「殺す相手が間違っている。」ゼロの焦点 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
殺す相手が間違っている。
最初から犯人が分かってしまう。
サスペンスとは言えないストーリー。
自分の過去を隠す為の犯罪ってあるのだろうか?
殺す相手が間違っている。
こんなお人好しの女性はいないだろうし、こんな悪い女もいない。
こんな簡単に人を殺すことができるから『火曜サスペンス劇○』なレベルに日本のサスペンスはとどまっている。
昭和33年3月31日まで赤線があって、女性は男の食い物だった。だから、この話は昔の可哀想な出来事としたいのだろう。しかし、現在でもそれが無くなってはいない事を知っておくべきだ。女性は色々な意味で食い物にされているし、本当に食い物にしている。そう、今の戦争が無い日本の中でもね。
飢餓海峡とストーリーの組み立て方等が全く同じ。
崖が登場する起源の様な話。白黒映画のゼロの焦点を見た後、東尋坊には行って見た。飢餓海峡の時と同じ様に。どうしても最後の日本海が見たかったので。僕はこの本を読んで『日本って島国だなぁ』って『飢餓海峡』と同じ様に思った。
原作は小学6年の頃読んだが、小学生には絶対に分かるような話ではなかったね。崖の場面だけは覚えていて、点と線や飢餓海峡と読後感が混じってしまっている。
『ティファニーで朝食を』『日曜はだめよ』『プリティガール』の主人公はこの映画の主人公と同じ職業。その職業が良いとは思わぬが、描き方の違いは国民性の違いがあるのかって、思ってしまう。
最近『ちひろさん』って言う映画も同じ職業。日本も変わったのかなぁ?しかし、風俗嬢をリアリティで演技するなら『ちひろさん』の女優さんは『37セカンド』の女優さんの様な体当たりの演技を希望するね。そうすれば、もっと興行があがると思う。
エンドロールに流す曲は、山崎ハコさんの方がこの映画にはあっていると思う。山崎ハコさんは女性の『恨みつらみ』を奏でたら、右に出るものはいないと思うが。
『オンリー・ユー』のテンポが遅いような気がするが。