「俺たち、気持ちはもう完全にエビフライだからね」南極料理人 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
俺たち、気持ちはもう完全にエビフライだからね
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映画「南極料理人」(沖田修一監督)から。
冒頭のシーンから「やられた・・」(笑)
最初から最後まで、目が離せないほど面白かった。
お笑い芸人出演のテレビ番組よりも、私にはウケた。
その中から、気になるフレーズを選んでみたが、
貴重な食材「伊勢海老」をどう料理するか、を
南極隊員8人で決めるシーン。
料理担当は、せっかくの「伊勢海老」だから、
「刺身でしょう、普通」と説得するが、
他の7人は「海老」と言えば「エビフライ」と決め付ける。
「でかすぎます」「他にあるんじゃないんですかね、ゆでたり」
そんな料理人の忠告にも耳を貸さず、とどめの一言は
「俺たち、気持ちはもう完全にエビフライだからね」。
仕方なく、伊勢海老をエビフライにして、テーブルに出すと
「なんか遠近感、狂うな」と呟きながら、最後には
「やっぱ、刺身だな」「うん、刺身だよ」と口にする。
これは、ホンのひとコマ。
極限の状態で生活していると、判断を迷うんだよなぁ。
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