劇場公開日 2009年5月23日

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「アクションで幸せ気分、ちょっと珍しい」チョコレート・ファイター マージョさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アクションで幸せ気分、ちょっと珍しい

2010年1月21日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

初タイ映画にして、初めて劇場で観たアクションもの。
あらすじは単純明快…てか雑(苦笑)だし、詳しい人なら格闘の巧拙に注文が出るかもしれないが、素人の私には気にならない。
巣鴨風ファッション(パンフより)さえ魅力的な主人公の可愛さと、鮮やかな身のこなしを、たっぷり愛でた。
ちんぴら→大人数→障害物→武器→プロ集団と、敵の難易度アップも愉しい。もう20分長くても良かったくらい。
細かな粗探しなど二の次だと思う。冒頭の監督の献辞、主演ジージャーが映画界に入った経緯、主要から端役に至るまで充ちる命を張ったガッツ。不思議な幸福感と共に、声援を送りたくなった。ここには映画とアクションへの、素直な愛があるからだ。
なお、蛇足ながら微妙なタイ流メイクについて。
ゼンの母親は序盤、仲間の屈強なオカマと区別がつかなかった。いくらマフィアの一員とはいえ、小雪風のたおやかな素顔を、あんなこってり塗らんでも…一目惚れした阿部寛、透視能力でもあるのか。
本作完成まで四年。続編では、ゼン(ジージャー)もすっかり大人のはず。この可憐な美少女が万一、殺しても死ななそうな濃厚メイク女になってたら、私は泣く。ワイヤー・スタント・CGに加えメイクもノー!監督、どうか宜しく。

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マージョ