南極料理人のレビュー・感想・評価
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こんなに笑った映画は久しぶり
南極の基地という閉鎖的な空間でのおっさんたちの愉快な飯テロ映画。
普通南極というと厳しい環境でもそれぞれ工夫して懸命に生きている動物たちが思い浮かびますが、今作の舞台であるドームふじ基地にはペンギンもアザラシもいません。
ただ、個性豊かなおじさんが暮らしています。
それぞれ様々な問題を抱えていたり、葛藤があったり、でも、最終的にはみんなハッピーエンド。
本当に観ているだけでこちらまで幸せになれます。
映画はだらだらと進むので、長く感じましたが、それもそれで長い長い南極滞在のようでした。
この映画は南極観測隊よりも、題名の通り南極基地でのご飯がメインなので、とにかく料理が美味しそうです。
極寒の中仕事を終えて、皆が食卓につき、貪るように料理を食べる。
伊勢海老のエビフライ、シンプルおにぎり、ラーメン、フォアグラ、中華料理、朝からカニ、なんちゃってラーメン
保存できる食品だけなのにかなり美味しそう。
勿論、おじさんたちの少年のように楽しそうな雰囲気も今作の魅力です。
会話のレベルは中学生。
麻雀にボウリングに誕生日会、本当に楽しそう。
是非ともこの仲間に入れて欲しいです。
この仲間ならどんなに辛いことも乗り越えられそう。
「うまい」
終わり方も良かったです。
ビーチバレーもできて良かったですね。
何人にも勧めた映画
南極観測隊
と聞いて知っていたのは昭和基地なんだけれど
ここは そこからも遠く離れた内陸の観測所。
そう、南極大陸ってめっちゃ広いんだった。
この映画の見所はもちろん ご飯。
でも ちゃんと研究(仕事)もしてる。
極地なので 冬はずっと夜だし
夏は ずっと日が沈まない。
ムサイおっさんがいかに暇をつぶすかの物語。
そう言えば最近 宇宙船で過ごす人材についての適性が書かれた英文を読んだ。
人とのコミュニケーションを得意とする人は、実は向かないのだと言う内容だった。
うちに篭るタイプの人の方が向いていて、社交的な人はそのうち 他の二人以上から仲間外れにされる傾向があると、研究結果が出ているらしい。
え?逆じゃないの?と思ったが よくよく考えると
なるほどそうかもと思う。
多分 ウザい のだ。
こういう観測隊という閉鎖された環境もきっとそうに違いない。
これを勧めて ハマらなかった人はいなかった。
そしてもれなく「エビフライとラーメンが食べたくなった」と言った。
名人芸の応酬
好きな日本映画
評価高いですね。久しぶりに世間的評価と私の中での評価がかなり乖離し...
肉焼いてるだけなのに楽しいです。
8人のおじさんがひたすらわちゃわちゃする話
カチンコチン新聞
友花のナゾナゾコーナーの答えが知りたい。
良い作品だとは思ったけれど、笑いのとり方にあまりなじめなかった。ゆるいコミカルなのはいいとして南極仕事の大変さみたいのは伝わってこないし、夜中に勝手に食ったり、水使いまくったりをオジサンがやるもんだからほっこりしなかった。おじさんの仮病とか。
男達が協力して成し遂げてる感じや仕事の厳しそうなところが全くわからなくて余暇タイム充実してる人たちみたいに見えてしまったのが期待と違っていた。ラーメンのエピソードも 麺とスープがあればもう他に何もいらないとか切実な感じで言っていたが、麺食い尽くしたのお前だろうがと思った。仕事で来てるのに違和感多かった。電話オペレーター何故か来たし。
料理はどれも素晴らしく良かった。
食と大切な人
ぼーっとAmazonプライムでみました。
映画って起伏があるものが楽しいって思ってました。
この映画は良い意味でずーっと、ぼーっと見てました。
大変な環境で作る料理って美味しそうに見えます。塩むすびさえもご馳走に見えます。
堺雅人さんが演じる料理人はどれも美味しそう。みんな美味しそうに食べます。
見ていて気になるのは誰も美味しいという言葉を一切口に出さない。
変だなと思いながらも、がっつくさまで表現しているのだなぁと勝手に解釈をしていましたが、どうやら違うのかもしれません。
遠く離れた土地で家族とあえず、好きなことも出来ない。まるで監獄のような生活でポップに明るく描かれていましたが、実際はもっと大変だと想像できます。
そんな生活がやっと終わり家族と対面し、遊園地で最初に食べた、袋にタレがこぼれたテリヤキバーガーを食べた時に出た「うまっ」とついこぼれた言葉。鳥肌がたちました。
南極大陸に行く前に奥さんに作ってもらったベチャベチャのからあげ。南極大陸でふてくされて隊員の仲間が自分達で作ったベチャベチャの唐揚げ。その唐揚げを食べて奥さんの唐揚げを思い出し涙を流してしまう。
やはり大変だし、家族に会いたい。
タレが袋に付いていてベチャベチャのテリヤキバーガーを食べてようやく南極大陸に行き、帰ってきたのだと実感し、家族との幸せを噛み締める一言だったのではないかなと思います。
南極大陸では一切でなかった「美味しい」という言葉、あんなに美味しそうなのに出てこない不思議な感覚は最後の一言により全てを成立させ、物語がより深く胸に入ってきました。
とてもおすすめの作品だと思います。
やっぱり大切な家族と食べるご飯が1番美味しいんですね!
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