「グダグダな現実のなかでキラリと光る正義感」アマルフィ 女神の報酬 シロシロさんの映画レビュー(感想・評価)
グダグダな現実のなかでキラリと光る正義感
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セキュリティを考えずにパーティを盛り上げることだけを考えている大使館の連中に、テロ対策のエキスパート黒田が、問題提起。また「無駄遣いは外交官の特権」など、外交官のグダグダなところをリアルに(?)描いているのは踊る大捜査線シリーズと同じで、素晴らしかったです。
その、最も有能な黒田が誘拐事件という、脇道(外交官からみたら、脇道だろうな・・・劇中でも皆パーティに夢中だったし)に入り込んでしまい・・・黒田も正義感からかヒロインに惹かれたからか、どんどんのめりこんで、結局、それが問題解決に至る。
最後の説得シーンは圧巻でした。
それから、誘拐犯が現金の受け渡しに観光地ばかりを選ぶ部分ところ、「映画的には当然のことだけど、リアリティが・・・」と思っていたら、黒田のセリフで「おかしい」と指摘して、最終的につじつまを合わせていくところもすごいと思いました。
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