、トリビア的につまみ食いできる。
時には隊員たちの悪戦苦闘に笑い、遠く離れた家族に冷たくあしらわれる姿には「うーん、あり得るよなー」と同情どころか意地悪く笑う、第三者的に隊員たちを観測する2時間5分だ。
隊員たちのわがままに文句もいわず、隊員たちのために料理を作り続ける堺雅人のはにかんだような笑みが生きた作品で、キャスティングがいい。
医療担当のドクター(豊原功補)の存在が楽しく、最後まで笑わせてくれる。
「たまたま、やりたい仕事がここでしかできなかった」と語る雪氷学者/本さん(生瀬勝久)たちの帰国を迎えてくれるものは・・・?
意地悪く笑ったことも忘れ、「よかったね」と声を掛けたくなる。

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マスター@だんだん

4.5未知の世界

2009年8月1日
鑑賞方法:試写会

楽しい

南極のイメージは、やっぱりペンギン。
基地の隊員が、何を食べてるとか、今まで特に考えたことがなかったので、
この映画は、新鮮に感じました。

う~ん、男の人が、豪快に食べてると、美味しそう!
味わって食べてるの?って突っ込みたくもなったけど・・。

キャストが個性的で、それも楽しめます。

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ぷらねっと