「寒いんだけどあったかい」南極料理人 kalichan88さんの映画レビュー(感想・評価)
寒いんだけどあったかい
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南極観測隊の調理人係として8人分の食事を用意する西村。次第にみんなと打ち解けていく様子や毎日の料理を一生懸命作ったり、リクエストに答えたり、坦々とした毎日を面白くも優しく描く。
料理好きが作る料理が美味しいのは、料理が好きである事が一種の才能だからなのかもしれない。気持ちがこもっているから美味しいんだろうなんて当たり前の事を感じ、納得しかけたところで・・・映画の最後の一言にはイスから転げた。だってまずそうだったんだものアレ。ものすごく。そこであの台詞となると、気持ちがこもるとかそういうのは関係ないのかも。自分が幸せな時に食べる食べ物が美味しい食べ物なのかもしれないと思った。そういうメッセージ?
日本人はどうしてラーメンがあれほど好きなのか。米国の街では日本人同士の間で「あそこのラーメン屋は美味しい」とよくラーメン屋が話題になる。ラーメンなしでは生きられない人種らしい。「ラーメン」という言葉に既にその香り、味、音、意味などが含まれていて、何故だか人を幸せにするようだ。
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