劇場公開日 2010年4月17日

「金儲けしたいなら、世界で通用するよい作品作って、全世界で公開して儲けてほしいです。」のだめカンタービレ 最終楽章 後編 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5金儲けしたいなら、世界で通用するよい作品作って、全世界で公開して儲けてほしいです。

2014年3月2日
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この映画を見てまず言いたいのは、前編でも書きましたが、なんでハリウッド映画の超大作の2倍の料金とって、こんなしょぼいテレビ映画見せようとするんだよ、ということです。(私は後編はレンタルDVDで見たので、2倍の料金は払ってませんが・・・)。

いろんな人がいるから、100倍でも200倍でも、作ってくれれば、喜んでお金払って見るよ、という人もいるかもしれないし、これはそういう一部のファン向けの映画で、見る方が悪いということなのかもしれない。

でも、そんなこと映画の宣伝等で言うわけないし、注意書きがあるわけでもなく、通常の映画ファンはすごく困ると思うので、できればやめていただきたいです。

通常の映画ファンが、なんで日本映画見ているかというと、単純に見たいからというより、日本映画に頑張ってほしいという、サポーター的な気持ちも大きいと思います。

それなのに、狭い市場の、さらに狭い市場向けの映画作られても困ります。

通常の製品なら、生き残り策としてありなのかもしれないけど、夢を売る商売である映画産業では、ちょっと問題があると思います。

日本映画なんてせこくて安っぽいから見ないという人も多く、原価を考えるとハリウッド映画の超大作と同じ料金取ったら、日本映画なんて詐欺みたいな映画なのに、さらにこれはないと思います。

金儲けしたいなら、世界で通用するよい作品作って、全世界で公開して儲けてくれ!と言いたいです。

なんか、そこそこおもしろいんだけど、すごくさみしい気持ちになるのは私だけなのかな?

Push6700