「オレ(わたし)にも、出してくれッ!?」わたし出すわ OverYoungさんの映画レビュー(感想・評価)
オレ(わたし)にも、出してくれッ!?
そんな風に思わずには、いられなかった人も、多かったのでは、ないでしょうか?
と思われる昨今(?)の世情を反映しているかのような作品でした。
マヤ(小雪さん役)みたいな美しき旧友に、大金を出してもらったりしたら、(男だったら?、)勘違い(?)の一つでも、してしまいそうなもんだが、…
映画の中の旧友達は、そんな有り得ない出来事にも、(始めは、驚きは、するものの)全くブレる事もなく(←1番ブレそうな←あくまでも、今までの役柄からの印象で!←小池栄子さんの役までもがっ!←コノ落ち着いた役柄も、後半で、実は、「当たった」張本人だからでした、ってオチが付くからなのだが…)、
あまりにも、(「そんな事も?有ろうわな」とでも言いたげに)淡々としているのが、妙で、印象的でした。
けど、やっぱり、当然(?)、"お金"に左右されてしまう人も出てくるわけで…
「(自分らは)、ドッチなんだい?」
と問いかけられてるような作品でもありました。
小雪さんみたいな正体(?)の見えそうで、見えない、裏や影が有りそうで、無さそうな、存在自体が、いそうで、いなさそうな感じ(?)は、本作のようなミステリアスな役には、まさに、ウッテツケだったのかもしれませんが、
東京に出て行って、株で、たまたま( ? ストーリーが、進むにつれ、知識や情報に、裏打ちされていたらしき事が、判明してくるので、…狙って ? )当てていたのでした(!?)、ってな展開では、
せっかくの神秘性も、何も有ったもんじゃない!
時代的にも、有り得そうな背景で、現代的には有っても、可笑しくない状況に、落ち着いてしまうのは、
せっかくの(?)有り得ない設定を上手く生かしきってない気もしていたが、ラスト近くに奇跡(?)が、起こって、「もしかして、コレって、因果応報説系?…なのかな?」と思えてくると、
マヤ(小雪)の御顔も、菩薩系に見えてこなくもない(?)…合掌