「言わば押しかけゲイシャ」ココ・アヴァン・シャネル 重さんの映画レビュー(感想・評価)
言わば押しかけゲイシャ
オドレイトトゥ扮する孤児院育ちのガブリエルはナイトクラブの歌手をしていた。店で知り合った客ブノアポールブールド扮するエティエンヌバルサン男爵はガブリエルをココと呼んだ。
ブランドの中でも高価なシャネルは、半ば荒れた生活環境から何不自由ないバルサンとの関係に変わって生まれたんだね。言わば押しかけゲイシャと言うとこかな。どうも誰からも教えてもらう事なく、センスのみでコルセットのないドレス、ヒールのない靴、羽根のない帽子をデザインした。当時の常識からの逸脱。若い頃、お針子をしていた事も功を奏したのかな。凄いね。安住の地を去る決意もあったんだね。ラストシーンの白黒スーツ姿のオドレイトトゥは素敵だったな。
コメントする