なくもんかのレビュー・感想・評価
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笑えるしほろりとする場面も
休日にのんびり鑑賞でも仕事帰りに軽く鑑賞でもOKな感じ。
セットの細部にもクドカンの拘りが・・・
阿部サダヲさんの人柄がにじみ出ていて本当に楽しい映画でした。
何回見ても笑えそう。
しっとりする場面もありです。
気分を軽くしたい時に。。
クドカン、阿部ワールド
気楽に笑える
シリーズ化しても面白いかも?
見所、安部サダヲ。
彼が動いたり喋ったりするだけでもうメチャクチャ笑える。
本を読みながらウグォゴォォォ!と地響きのような泣き声を上げるシーン、最高。ラスト近くの漫才シーンも、普通の芸人より堂に入っているのがスゴい。
“究極のお人好し”という役柄にもピタリとはまっていて、ただ笑わせるだけでなく、涙も誘う懐の深さ。
「この映画の8割は安部サダヲで出来ている」と言っても差し支えないほどの当たり役だ。
個性溢れる商店街の皆様や、やたらカッコいい竹内結子も笑わせてくれる。たいていの映画で邪魔になる(失礼)子役の演技も、なかなか達者で気にならない。特に娘役の子は巧かった。
とまぁ役者に救われてはいるけど、物語の展開はまとまりに欠ける。
何よりちょっと長すぎるかなぁ。最後の沖縄に行く展開は映画の締めとして用意したんだろうが、沖縄に行く前にだいたいの問題はカタがついてたし、最初のシーンとの収まりも悪い。
わざわざ話を広げず、あの商店街で決着させれば良かったのに。
とはいえ、今まで観た水田伸生監督作品の中では一番楽しめた。
やっぱりキャラクターが魅力的な映画はいいですね。
笑える人情モノとしてシリーズ化してもいいかも。
ハッピーに笑えてチョッピリ沁みました
幼い頃、親に捨てられ、弟とも離れ離れになったまま、他人の中で育った主人公の山ちゃん。
父に置き去りにされたハムカツ屋の人々が大切にしてくれるのを気遣い、家では泣かないと決め、辛いことが有ると神社の片隅で号泣。
いい人として生きようと(?)、商店街の人々のチョットしたお困り事を次々と引き受け、「山ちゃん悪いね?」と言われると「好きでやってますからぁ~」と引き受けが過ぎて、自分の事が出来なくなり、妻に呆れられる日々。
そんな彼が、どうやって心のバランスを保っているのかが判った時、爆笑しながらも、ちょっと悲しかったり、少し安心したり。
描き様によっては、暗くてつまらない話になりそうな物語を、ハッピーに笑えて、チョッピリ沁みる作品にしている、宮藤官九郎さんの脚本と、阿部サダヲさんの演技、そしてそこにテンポの良さを加えた水田監督、素晴らしいです。
山ちゃんには、前作『舞妓haaan!!!』のキミチャン程、破天荒はないけれど、こんな感じのクドカン作品もステキと思いました。
すき焼きのシーン、沁みました。
中途半端~。。。
笑い有り、涙有り、・・・というか、笑いきれず、泣ききれずといった感じ。
泣かす場面で腰を折るような笑い!また、その逆。
また、無駄なキャスト。その人でなくてもいいだろ!って感じ。
折角の豪華キャストがもったいない使われ方してます。
塚本演じる(大介)も、相方でなく例えば先輩芸人とかでも話にまったく影響ない気がする。
最後の沖縄エコ博も、子供たちの親が大臣だからと、その辺りのストーリーを描きたかったのだろうが、大臣の出番あっさりしすぎ。折角の陣内(大臣)が正直、陣内じゃなくてもいいんじゃねー?ってくらいの出番でした。
しかも、大臣良い人そうだし。これで子供がそこまで嫌う理由がわからん。
これなら、瑛太演じる(祐介)が出演している番組のスポンサー社長が、子供たちの親という設定の方が、ドラマチックで面白そう。
泥棒騒動も映画を見終わる頃には記憶の片隅へ・・・この事件が主人公に与える影響はまったくなく、話は進む。
なんか、やりたい事をすべて詰め込んだら各エピソードが薄すぎてなにも伝わらないという感じ。
これが、1クールの連ドラならそれぞれのエピソードや、徐々に変化していく人間の感情などが伝わり面白いと思う。
決してつまらなくは無く、シーンでみれば面白いが全体を通してみるとなんか、すっきりとしないものが残ります。
個人的には「舞妓Haaaan!!!」の方がすごく面白く感じます。
なかなか、おもしろかったです。
アベサダ泣きすぎじゃ!
地球へのやさしさも意識した人情喜劇
『舞妓Haaaan!!!』チームが再結集。
前回はイマイチ乗り切れなかったのですが、
今作、どういうわけだか乗れそうな気がして、
過度な期待はせず、はずれでもいいや、くらいのノリで行って来ました。
劇場は、ほぼ満席。
おじさん、おばさんから、
学生さんまで、幅広い年齢層で
なんだか、空気がモワっとしていました(苦笑)
☆彡 ☆彡
映画の全部が全部
これだと困るけど
たまにはこんな作品が
あってもいいんじゃないかな(笑顔)
『舞妓Haaaan!!!』
よりも楽しかったし、面白かったです。
瑛太くんと阿部さんの
漫才が普通に笑えたのが
一番のサプライズでした。
小ネタを含めた笑いと、
家族愛、親子愛といった人情が
40年秘伝のソースではありませんが、
上手い具合にミックスされ、笑いと涙とあったかさをもらうことができました。
と、実は
もうこれ以上
ストーリーに関して書くことがない(苦笑)
頭も心もからっぽにして
リラックスして観てみましょう
くらいかな、あと言えるのは。
竹内結子さんファンとしては
『サイドカーに犬』のヨーコさん
キャラを久々に拝めてうれしかったです。
『ジェネラルルージュの凱旋』
田口公子さんを、もう少し男っぽくした感じです。
☆彡 ☆彡
そういや、高校時代。
部活動の帰りに、こんなお店で
30円出して、出来立てホクホクの
ハムカツではありませんが、コロッケを食べていました。
今でもあるのかな、あのお店??
人情喜劇
まさにこれがピッタリの作品です。
なくもんか、と我慢せずに、感動したときは、
思い切って、なきましょう!我慢が一番体に毒ですよ!!
なけるもんか。
「舞妓 Haaaan!!!」の宮藤官九郎、水田伸生、阿部サダヲが
再結集して作ったワリには、かなりノーマルな作品だった。
クドカンの脚本も今回はかなり普通で控えめ。
演じる阿部サダも普段のテンションをかなり下げての好演。
喋りが苦手な瑛太(爆)に笑いをとらせるなんてことまでして。
なんだ?新たなチャレンジか?と思ってしまった^^;
番宣で阿部サダがそのことに触れており、
やはり普段のテンションとはまるで違う脚本に驚いたそうだ。
でも今作を観て、台本通りに演じ分ける俳優も達者だよなと、
改めて阿部サダヲという役者魂に感嘆した。
彼でなくても演じられる役を(ムリな部分もあるにせよ^^;)
サラリと演じ、竹内結子や瑛太を盛り上げる位置に乗じた。
彼なりに「目立つもんか」という感じである。
で、その引き立てでかなり良かったのが妻役の竹内結子で、
いつもの演技を笑攻撃的に演じ、夫を慕う妻を好演している。
じゃあ俺も頑張らなければ、と瑛太はかなり空回り気味に?
笑いのとれない情けない弟を好演、最後まですべっている。
二人とも「負けるもんか」の境地で演じている。
この人が描く世界観は、観る方をもかなり選ぶが^^;
演じる方も、つかむまでが大変なのでは?と思う。
人情的なほのぼの場面の次のシーンでいきなり暴力とか、
ブスだデブだ痴呆だと言えない台詞をも平気で吐かせる。
まさに「一筋縄でいくもんか」の独善先行主義。
それでもどこかで、あーそうなんだよねぇ。と分かる自分が
現れるのが観ていてなんとも不思議なのだ。
面白かったのは、人間の裏事情をサラリと見せるところだ。
主人公がイイ人。で通している裏ではあんなことをしていた。
エコだエコだと喚いているお偉いさん。も裏ではこんなだった。
相方を支える先輩。も実は相方より情けない裏を抱えていた。
今作に出てくる人間たちは、皆何かしらの裏事情を抱えつつ
それでも笑顔で踏ん張り生きている普通の人間たちだった。
人生なんて皆こんなもんですよ。と
後ろで、皆川猿時に笑われているような寒気も覚えるが^^;
あの商店街であのハムカツはぜひ並んででも食べてみたい。
ハムカツといえば、子供の頃に毎度薄いものを食べていた。
でも学校給食のソースだけは「かけるもんか」の境地である。
(お母さんにはタモリ倶楽部やブラタモリを見せたらどうだろう)
パワ-アップ
まあ、あまり期待はしてませんでしたが、笑いました。(声が出ました)まず、いしだあゆみのぼけっぷりは、最高でした。昔の研ナオコのようです。
そして、竹内由子の綺麗さ。舞妓Haaanの様なナンセンスぶりは無くて、阿部サダヲパワ-アップしたなと思います。ちゃんと話の筋も通っています。阿部サダヲの人の良さっプリも許せる範囲内です。結婚のシ-ンも祝福してあげたくなりました。 面白い。少しストレス解消になる映画です。そしてお腹がすきます。
役者陣は好演でした。
面白かったのですが、2時間以上をかける内容ではなかったかなぁ。
スコア、A-かB+か迷います。
「舞妓Haaaan!!!」よりもっと笑えるかな、との過剰な期待がアダになったのか、隣のオバちゃんの(そんなとこまで笑わんでええやろ!デカい声で的な)笑いが障害になったのか、あんまり楽しめませんでした。
クドカンも安陪サダヲも好きなのに・・・
最後の「エコ博」のラストの漫才、瑛太が心情を吐露する大事な場面なのに感情移入できず、「長い・・・」と思ってしまいました。
少し悲しくはなったのですが、やっぱり集中できず「安陪サダヲけっこう綺麗やな。」なんて関係ないとこを感心したり。
竹内結子がよかったかなぁ。
あんなに綺麗なのに瑛太を足蹴にしていた所はスゴかった。
口癖の「うすら寒い」・・・自分も、これから使ってしまいそうな言葉が耳に残っている。
ラストのエコ博、ショボすぎ
幼くして知らない家に居候となり、知らない人々の中で、自分の居所を掴む術を身に着けた裕太。その術とは、「他人に尽くす」ことで、誰からも愛される自己を形成することだった。そして、いつしか「他人に尽くす」ことを「好きでやってるんだから」に置き換えてしまった精神的な歪みと、生来の過剰な優しさが、悲しくもあり、可笑しくもある人情話を紡ぎだす。
残念なのは、終盤の沖縄エコ博だ。ショボすぎる。時間も使いすぎで全然エコになってない。伊原剛志のオヤジさんには笑えるけど、売れていく相方に対し、芸能界から抹殺される焦りを熱演した塚本高史を、あんなただの道化にしてしまったら可哀想だ。監督の水田伸生、脚本の宮藤官九郎、主演の阿部サダヲは「舞妓Haaaan!!!」と同じコンビだが、「舞妓Haaaan!!!」の方が最後までノリがいい。今作もいい映画なんだけど、エコ博が台無しにした。
竹内結子。依然は好きじゃなかったが、最近、見るたびに上手くなっていく。そして、綺麗になっていく。いまや、日本を代表する女優の一人だ。
主人公が幼い頃のあらましが描かれてからタイトルになるのだが、タイトルでじわっとくる映画も珍しい。
元気をもらました!
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