風が強く吹いているのレビュー・感想・評価
全58件中、21~40件目を表示
小出恵介がんばれ
速くよりも強く走る
林遣都のランニングフォームが素晴らしい
この作品は、それに尽きる。
原作既読。原作ではチーム内で仲の良いペアが決まっていて、内心もモノローグで済まされる。その為、人間関係がバラバラに見えた。それを、ハイジとカケル中心にシンプルに再構築し、よくまとまっている。万人向けのエンターテイメント。
不満点もある。
林遣都のフォームが明らかに綺麗な為、ヒロインが走る姿を「綺麗」と言うセリフは、棒読みもあいまい余計な説明ゼリフになってしまっていた。
10区の演出はまずかった。それまでテンポよく爽やかに進んでいたのに、突然、演出がこってりして、大ブレーキ。
ラストの実況アナの実況も悪目立ち。本来、タイトルの「風が強く吹いている」の「風」は、カケルが走る時に、肉体が風を切る音。しかし、ラストの実況がインパクト強過ぎて、まるで、ビル風の風に...。
でも、そういった欠点はどうでもいい。
林遣都のランニングフォームは素晴らしく、カモシカのように美しく軽やかだ。これだけで星5つ!
この作品時の林遣都は、演技は難があるが、瑣末な事だ。彼が走る姿は青春そのもの。どんなセリフより、どんな演出より、肉体の持つ説得力は大きいと感じさせられた。
最悪
原作を20回近く繰り返し読み、そろそろ映画の方も見てみたいなと思えばこのありさま。
今まで見た映画の中でも一番ひどかったです。
原作を読んだことがなかったりする人は楽しめたのかもしれないけど読んだことがある人には物足りない映画だったと思います。
まず駅伝の走順が変わっている時点でひどいと思います。
東体大の榊が、本来8区を走るはずが10区を走っています。
この時点でおかしいのになぜか榊が走る前に走と榊が仲直りと言うのでしょうか、会話を交わしているのです。もし駅伝で寛政大の選手と会話をするシーンがあるとすれば唯一キングとムサがいる8区でちょっとした言い合いをするところ以外は駅伝中寛政大のメンバーと会話するシーンはなかったはずです。
もし話しているシーンを追加するぐらいなら走順を変えるよりはまだましです。
さらにはラスト、ハイジが足を痛めるシーンがありました。しかしあのシーンもあんなに大袈裟にはこけず、しっかりと前を向いて真っ直ぐ走ったというような記述があったはずです。
東体大にたった2秒差で勝利する設定です。そんなギリギリな勝負のなかであんなに止まっていたら勝てるわけがありません。
その他にもいくつかの点から今回のこの映画は酷いものだと思いました。
この投稿をみて、気を悪くした方がいれば申し訳ありませんでした。
2時間にまとめるのは無理がある
原作読んですぐ実写版見るってやつ。
いや~でもあの長編を2時間におさめるとこうなってしまうわな!
といった感想。
それぞれの住人が走と絆をつないでいく過程が
あってこその感情移入からの感動!!!!!!
な感じだったから、それをはしょっちゃうとこうなる。のはわかった。
けど2時間のなかでつめこめるだけつめこんでくれている感もあった。
私としてはムサがすごむシーンが好きだったので
それを少し変えていたのが残念だったかな。
でも神童の母から電話がかかってくるシーンはないた。
いいシーンでした。
なんせ一番好きなハイジさんを小出くんが演じってるってのが
私的に一番のみどころでした♡
きれてビールぶっかけるシーンかっこよかった
なんとも爽やか!
爽やかな友情と青春ってやっぱ素晴らしい!強く進む生き方が気持良い
三浦しをんさんの原作を読んでいないのですが、とても観終わった後の爽やかさが嬉しい映画でした。
私は出身も、そして今も神奈川在住なので、丁度今の11月のこの時期は、箱根駅伝の応援に行きませんか?と言う広告がポストに配られる。
しかしスポーツ音痴の自分は、「わざわざ、正月の寒い中をどうして、あんなに過酷なスポーツに挑むのだろう?」と沿道の応援はおろか、TV中継すら、初めから最後まで、全部を観た試しが無かった。そして学生時代も、運動部にいた事が無いので、この手のスポコン映画は楽しめるのかな?といつも敬遠する傾向にあった。しかしそんな考えは改めるべきだとこの映画が教えてくれたのだ!
日の出のランニングから始まるファーストシーン、そして何やら一癖二癖も有りそうなメンバーが次々と紹介されていく、その人物設定も実に不自然を感じさせ無いのだ。
若い頃は結構みんなハジケテ、個性的なものだもの、そんなみんなをまとめてランナーへと育て上げて行く元エースランナーのハイジ役の小出恵介が素晴らしく光を放っていた。一方天才ランナーでありながらふとしたトラブルから監督を殴ってしまい期待のランナーから外れてしまうなどトラブルメーカーのカケルを演じる林鞬遣都のとんがりキャラを体当たりで熱演してくれていたのがとっても印象的だ!
この映画がどうして、こんなに気持ちが良いのか考えて見ると、誰一人としてランナーを諦めてしまう人がいない事だ。ぎりぎり10人で、駅伝には補欠選手が誰一人存在しない事で、チームみんながそれぞれに自分の責任を果たしていくからだ。自分は他のみんなの為に存在し、仲間のみんなも自分の為に存在していてくれる事を知っている。その想いを深く胸に刻み込んでいるが故に、日夜過酷なトレーニングに耐えていくその姿が、清々しく
映画でありながらも、私はまるでこの寛政大学の陸部の応援団になった様な錯覚を覚えたのだった!
多くのスポコン映画に限らず、サクセスストーリーものは劇中必ず途中下車して、夢を諦めて去って行くキャラクターを登場させるのが普通のパターンで、そしてそんな困難を乗り越え続けていったものだけが、勝利すると言うものが殆んどだ。しかしこの作品は陸部長兼監督、そして寮母でもありリーダーのハイジがみんなをまとめ育て、一つの強い絆をチームの中に創り上げていく。
全員が協力する事で、強力な今日力を産んで行く。それぞれみんなが自分自分の力を伸ばしているのだが、お互いを信じて同じ目標に共に向かう事でみんなで勝利すると言う人間本来の繋がりの大切さを自然と押しつけがましさ無く、爽やかに描いてくれたのが嬉しいのだ!
今、私達は結構廻りの人々への感謝の気持ちを表現する事の大切さを忘れ、自分の栄光のみを願う傾向が私も含め強いものだ。ラストもみんなの為にハイジは決して走る事を放棄しないし、みんなもハイジの気持ちを察してゴールの最後まで走らせる。走る事は孤独な個人競技で自分との戦いで、個の世界であるが、しかし個の繋がりこそが人間の生きる姿である事を教えてくれた、この映画にエールを送りたい。そして箱根駅伝もこれからは楽しく応援してみたい!
地味そうな作品。。。って印象だったのですが、、、
現実感がどれだけ出せたか
スポ根話でないのに感動作、というのがいい
正月の箱根駅伝は、1位はどの大学、よりも、次の年の駅伝のシード権争いや各中継所でタスキがつながるかどうか、というほうがドラマチックで面白い。また、個人的にはシード校以外が箱根駅伝出場をかけて争う予選会は、本選よりも見どころが多く、毎年の楽しみだ。この作品は、その予選会から本選へと挑戦する大学陸上部の成長を描いている。
この作品のなによりのいいところは、スポ根話になどせず、走ることとはどういうことか、走ることから何が見えてくるのか、というスポーツ選手にしかわからない観念的な部分に焦点を当てていることだ。しかも、それを陸上などに知識のない観客にある程度の回答への方向を見せて、しかも感動的であるところが、とても面白い。
そういう内容に出来上がったのは、ランナーたちだけにフレームを絞ったことにある。普通なら、恋愛話や大学内の権力争いなども盛り込まれてもいいのだが(その部分は少しはあってもよかったかもしれないけど)、ほとんどカットされているので、シンプルに走るという行為の尊さが観客にも感じられた。だからこそ、登場するランナーたちのひとりひとりの個性がたち、それぞれが駅伝に挑戦する意味というのが、より浮き彫りにされたので感動も倍化したように思う。その意味では、余分なものをそぎ落とすことができた演出と脚本のうまさが光る好作だ。
そして、役者たちがランナーに成りきった努力もこの作品のクオリティーを高くしている。誰一人、陸上ランナーとして違和感を感じた役者がいなかったことは、昨今の日本映画でも特筆すべき点だろう。できれば、何らかの賞がこの作品の役者たちの手に届いてほしいと思う。
それにしても、「自分がゴールしただけでは終わらない」というセリフには感銘を受けた。正月、ほろ酔い気分でテレビ観戦する箱根駅伝には、人と人とを繋ぐ努力がタスキ以外にもさまざにある。来年は、少し姿勢を正して、正月の箱根路への道を見つめ直したい。
…。
原作ファンですが未だかつてないぐらいガッカリさせられました!!俳優さんは素晴らしいのに(ハイジ・走・ムサ・神童はかなりハマリ役!!)脚本が…2時間にまとめるのは困難な作品ですが、そこは監督の力量でしょう。それぞれの大切なエピソードがなかったり、大切なセリフがはしょられてたり、そうゆう意味じゃないのに…とか。大切な出会いのシーンがハイジがあまりにも美化され過ぎ??(ドテラも洗面器もない!!レザーに赤いハットって!!笑)カケルも荷物多いし(エピソードど合わないし、心情表現できてない)ラストなんてハイジがこけるとかあり得ません。あの走りで逆転とかないでしょう。別物として観るべきでしたが納得できない部分が多すぎました。ショックです。皆さん素敵な走りをされてたのに…「泣」とゆうのは期待外れとゆう意味です。
掛け値なしに良作
正直言って、ただのスポ根ものとみくびっていた。
こちらの評価もよかったので見にいったが、最高だった。
「走ることとは何か?をもう一度みたくなった」
「長距離選手への最高のほめ言葉は”速い”より”強い”」
この言葉の意味は今の日本の若者へのエールだと思う。
走ること=生きること。
急ぎすぎず、くじけず、あきらめず。
挫折しても力強く生きていく。
それを、心を絆でつなぐ象徴である箱根駅伝というモデルで表している。
生きる勇気をもらいました。
ありがとう。是非迷いのある若者に見てほしい。
きっとさわやかな感動と生きる勇気をもらえます。
清々しい
全58件中、21~40件目を表示