劇場公開日 2009年3月27日

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「きっと家族も、きっとマーリーも、そして僕も幸せでした。」マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと いきいきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5きっと家族も、きっとマーリーも、そして僕も幸せでした。

2009年3月18日
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

悲しい



“おバカ”ブームに乗りたいのは分かるけども、何だ?この邦題はと、
 思わなくはないが、作品の方は、犬好きなら、動物好きなら、
 笑って、泣いて、満足できるでしょう。僕は満足です。

 動物モノではありますが、動物視点の作品ではなく、
 平均的な家族ではないかもしれないけど、あくまで夫婦の、家族の物語で、
 夫婦が飼う事になったセール価格で売られていた全く躾のなされていない
“マーリー”が家族の一員になり、子供が生まれ共に成長し、
 おそらくマーリーも大きな変化を与える仕事を、人生を、
 やがて訪れるその時までを描いております。

 そのマーリーが邦題的には“おバカ”であったと、自由であったと。

 おバカなヤツほど、世話の焼けるヤツほど可愛かったり、
 いとおしく思ったりで、
 そんなマーリーがホントにおバカかどうかは観て感じて欲しいですが、
 僕は確かに初めのうちはおバカだなぁと、おバカなだけなのか?
 と思っていたのに、子供との関わりはあまり描かれませんので、
 ほぼ夫婦のと言っていいのかもしれない変化を、
 気持ちを察しているような姿には、お前は計算してるなぁと、
 かわいいなぁと思ってしまう。
 おバカタレントと呼ばれる人々も、消えていかなければ、
 その人物は相当努力してるってことでしょうな。

 ラストでは泣いてしまうだろうな、というのは思っていたけど、
 オチはついていたが
 浜辺での“解放”というシーンでもウルッとしてしまった。いいシーンだ。
 ベタだけど家の外から窓を通して家族の様子を、変化を、
 幸せを見守るシーンもいい。

 ジェニファー・アニストンがあまり魅力的に見えなかったのは、
 ちょっと残念。

 でも、十分満足。

いきいき