「家族全員に見せたい作品」マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと MAPLEさんの映画レビュー(感想・評価)
家族全員に見せたい作品
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犬を飼うということ、その素晴らしさ、家族全員の人生に深く刻まれる犬の存在感が存分に表現されています。犬を飼った事があれば愛犬との生活とまるごと重なるはずだし、飼った事がない人にはぜひ見て欲しいです!
これが扱いやすい犬なら愛玩犬映画で終わってしまうけれど、マーリーが非常に飼いにくい犬なのにも関わらず、マーリー以外の犬を飼う毎日と同じように、最初から最期まで家族の一員として大きな影響力を持ち、必要とされていて、「犬を飼う生活」のリアルさが伝わってくるポイントだと思いました。犬を飼うのは手をわずらわされる時も沢山あるし、良い事ばかりではないけれども、それ以上に素晴らしい。そして子供を持つ事はその上をいく。
新婚夫婦が犬を飼い、仕事や家族計画を立て、妊活し、親になり、夫婦ともにワークライフバランスに悩み、子育てに追われ怒涛の日々を過ごし、家族になる約10年間に、マーリーは生涯一員として全て参加して、都度都度家族の気持ちに寄り添っています。
登場人物の性格が皆とても真っ直ぐで、好感を持てました。主人公より大きなキャリアを手に入れたセバスチャンとの対比が、仕事では補えない、家庭を築く素晴らしさをより一層引き立たせています。
子供達とマーリーの描写がもっとあっても良いような、、子供が産まれる前からマーリーはいたから、夫婦とマーリーの関係性が子供達とマーリーより深いのは当たり前なんだけれども。
ジェニファーアニストンがとても魅力的です。マーリー役の犬がマーリーの成長に応じてちょいちょい変わって、最期は全く違う顔になります。
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