「男の子と女の子」女の子ものがたり 漫画史研究家の本間正幸さんの映画レビュー(感想・評価)
男の子と女の子
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男の子が、様々な境遇や環境から努力し頑張る話なら、昔からいくつもある。
日本で地方に住む女の子が、上京し漫画家になる道と、子供時代からの親友二人との対比が素晴らしい。(涙)
最初は、ほんの僅かな違いと、努力によって運命は変わって行ってしまう。
周りに作家や芸術家になった友人がいなければ、この映画の持つ意味の深さや、真実味は伝わってこないだろう。
原作の西原理恵子先生の作品について、私は【ぼくんち】の頃からのファンであり、その生きざまにも関心がある。
以前の作品に比べ、すっかり毒気を抜き、万人受けする内容に作品が変化してきたのも、納得がいく。
朝日新聞主催の手塚治虫文化賞を西原先生が受賞した際、朝日新聞のお偉いさんから、「何か面白いコメントを一言」と言われ、「私は、お笑いタレントじゃないんだから!」と、マジ切れしていたことを思い出します。
授賞式の後、西原先生に「【ぼくんち】のファンです。」
と、パンフレットにサインをお願いしたら、心良くサインしていただけたことを思い出します。
因みに、私の前に西原先生にサインをお願いしていたのは、映画や漫画評論家としても有名な小野耕世先生。(笑)
小野先生も、西原作品が好きだと言う。
その姿を見て、私も、好きな作品や、作家については、声を大にして好きだと宣言していきたい。(笑)
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