劇場公開日 2009年10月31日

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「林遣都のランニングフォームが素晴らしい」風が強く吹いている yukinko-dayoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0林遣都のランニングフォームが素晴らしい

2018年3月4日
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この作品は、それに尽きる。

原作既読。原作ではチーム内で仲の良いペアが決まっていて、内心もモノローグで済まされる。その為、人間関係がバラバラに見えた。それを、ハイジとカケル中心にシンプルに再構築し、よくまとまっている。万人向けのエンターテイメント。

不満点もある。

林遣都のフォームが明らかに綺麗な為、ヒロインが走る姿を「綺麗」と言うセリフは、棒読みもあいまい余計な説明ゼリフになってしまっていた。

10区の演出はまずかった。それまでテンポよく爽やかに進んでいたのに、突然、演出がこってりして、大ブレーキ。

ラストの実況アナの実況も悪目立ち。本来、タイトルの「風が強く吹いている」の「風」は、カケルが走る時に、肉体が風を切る音。しかし、ラストの実況がインパクト強過ぎて、まるで、ビル風の風に...。

でも、そういった欠点はどうでもいい。

林遣都のランニングフォームは素晴らしく、カモシカのように美しく軽やかだ。これだけで星5つ!

この作品時の林遣都は、演技は難があるが、瑣末な事だ。彼が走る姿は青春そのもの。どんなセリフより、どんな演出より、肉体の持つ説得力は大きいと感じさせられた。

yukinko-dayo