「ロックンロール前夜」キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
ロックンロール前夜
ブルース〜ロックンロール〜リズム&ブルースとアメリカのルーツ・ミュージックをM・ウォーターズを核としながらレーベル、チェス・レコードを描く贅沢な伝記映画。
主要登場人物が多いから存分にそれぞれを描くのには物足りなさもあるが飽きることなく楽しめる。
中盤からビヨンセの見せ場になる歌唱力に飽々とストーンズのメンバーのクオリティの低さにもビックリしてしまう!?
リトル・ウォルターの破滅的な人生にM・ウォーターズとH・ウルフの険悪な関係性に滑稽なC・ベリーと魅力溢れる人物を間違いない役者陣が演じ物語もテンポ良くシカゴ・ブルースに触れるには良い教材的な作品になっていると思う。
若かりし頃にバスキアを演じた俳優が渋みを増しM・ウォーターズを演じているのも面白い。
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