ロシュフォールの恋人たちのレビュー・感想・評価
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ミュージカル映画嫌いの人にも見てほしい
ミュージカル映画の金字塔。
ミュージカル映画なんて好きじゃないんで、普段は見ないんですよ。
だって、急に踊ったり歌ったりってあり得ないし、普通に考えて変じゃないですか?
でもこの映画はそういった考え方を変えてくれました。
色、ファッション、音楽、曲、ダンス、さまざまな表現の要素が駆使されていて、しかもそれらの全てが高度。
CMでよく使われている曲も多く、「あ、この映画の曲だったのか」という場面多々あり。
それだけ、曲の完成度も高いってことですよね。
舞台となった街、フランスのロシュフォールの住民は、撮影に際して自分の住んでるアパルトマンの窓枠をカラフルにするのに全面的に協力したんだとか。今ではすっかり白っぽい色に戻っていて残念ですが・・・。この映画にちなんでカラフルな窓枠にしたら観光客も多く訪れると思うのになぁ、と独り言。
ルグラン・サウンドを堪能
フランス音楽界の巨星ミシェル・ルグランの没後1年/生誕88年特別企画にてデジタルリマスター版を劇場鑑賞。
言わずと知れた不朽の名作であれこれ語るまでもない。テレビでは何度か見ていましたが劇場の第スクリーンではミュージカルの迫力が違いました。華麗なるルグラン・サウンドを存分に堪能しました。
2020-93
観ているだけで幸せな気分に
とにかくキュート‼
ミュージカルはキライだし、フランス語の響きは苦手。
ところが、この67年作のクラシックなミュージカル映画のなんとかわいらしく素敵なことでしょう!
フレンチロリータ風の衣装、映像の色使い、印象的な旋律、なよっとしたフレンチ男たち、鼻にかかったフランス語の響き、どのシーンも楽しく美しく、堪能しました。
お話は他愛もないものだけど、それぞれの恋物語が絡み合って進み、ハラハラします。また、ダンサーたちの踊りが決まりすぎていないのがいい。主人公の双子の歌や踊りははっきり言って下手だし、群舞も揃っていなかったりして、でもそこが何とも頑張りすぎていなくて心地よいのです。
そして素晴らしいのが音楽。何度も観たくなる、聞きたくなる映画です。自分がこのような映画を楽しめたことが、意外な発見となりました。
なんとナントHONDA
ここの評価も高いし『シカゴ』『ラ・ラ・ランド』となかなかよかったのでけっこう期待したのだが...このミュージカルはだめでした。
なんでだろう。
どうもニヤけた男が歌って踊るさまは生理的に無理だった。どのシーンでも大体男が絡んでしまうのである。
それとこれは仕方ないのだが、古い映画なので音がよくなくていまいちのれない。曲は印象的なのもあるが平凡なのもけっこうある。
そうなるとフランス語での歌唱も耳障りにすら感じられ、歌シーンになるとうんざりしてしまうのであった。歌はいいから話を進めてくれと。しかも歌シーンがいちいち多い。ミュージカルだから仕方がないが。
ストーリー的にも特筆すべきことはないので歌シーンがハマらなければいかんともしがたい。
場違いなバラバラ事件のくだりも要らなかった。
背景の建物、通行人の動きやファッションには工夫がされており、街もシャレているのが少しばかり救いである。
最高です
イイネ!イイネ!イイネ!
2017年にリバイバル公開されましたがタイミングが合わず鑑賞できなかったところ、運良く東京都下のシネコンで上映されていたため映画館で観ることができました。
とにかく、音楽が素晴らしいです。ミシェル・ルグランの曲はどこを切っても気持ち良い。また、曲の途中でガラっと曲のトーンが変化するような遊び心は今日ではヒャダインとかに通じるものがあるな、と感じました。
「アームストロング、カウントベイシー、いや、ミシェル・ルグラン!」とか曲中に言っちゃうもんなー、最高ですよ。
双子の歌と旅芸人2人組が女の子に去られるときの歌がお気に入りです。
あと、劇中では歌っている率がかなり高く、それも満足度をあげております。体感では7:3くらいで歌のシーンが多い印象(実際はそんなに歌の比率は高くないと思われますが)。歌が始まると「キター」となるため、本作は終始アガれました。
ストーリーはありきたりではありますが、過度の偏狭さや傲慢さ、無神経さといった邪悪な要素がないため、ミュージカルの魅力の障害になっていない。何よりそれが良かったです。
恋模様をかなり引っ張るのがなんとも焦らされてイイです。特にデルフィーヌとマクサンス。ここで出会わないの?みたいなすれ違いが楽しいです。結末なんてわかりきっちゃいるんでプロセスが大事なんですが、それが上手い。まさか出会う直前でフィニッシュとは!
あと、適度なデタラメさも魅力だと感じました。名前がヘンで別れたとか、ありえないだろ!とツッコミたくなりますが、このキュートな映画ならばアリだな、と思えてしまうのが本作の魔力なのでしょう。
とはいえこのプロットで127分は長く、中だるみを感じて飽きてしまったのも事実です。バラバラ殺人とか必要だった?
カトリーヌ・ドヌーブ、フランソワーズ・ドルレアック姉妹は流石の魅力でしたが、若干老けてるな、との印象。昔は若くても大人っぽかった、とも言えそうです。
そしてジーン・ケリーがシブくてカッコよかった。なんとなくCKBの横山剣さんっぽかった。これが噂のィヨコワケハンサムボーイか、と実感。というか、剣さんは音楽、世界観、ファッションなど明らかにこの映画に影響受けてるな。
La La Land がオマージュしているのに納得。
ラ・ラ・ランドのデイミアン・チャゼル監督が最も影響を受けたミュージカル映画ということを知り鑑賞。
50年前の映画だと感じさせいない鮮やかさ、ジャズテイストの歌とダンスがマッチしていて見ていて心地よい。
ストーリーも恋がそれぞれ交錯しながらも、わかりやすく見ていてハッピーになれる内容だった。
シェルブールの雨傘と同じ制作陣ということなので、そちらも鑑賞したい。
美しく、楽しく、嬉しくなる!
古いミュージカル映画が好きなのですが
不覚にもこの映画は知らなかった!
なにより、音楽が良い!!
JAZZベースの曲がみんな洒落てる!
あのCMの曲はこれだったのね!と嬉しくなりました。
映像が綺麗!!カラーコントロールがオサレ!(笑)
ダンスも素敵!
色んな映画で大人数の群舞を観ましたが
屋外のロケならでは開放感のせいか一人一人が活き活きしてる!
ストーリーは昔のMGM全盛の頃のミュージカル映画と同じで
男女が出合って恋に落ちて、
一波乱あって最後はみんなハッピーと言う単純明快な話ですが、
そこはそれで良いのです。
MGM全盛の頃のミュージカル映画はそれが1つでジャンルであって
とにかく、音楽とダンスと映像を楽しむものだと思うから。
ただ1つ仕方ないとは言え、残念なのは
ジーン・ケリーやジョージ・チャキリスの唄が
フランス語の映画なので吹き替えであること。
まあ、でも「踊る大紐育」「雨に唄えば」
「ウエスト・サイド物語」とマンマな振り付けのシーンもあって
ああ、そうそう!!と楽しくなる事、請け合い。
「シェルブールの雨傘」と同じスタッフの制作ですが
あちらは動きが普通なのにセリフが全部、唄って
私的には違和感があったなあ〜〜
その点、こちらはミュージカルと解っているので
何の違和感も無く、入って行けました。
音楽が素晴らしい
鮮やかで楽しい
何度かレンタルで見ているけどスクリーンでも堪能してみたい。
ということで行ってきました午前10時の映画祭。
音楽が洒落てて素敵です。
カラフルな衣装、セット、陽の光、ダンス、ウットリすること至極です。
恋と人生を謳歌するあっかるーいミュージカル。好きですねー。
お話はぬるいってゆうか、そうたいしたことないです。
ジーンケリーがでてくると、やはりキターーってなりますし、三組の運命の恋人たちがすれ違う様にお約束のじれじれを感じ、出会うと満足感があります。
シェルブールも好きですが、明るさをより好むので、どっちかってゆうとロシュフォールのが好きです。
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