「真剣な生活に潜むボケはそれだけで秀逸なコント。」南極料理人 ナカちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
真剣な生活に潜むボケはそれだけで秀逸なコント。
家族愛も一部は含んでいるが、それはこの作品を締めるため。
食べることを焦点に当てた真剣な生活というボケを散りばめたコントは秀逸だ。
海老フライの天丼やラーメンの天丼はしつこくなく、且つあっさりしすぎず、クスクスと笑える。
2回も“天丼”で引っ張るということは、この“天丼”も料理にかかっているのかな、なんて思ってしまう。(ちなみに作品中に天丼は出てこない)
最後の長回しでの食卓シーンはアドリブなのか、堺雅人は頭突きされてるようだし、きたろうは“隊長”役から離れ“きたろう”そのもので、面白い。
爽快な読後感(いや、観後感)で、そして良い作品を堪能できた。
最後に、ビーチバレーのシーンだけは納得がいかない。
日本に帰ってからのシーンなんだから、ヒゲや髪はさっぱりしておいてほしい。空港についた時はキレイになっていた生瀬勝久もボサボサだったし、時系列的にオカシイ。
ましてや付けヒゲはプロピアが協賛しているんだから、それをとればすんだのになぁ。
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