「音コメ交響曲。」のだめカンタービレ 最終楽章 前編 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
音コメ交響曲。
原作はチラ見程度(劇場で冊子ももらったけど)^^;
TVドラマも(スペシャル版も)観逃していた始末で、
世間で大人気となっているこのドラマを、ちゃんと
観たのは今作が初めてだったが、いや、面白かった!
交響曲が映画に乗り移ったような緩急付けが面白い。
これだけふざけた笑いがテンコ盛りで、
しかもクラシック音楽という難しい分野を勉強できる、
泣いて笑ってタメになる映画というのも珍しい。
ニュース解説でいうところの池上彰さんだろうか^^;
分かりやすい物語の心地良さを存分に享受できる。
世間が求めているのは、これね(爆)
おそらくこの話のいいところは、
単なるラブコメに堕ちることなく、一つの目的めがけて
頑張る人間達の集大成をオーケストラで魅せた部分、
努力を怠らないことの素晴らしさ、例え性格がネチネチ
しつこくても(爆)その言動が的を得ている人に対しては
誰もが一目置くものである。そういう人は常に奮起し、
その実績をものにするために日々の努力を怠らない。
そんな部分をきちんと観客にアピールしているところだ。
千秋ほどの天才?でも、
巧くいかないことは山ほどあり人生の成功者でもない。
でもクサらず^^;前向きなところがすごくいいなと感じる。
箸休め(にはなってないが)のような、のだめの存在も
彼の人物形成に大いに役立っている気がする(失礼か^^;)
いいカップルだな、うらやましいな、と思えた。
(料理が上手い&好きな男のヒトって最高ですしぃ~)
しかしそんな人生観なんてぬきにして(普通ぬきか^^;)
終盤は極上の音楽感に包まれ、うぉ~と気持ちいい。
ただしかし、これは前編なので…尻切れ状態で終わる。
千秋とのだめの今後も気になるが(といいつつ安心してる)
すぐに後編が観たいと思った自分にも驚いた。
4月まで間が空くので、原作本も読んでみようかな~?
(しかし2人のなりきり演技には脱帽。のだめガンバレ!)