「青木琴美作品は漫画で読むのがベスト(痛感)」僕の初恋をキミに捧ぐ さなさんの映画レビュー(感想・評価)
青木琴美作品は漫画で読むのがベスト(痛感)
これ以上ない俳優陣を揃えたし、途中泣けたりもしたけど、終わってみるとイマイチしっくりこないというか、なんか空虚。
そもそも逞の「余命宣告受けているから大好きな女の子と別れる」という物語の入口も早々にブレてて萎える。
手つなぎながらじゃれあう岡田井上がかわいかったけど、中学生の設定と気づき、さすがに無理があるだろと。途中ベタベタしすぎる繭もさすがにうっとうしい(少女漫画原作とはいえ、映像化するならバランスって大切だと思う)。
学園のアイドルでありながら孤独を抱えていたり、めちゃくちゃキーパーソンのはずの鈴谷に全く揺さぶられないので、ここだけは正直ミスキャストだった気がする。
今の美しく凛とした井上真央も好きだけど、この頃の喜怒哀楽全てが可愛い彼女も大好き。
鈴谷の何気に重く深い「自殺の手伝いみたいな真似できるかよ」のセリフ、志賀廣太郎さん、忘れた頃に登場して浄化していく窪田正孝…は良かった。
前情報なく観ててエンディングで流れる平井堅の「ですよね感」も、もはや清々しかった。
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