アマルフィ 女神の報酬のレビュー・感想・評価
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キャストはすごいが・・
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イタリアに来た母子。やがて子が誘拐される。
主人公の外交官・織田裕二が捜査に乗り出す。
結局、かつて海外で起こった事故で妻を失った男が、
その事実を隠蔽した日本政府に憤慨して起こした事件だった。
子供はやがて母のもとに返され、
この男はイタリアを訪れていた大臣を捕らえる。
銃で脅され、大臣はカメラの前で洗いざらい口を割る。
大臣を殺し死のうとする犯人達を織田が説得、
何か強引な展開で成功し、ハッピーエンド。
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政府が隠蔽工作をするところ、
それを白日のもとに晒すべく身内が犯罪を犯すところ、
犯人が悪人でないところ、その犯人の心を主人公が解かすところ、
先月見た、相棒劇場版と同じだった。
また主人公が外交官というのは珍しいけど、
別に外交官の特権で金を湯水のように使う以外はあまり関係ない。
といったことで目新しいことも何もない、普通の映画。
また、やたらめったらイタリア語になって字幕が出るのも面倒。
映画を片手間で見ることが好きな人間として、
ベッタリ画面に張り付いてないと意味がわからない映画に
高い評価を上げることはできまへんなあ。
続編でやるというTVドラマも見るかどうか微妙。
誘拐で引っ張りすぎ・・
フジテレビの亀山プロデユーサーと織田裕二さんの名タッグシリーズ、織田さんは刑事ではなくセキュリティ担当の特命外交官。フジの50周年記念ということで破格の予算が付いたのでしょう、全編イタリアロケ。主題歌の「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」はアンドレア・ボチェッリとサラブライトマンのデュエットで大ヒットしましたが劇中でもサラの美声が聴けますのでお楽しみ。
一応、ミステリーなので詳細プロットは省きますがちっとも進展しない誘拐事件で引っ張りすぎでしょう、原作とも話が変っています、それでも伏線の張り方や役者で大体の予想は当たってしまいました。不可思議なのは脚本家のクレジットが無いことですが、何があったのかそっちの方がミステリー。(原作者と監督が共同執筆)
確かに映画では人物関係や行動に省略や不自然さが多いので原作者も不本意だったのかも知れませんね。
それに加えて不可解なのはタイトル、アマルフィーはちょっと出てくるだけだし、女神ってまさか天海祐希さん?、としても報酬って何?
まあ、記念映画にふさわしくローマの観光名所はきっちりおさえていましたね、イタリアまで行ってもやっぱり日本人ばかりの身内のドラマになってしまうのはフジテレビの力量不足と言ったら失礼ですかね・・。もっともBSフジでの鑑賞なので文句は言えません。
イタリア語を話せないのに何故?
イタリア語を話せない母子なのに何故、犯人は、その日本人の子供を誘拐したのか?黒田を巻き込む陰謀か?とか、思わせて、違った。犯人側の動機も、個人的(な理解力の問題かもしれないが)には分かりづらかった。邦人1名亡くなったことを揉み消したことの他の所、もうちょっと分かりやすくしてくれたら。イマイチ、話の繋がりが甘い気がしました。天海祐希の泣き崩れるところ、もらい泣きしちゃいました。
掲げた大看板に反して。。
「フジテレビ開局50周年記念作品!」とか、「全編イタリアロケで撮影!」とか、掲げられた大看板の割に、ストーリー展開がそこまで深いものではなく、シンプルで、意外な展開に驚かされたり、登場人物の心情が心打たれたりなどはなく、全体的にあまり印象に残らない作品でした。
確かに、イタリアの風景は美しい。それは間違いないんですが、あまりにもそれが前面に出過ぎてて、ちょっと安っぽくみえてしまいました。。なんか、2時間サスペンスドラマで、随所に地方の観光地の風景が映されるのと似たような感じです。
サラ・ブライトマンの歌声もとても美しい!文句なく。ただ、なにも、犯人に迫るあの一番緊迫感のあるシーンで使わなくてもよかったんじゃないでしょうか?歌声に魅了される感情と、犯人に迫るという緊迫の感情という相反する感情をないまぜにされて、なんとも言えない変な気分になりました。最高の素材を、ヘタに使ってしまったという印象です。
あと、人物像がそこまで深く描かれていないので、登場人物のだれにも感情移入できなかった。矢上紗江子は情緒不安定ですぐにパニックになり、気分を落ち着かせるためにすぐにタバコに頼る人という印象で、子供を大事にしてる感がイマイチ伝わってこない。(やっぱりタバコっていい印象を与えないですね。)藤井昌樹も、なぜそこまでしないといけないかがイマイチ伝わらない。奥さん含めた仲間たちが犠牲になってしまうまさにその現場のシーンとかをあれば、もっとの気持ちが理解できたかもしれないけど、流石に記念写真だけではなんとも。黒田さんは、最初こそクールな印象でしたが、矢上に肩入れし始めてからは、まんま青島さんでしたね(笑)
あと、副題の女神の報酬の意味は何なんでしょうか?ストーリー上では、それを匂わせる要素すらありませんでしたが。。原作読んでるとわかるのかな?
やはり、後世に残る作品って、いくらお金かけたかとか、映像がキレイだとかじゃなく、脚本が大事なんだと感じました。
リピーターです。ウキウキで覗いたところ、
酷評が多くてびっくりしました。私は新作DVDで見てから今回、2回目の視聴です。前回の記憶では「面白かったー!よく分からないけど!」織田裕二・誘拐・素敵な雰囲気♫ しか記憶にないのですが、何故か大好きである、という不思議な映画。2回目ともなればちょっとは理解できると思いきや、、、やはり感想は同じ。。。「面白かったー!!!内容わっかんねーけどw」頭が悪い人は、皆さんが言う筋とかディティールとか気にせず(気づかず)楽しめるんだと思います!(謝罪) 私は2回目も犯人の正体に「え!!!」ってなったり、織田裕二の演技に引き込まれました。ただ、私だって初見では天海祐希にイラッとしましたよ! しかし自身に子供が生まれてから見方が変わりました。ヒステリックがウザいと言われてますが、たぶん、私だったらもっと発狂しているなぁと。「やりすぎだよ!」というより、むしろ物足りなさを感じている。。。同じ子供を持つ親として、気持ち、分かります。そういう意味では時が経ち、前回よも楽しめて満足です。大部分の人にはきっと、参考にならないレビューですが、参考までに。
アマルフィの景色にうっとり♪
外交官・黒田康作シリーズ第1作。
通常スクリーンで鑑賞。
原作は未読です。
高校1年生の時、今は無き近鉄奈良駅の近くのシネマデプト友楽へ、祖父と一緒に行きました。懐かしい想い出です。
「踊る大捜査線」が好きなので、織田裕二主演と云うだけで個人的に観逃せなかった本作。青島俊作とは違ったクールで知性的な役柄を演じていて、さすが俳優さんだな、と…
全編イタリア・ロケはかなり贅沢で、お金が掛けられていることが如実に分かるし、それに比例するように物語のスケールもめちゃくちゃ大きくてスクリーンに釘づけでした。
観光映画としての側面が良かったです。海外旅行をしたことが無いので、スクリーンに映し出されるイタリアの名所やアマルフィの景色に見惚れました。崖が切れてアマルフィの全貌が現れるカットが好き。未知の経験をさせてくれるのが映画の醍醐味のひとつなのだと感じさせられました。
[余談]
当時はまだファンではありませんでしたが、ましゃ(福山雅治)がちょい役ながら出演しているんです。カッコいい!
※修正(2023/08/25)
オールイタリアロケということで評判になった作品。単純な誘拐事件を...
オールイタリアロケということで評判になった作品。単純な誘拐事件を扱ったかのように思わせておいて、実は・・・という展開。戸田恵梨香ちゃんが覚えたてのイタリア語を使って、関係施設のセキュリティシステムがすべて同じ会社であることを発見する。そして矢上(天海)も連れて警備会社に捜査に入った警察と黒田たち。そこでビデオが偽造されていたことを知るが、矢上が拳銃で警備会社を脅す・・・
藤井(佐藤浩市)が怪しかったのに、何もできなかった黒田。そしてローマの大部分を管理するセキュリティシステムがハッキングされ、交通渋滞を巻き起こす。大臣・川越(平田満)が7年前にヨーロッパの小国に資金援助した際、軍部政権に資金が流れたことで49人の死者が出た。邦人が含まれてなかったと公表されたが、実は藤井の妻が含まれていたのだ。そして犯行グループはすべて大切な人を殺された仲間。川越一人だけを狙ったという点では、動機の面で弱いと思うが、なぜか犯人側に同情してしまう。
観光映画という目的だったが、かなり良質のサスペンスになっていることは確か。ただイタリアの警察がちょっと弱い。さらに大渋滞の映像がなぜだか凄いと感じたぞ。俳優では佐藤浩市がちょっと不向き。デラの方が似合ってるよ。はじけた演技の戸田恵梨香はgood
うざい
天海祐希がヒステリックでひたすらうざい!現場の証拠に触るなと言われてるのに触るところとか、娘への思いを表すどころかうざい!
戸田恵梨香の薄っぺらなドジっ子キャラにも、イタリア警察の無能ぶりにも、サラ・ブライトマンの使い方もうざい!
観光映画なのはわかるけど合間合間の眠たくなる音楽バックの街の景色のカットも本筋がつまらないからうざい!
大使館の会議シーンのいかにもドラマ然としたセリフ回しや演技もうざい!(伊藤淳史出す必要あった?)
ただ、もっと黒田の活躍が見たいとは思いました
酷い酷過ぎる(ll゚∀゚)
こんなスカタン映画は初めて(´Д`)ゴゴゴ・・(ノдヽ)ゴゴゴ・・( 乂 )ゴゴゴ・・ヾ(`Д´)ノ゛ゴルァァア!!
外交官黒田康作シリーズの記念すべき(笑)第一作なわけだけど、とにかくあらゆる部分で駄目過ぎスカスカ過ぎ。
黒田が大使館に車に乗っていくシーンで、コロッセオをバックに『アマルフィ 女神の報酬』とタイトルバックが出るんだが、この後急に
プツッ
急にシーンが途切れる。
・・・故障か???ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
その後何もなかったかのようにまた再開。
そして天海祐希が娘と空港に降り立つが、何このこまっしゃくれたガキは???
個人的にこういうこまっしゃくれた子供は見てて不快ヽ(`Д´)ノ
まあその子供が誘拐されるわけだけど、誘拐する手順がトイレに入って出たところを捕まえるという・・・
それ尿意をさないと無理だよな???(;・∀・)
トイレに行くよう仕向けてるような描写もないしねえ~
どうやってトイレに行くのが分かったんですかね~(゚∀゚)
そして黒田の織田裕二の演技テンションヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?
何考えてるのか分からんし、かっこつけてるつもりだろうけど全然かっこ良くねえしだせえ( ´,_ゝ`)プッ
天海祐希の旦那になりすまして犯人を捜すわけだけど、その振る舞いがとにかくぎこちなさすぎる(;・∀・)
何より天海祐希が泣きだしてしなだれかかってる時に何もしねえなんてありえない(`・д・´)
あと福山雅治の役どころがどうもノイズになる(;´Д`)
世界的なプレイボーイで登場シーンには必ず女がいて、しかも連れてる女がそれぞれ違うんだけど、何だかコミカル過ぎてちょっとな~(^_^;)
噴飯ものなのがアマルフィの空撮。
思いっきりピンボケしてるじゃねえか!!!!ゴルァ━━━(メ`皿´)━━━!!
何でこれをOKにしたのか小一時間問い詰めたい(-_-)
そして身代金を受け渡すシーンだってさ~警察が張ってるのばればれだろうが!!!
そりゃ~そんなんじゃ犯人も現れねえわな(・∀・)ウン!!
またイタリア人警察の描写もふざけ過ぎ。
黒田と初対面の時に「ボールハトモダチ!!」
( ゚Д゚)ハァ?
外人演出が下手過ぎる。
そして佐藤浩市が今回のテロリストで、しかも誘拐の黒幕だったわけだが・・・
突入するときに最初英語で話してて、何でその後日本語で普通に指示を出す???
しかも配下の外人も普通に日本語の指示を聞き取ってるしヾ(゚Д゚ )ォィォィ
まあ~いい加減だし適当。
そして事件が解決してからまた映像が
プツッ
途切れる
(゚∀゚ ;)タラー
これプロの仕事じゃねえぞ(#・∀・)ムカッ!!
まあ次回作の『アンダルシア 女神の報復』はこれとは比べ物にならないくらいいい映画になったけど、それもこの失敗があったからかなと思えばド・・(ノ∀`*)ノ ドンマイw
そして最後の最後。
エンドロールで脚本家がクレジットされてないという異常事態工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工
恐らく脚本家があまりにばかばかしくなって降りちまったのかなと(゚∀゚)アヒャ
フジテレビ50周年記念ということで、一大海外ロケを敢行して多額の製作費を投入したもんだから、制作側も全くノウハウも何もない中手探りでやった結果なんじゃないかと。
事実次の『アンダルシア』ではその反省を生かしたと思えるところがかなりいっぱいあるし。
でもこの『アマルフィ』は勧めできない( ゚Д゚)y─┛~~
仕事してないじゃん
う~ん、TVドラマの範疇だね。
誘拐のバックグラウンドがちょっと無理矢理すぎる。
たまたま日本に帰って入院したときの看護師とその娘なんて。
防犯カメラのトリックとか面白かったのにバレるのが早すぎるし。
ところで、黒田って外交官じゃなかったっけ?
外交官としての仕事、なんにもしてないじゃん。www
雰囲気はよし
イタリア綺麗でした!
以前、二回旅行で行きましたが、懐かしいなぁと思いました。
アマルフィも素敵な場所で、行ってみたいと思いました。
織田裕二、かっこよすぎて… 笑っちゃいます。
モノマネの印象が強すぎて ついつい。。(^_^)
天海さんは お母さんて感じじゃなくて、かといっていつものデキる女!でもなく… なんかボンヤリな感じ。問題は、演技力?演出??…
戸田さん、かわいかった。良かったと思います。
出過ぎず、引っ込みすぎず、役割をきちんと果たしていたって感じでした。
佐藤浩一さんも 福山さんも、佐野さんも…ほかの俳優さんたちも、皆さん素敵でした。
うん。俳優陣は皆さん、よかったと思いました。
やはり 脚本と構成(編集)がちょっと 残念だったな と思いました。
佐藤さんと天海さんの関係がちょっとよくわかりませんでした。どれくらいの仲だったのか、とか。
イタリアで会う予定だったのか。どんな予定だったのか。
あと 女神の報酬って、どれが報酬だったんでしょうか。
あと、日本の 政治的な黒い部分をもう少し 全編通して匂わせて欲しかったです。上からの圧力、とか。そうすれば、黒田がそれに負けずに己の果たすべき仕事を全うする姿がよりかっこよくなったのではないでしょうか。
あとは 登場人物をもう少し丁寧に描いて欲しかった。
黒田は、あれくらいでいいとしても。
天海さん 佐藤さん あたりについては もう少し。
最後に、まどかちゃん(子役)が事件をひっくり返す なんてのもよかったんじゃないでしょうかね。
でも、全体の雰囲気はよかったと思いました!
民放は今、お金ないのにがんばりましたよね。
ドラマを観て映画に興味がわいた作品
そこそこ面白い作品でした。キャスト豪華だ、福山、佐藤、脇を固める役者も一流だ。外務省の切れ者を演じる織田裕二。笑わないニヒルな役ですが一生懸命演じているのが良く分かる。彼は役を作りこむ役者なのだがこの作品にのめりこんでいるのが良く分かる。踊るシリーズからうまく移行ができるか乞うご期待。作品は面白かったのですが意味のないイタリアの景色、風景は必要ないんじゃないの(もちろん一部は必要ですが)いくらフジテレビの50周年とはいえ、金かけすぎ(笑)
斜に構えず見ましょうね
最初のシーンで、
サスペンスとしてのストーリーの流れは大体判りますが、
十分楽しめる作品になっています。
宣伝が多く、メディアでの批判等も目にしますが、
そんなに斜に構えて見なくても良いのではないかな。
作品については、サスペンス仕立ての為、
様々な個所に伏線を貼りまくっています。
ただ、思い出してみると、
伏線を全て回収しきれていない感もありますが。
豪華な出演者陣ですが、
活躍するのはほんの一部の俳優さんですので、
ちょっと勿体ない感じもします。
とにかくストーリー以上にアマルフィをはじめとした、
イタリアの風景に酔いしれるのが一番正しい観賞方法でしょう。
残念・・・
最近ありがちな内容(テロで亡くなった人の復讐的な・・・)
劇場版相棒と同じ監督が製作されたせいか、内容が半分くらいから見えてしまいました。
確かに全編イタリアロケと言うことで映像作品としては綺麗だったと思います。
あと、キャストの中には別にイタリアじゃなくてもよかったんじゃないの?っていうのもありました・・・
グダグダな現実のなかでキラリと光る正義感
セキュリティを考えずにパーティを盛り上げることだけを考えている大使館の連中に、テロ対策のエキスパート黒田が、問題提起。また「無駄遣いは外交官の特権」など、外交官のグダグダなところをリアルに(?)描いているのは踊る大捜査線シリーズと同じで、素晴らしかったです。
その、最も有能な黒田が誘拐事件という、脇道(外交官からみたら、脇道だろうな・・・劇中でも皆パーティに夢中だったし)に入り込んでしまい・・・黒田も正義感からかヒロインに惹かれたからか、どんどんのめりこんで、結局、それが問題解決に至る。
最後の説得シーンは圧巻でした。
それから、誘拐犯が現金の受け渡しに観光地ばかりを選ぶ部分ところ、「映画的には当然のことだけど、リアリティが・・・」と思っていたら、黒田のセリフで「おかしい」と指摘して、最終的につじつまを合わせていくところもすごいと思いました。
イタリアでがんばった
1点だけ勝手なことを言うと
テロリストが、壮大綿密な計画でセキュリティを
ダウンさせ、オトリも配置し日本大使館に侵入して
行動を起こすのですが
大臣を人質に取ったあと外交官に言葉で説得され
自分たちの仲間を逃がすこともできず
結局は投降してしまうくだりは納得いたしかねます。
テロ内容が、もともとボランティアを元に起こっており
殺戮の背景がないため、無血投降という結果なのでしょうか。
そこに至るまで全編を通して、小さなアクションを積み重ね
サスペンス仕立てで最後まで引張ったので
カタルシス:一番の見せ場が欲しかった。
ステレオタイプで申し訳ないけど
頭脳駆引き+銃撃闘拳+素晴しい作戦+伏線の秘密暴露とか
人は死ななくていいから、緊張感が欲しかった。
◎ビギンズ見たかったけど、通信会社変えないと見られないのは
ハードル高すぎ。DVD特典で売上UP戦略ならいたしかたないのか
キャニーポニオンⓒ(クドカン)。
オーラの報酬。
への字口と態度のデカさでは有名な織田裕二さんの
モノマネされた程度でキレる器の小ささが気になる昨今、
(人気があるっていう証拠なのにねぇ)
私は彼の(カッコいいとされる)顔がどうも苦手で、しかし
そのくせ俳優としての彼はけっこう観応えがあって好きだ。
今回の役も、周囲と噛み合わないアウトロー的なところなど、
似合いすぎるくらい^^;ハマっていて、非常に楽しめた。
きっと観た方も、どこかで彼を笑わせたいと思ったハズだ。
私には観飽きるくらい、全編への字口が続いたが…。
こういう名所観光的な海外ロケ映画だと、
確かに景色はいいけど、内容がねぇ…的なものが多いが、
今回のこれは面白い。もちろん俳優の演技力、監督の手腕、
いや~。やっぱ景色でしょ~。あ、サラ・ブライトマンか?など
まぁ色々な要素はあれど^^;全体の纏まりとミステリー感が
景色に見劣りしない程度の面白さを発揮していて良かった。
いちばん観ていて楽しめるのは「黒田外交官」なんだけど。
ヒロインの天海祐希とは、本当に仲が悪いんじゃないの!?
と心配させるほどの冷血ムード漂う冒頭、しかしその後の
展開で天海が織田に頭を下げ(やっぱり!)、さらには織田が
泣いている天海の背中にコートをかけてやるなど、完全に
織田の一本勝ち!!(祝)という感じで…
私は初めて天海祐希が小さく、か弱い女性に見えてしまった。
さらにはあの!佐藤浩市ですら…なんか小さく見えてしまい。
さすが、全体に漂う織田裕二のオーラは、タダモノではない。
このヒト、今度は今作でシリーズ化を狙うんじゃないだろうか?
ただ、推理ドラマ的にはそれほどの捻りもなく、ワリと簡単に
犯人の目星はつくと思う。あとはその犯人が抱えてきた過去、
その凄惨さにどう感情移入できるかがポイントなのだが、
ここはさすがの俳優を使っているので^^;けっこう上手かった。
主役より犯人の方が「良いヒト」に見えてしまう…(爆)という、
最後までアウトローで完璧な織田裕二が観れる貴重な作品。
(サラの歌声はエンディングでも聴けるので、座ってましょう。)
フジテレビ然としている
正直アマルフィをはじめとするイタリアの美しさ以外自分には良いと思えるところが無かった。
役者も良い役者ばかりだとおもうし、演技も上手いんだけど、各個人のキャラクターがはっきりしていない気がして。。。
ストーリーも、正直犯人がすぐに予想できる上に、その目的もわかるため、
展開がベタすぎて、ハラハラもドキドキもなく、映画が長く感じた。
最初と最後あたり、ブツっと暗転し場面が変わる構成はなにがしたいのかよくわからなかった。
邦画としては頑張ったが、設定・脚本・演出に問題あり
三連休の最終日、僕としては珍しく封切られたばかりの邦画「アマルフィ」を見てきた。テレビのプロモーションで散々「いい!」と言われていたので、僕の好きなイタリアが舞台ということもあるし、たまには騙されたと思って見てみようかという気になったというわけ。この日は近所のシネコンが1000円ということもあって、20:10からのほぼレイトショーという回だったのに、客席はかなり満席に近い状態。映画も1000円ならこれだけ集客できるのになあ、と思った次第。何にせよ、邦画でこれだけ集客できるのはすごいんじゃないか。
で、いよいよ本編スタート。最初のうちはローマを舞台に、あちこち有名な観光地を走り回る。まああれですな。ダヴィンチコードでやったパリの街のローマ版ってところ。しかしまあよくイタリアやローマ市が協力してくれたなあ。その点はお見事。最近イタリアも日本人観光客減ってるらしいし、観光PRってとこですかね。
しかし、地理的設定に無茶ありすぎ。テルミニからサンタンジェロまでどうやっても15分じゃ着かないし、そこからスペイン広場までも20分じゃまず無理。ローマの街中は交通規制だらけだし、バスじゃ絶対そんなに早く移動できません! あとスペイン広場の上の道路はそんなに高速で車が通ったりしません! もちろんサンタンジェロ城内にもジプシーはいません! とまあ、突っ込みどころ多すぎで、なんか気がそがれてきてしまった。無理矢理ローマ市内を見せてる感じがありありとする。コロッセオが窓から見えるホテルなんてそうそうないし、なんかウソっぽいなあと。肝心のアマルフィのほうも、話的にほとんど脈絡ないし、これも観光PRじゃないのかと思えてきてしまう。
演出も、俳優の演技が悪いワケじゃないんだけど、カメラワーク(意味なく俳優アップめのカット多い)とか演技の演出(抑えめな演技はいいけど少し抑えすぎな気も)とか音楽(テーマ曲の使用方法が今ひとつ)とか編集(いきなりのカットアウト多用)とか、すべてなんとなく中途半端で、最後のほうにサラ・ブライトマンが「Time to say Goodbye」を歌うあたりなんか、もうやめて~って感じ。これも客引きなのかもしれないけど、なんで今この曲?って気がするし、イタリアだったらボチェッリじゃないか?とか、まあいろいろ考え出すと、もう気が散って仕方がない。
しまいにゃ、ストーリーが突拍子もない方向に流れて、あらあらそんな不確実な犯行??みたいな。とにかく、全てにおいて???な映画でした。まあフジテレビが作る娯楽作品なんてこんなもんかな。ロケだけは金かけたみたいだけど、国内が舞台でも、この話ならなんの問題もなく撮れたんじゃないかと思わないでもない。まあ織田裕二主演で新しいシリーズを作りたいって魂胆見え見えなんで、どうせまたやるんだろうけど、やっぱりスケール小さいっていうか何というか。
邦画の海外物アクションとしては頑張ったと思うけど、脚本がやっぱりよくない。演出ももう少し考えたほうがいいような気がします。
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