「夢の共演が現実に!ヒーロー映画の革命点」アベンジャーズ アルタイルさんの映画レビュー(感想・評価)
夢の共演が現実に!ヒーロー映画の革命点
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『アベンジャーズ』は、それまでに積み上げられてきたMCU作品群の集大成として、まさに“ヒーロー大集合”の名にふさわしいインパクトを持った映画です。トニー・スターク、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク……それぞれ主役級のヒーローたちが一堂に会し、ぶつかり合い、やがて手を取り合う。この流れだけでも観る者の胸を熱くさせます。
アクション、ユーモア、キャラ同士の掛け合い、そしてニューヨーク決戦のダイナミックな映像演出は圧巻の一言。ジョス・ウェドン監督の手腕も光り、群像劇としてのバランスも見事でした。ロキという魅力的なヴィランの存在も物語を引き締めています。
とはいえ、MCUを知らない人にとってはやや説明不足だったり、物語の構成が「集合」と「決戦」に集中しすぎているため、深いテーマ性には欠ける部分もあります。その点が完璧とは言えない要因で、わずかに評価をマイナスしました。
しかしそれでも、本作がヒーロー映画のジャンルそのものを変えたのは間違いありません。評価は4.5、エンタメとしての完成度は非常に高く、まさに「時代の象徴」と呼べる一本です。
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