劇場公開日 2009年10月24日

「レビューのアベレージを下げてすみませんが」僕の初恋をキミに捧ぐ 77さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0レビューのアベレージを下げてすみませんが

2011年10月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

テレビでやらない限り出会わないタイプの作品ですが、もしかしたらとってもいい作品との出会いを逃すことになるかもしれないし、私の映画を観るスタンスは来るもの拒まずですw

観てみて、まずみなさんのレビューの評価の高さに驚きました。
観る層が限られているからでしょうか。

序盤から色々思うことはあったけど、壇上からの告白でこりゃダメだと思いましたw
原作は未読で、そもそも漫画を実写化すること自体疑問におもってますが(ごく稀に原作超えもあるけれど基本ハイリスクノーリターン)、
今作は特に作者の妄想を実写化して変にリアルにしちゃうと本当にきつくてついていけません…w
そういうところは私も10代だったら楽しめたかもしれないのですが、
この高評価の嵐の中書きづらいけれど中高生ならまだしも、これで感動してしまう大人の方がいることに不安すら感じてしまいます。
感性は人それぞれだから面白いのですが、この映画から死や愛の重さを感じとったのならそれは少し悲しいことだと思います。
目先の感動のために結局重いテーマである命を軽視してるからです。

観る前は“内容はネタ満載だったけどきゅんきゅんはできた”みたいな感想になるかなと思っていたのですがw、なんだかとっても腑に落ちない感じです。
自分が年齢を重ねたから(といってもまだ20代前半の子供ですが)純粋に楽しめないのも多いにあるとは思うけど、学生の頃のドキドキを思い出す起爆剤にならないほどの駄作でした。

岡田くんのかっこよさだけが救いでしたがw、コメディじゃない少女漫画のノリの作品にハタチ超えてる役者さんを使うのは気恥ずかしいものがありました。

釣りやすい題材ではあるしそれなりにヒットしちゃうのが今の映画界ですが、課題を淡々とクリアするだけ、のようなストーリーに作り手のやる気が全く感じられませんでした。

77