「きっと家族も、きっとマーリーも、そして僕も幸せでした。」マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと いきいきさんの映画レビュー(感想・評価)
きっと家族も、きっとマーリーも、そして僕も幸せでした。
☆
“おバカ”ブームに乗りたいのは分かるけども、何だ?この邦題はと、
思わなくはないが、作品の方は、犬好きなら、動物好きなら、
笑って、泣いて、満足できるでしょう。僕は満足です。
動物モノではありますが、動物視点の作品ではなく、
平均的な家族ではないかもしれないけど、あくまで夫婦の、家族の物語で、
夫婦が飼う事になったセール価格で売られていた全く躾のなされていない
“マーリー”が家族の一員になり、子供が生まれ共に成長し、
おそらくマーリーも大きな変化を与える仕事を、人生を、
やがて訪れるその時までを描いております。
そのマーリーが邦題的には“おバカ”であったと、自由であったと。
おバカなヤツほど、世話の焼けるヤツほど可愛かったり、
いとおしく思ったりで、
そんなマーリーがホントにおバカかどうかは観て感じて欲しいですが、
僕は確かに初めのうちはおバカだなぁと、おバカなだけなのか?
と思っていたのに、子供との関わりはあまり描かれませんので、
ほぼ夫婦のと言っていいのかもしれない変化を、
気持ちを察しているような姿には、お前は計算してるなぁと、
かわいいなぁと思ってしまう。
おバカタレントと呼ばれる人々も、消えていかなければ、
その人物は相当努力してるってことでしょうな。
ラストでは泣いてしまうだろうな、というのは思っていたけど、
オチはついていたが
浜辺での“解放”というシーンでもウルッとしてしまった。いいシーンだ。
ベタだけど家の外から窓を通して家族の様子を、変化を、
幸せを見守るシーンもいい。
ジェニファー・アニストンがあまり魅力的に見えなかったのは、
ちょっと残念。
でも、十分満足。
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