アンティーク 西洋骨董洋菓子店のレビュー・感想・評価
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インテリア…どこ見てるのよ私
ジンヒョ(ク)←字幕通り の部屋にかかっているカーテンが素敵!様々なトーンの色が縫い合わされていて、手法としてはboro のパッチワークに見えるけれど、やっぱりポジャギの国だなぁと思わせる。 それを思うとエンドロールが全てハングル文字なのでインテリアデザイナーが誰だったのかわからないのがもう、すごく悔しい。 転じて店のインテリアはちょっと…という感じ。「アンティーク」という概念にどれほどのズレかあるのかわからないけれど、モザイクタイルに絵皿貼りはフランス菓子には合わないし違うでしょ。 漫画は無料配信分までしか見ていないので、ストーリーの全体がどれほど反映されているのかわからないのだけれど、最後の展開については意外ではあっても「おお、そこか!」というほどまでには至っていなかったと思う。 韓流役者については全く知らないので可も不可も無し。 でもやっぱりこの映画はカーテンで思い出すだろうなぁ。
女性受けすると思う
イケメン、ケーキ、オシャレなインテリア。軽いタッチだし、ちょっと現実離れした感じがいいですね。ジニョクのトラウマについては、女性の方がリアリティありますね。女性受けしそうな作品でした。
なかなか面白い
重い過去を背負っているのに 決して重くならず、ポジティブに生きている。 物語も消せぬトラウマを描きつつ ミュージカル仕立てな部分もあり なかなかポップで楽しい映画だ。 4人の男たちがみんな可愛くて愛おしい。
なかなか良かったです。
原作、アニメ、ドラマ、何も知らないかったんですけど、見たら興味持ったので見ようかなと思いました。 いきなり謎のミュージカル挟んだり、ホラー部分はCGが荒かったり、小物は微妙だし、と多少残念感があったのに、見た後は面白かったなと思えたのは、きっと原作がすごく良いからなんだと思います。 なかなか重い過去を背負ってる2人をポップに描けていて良かったです。 ケーキケーキしてた割には甘すぎず、重すぎず、割と軽やかな感じでした。 あと、韓国のお家って段差使いがオシャレですよね。 ワンルームだから開放感があるのに、ステップが仕切り代わりをはたしていて、部屋の役割があるみたいな。日本ではあまり見ないステップ住宅で、個人宅の内装好きには新鮮な作品でした。
笑える楽しい映画でした。
同性(男性)から告白される所からはじまるこの映画 笑いありの面白くて楽しめる映画でした。 アンティークの洋菓子店で働く4人、特に魔性のゲイ、ソヌと他の3人との絡みがおかしくて笑ってしまいました。 ソヌ役のキム・ジェウクが華奢な体つきのせいか、ゲイと言うより綺麗な女性に見えてしまう。ケーキはあんまり関係ないような気もしますが、事件も絡んだりしてストーリーも意外に楽しめました。
本作は甘さと苦さがチョットアンバランスなんです。演出過剰気味。影の主役は、スイーツたち。これが見ているだけで口福感をそそられてしまいました。
ヒット漫画だけに原作やドラマのファンも多いことでしょう。細かいストーリーの説明は省略します。小地蔵はフジテレビのアニメ版を見ていました。 劇場版は、韓国で記録的ヒットしたそうです。まずはチェ・ジフンを始め、イケメン俳優を並べているところでは、日本で言えば『花より男子』的なヒット要因があると思います。 但しキャスト的な魅力だけでなく、原作の持つポジティブなメッセージをよく描かれていて、見終わったあとさわやかな感動に包まれることもポイントでしょう。 「人は幸せな時に、ケーキを食べる。 ほろ苦い人生を少しでも甘くさせるために-。」 冒頭とラストに、このメッセージがタイトルされるとき、本当にそうだなぁって共感させられました。 それだけに影の主役は、『アンティーク』のスイーツたち。これが見ているだけで幸福感(食欲という低級なものではない!)をそそられてしまうものばかり。甘党の人なら、うっとりすることでしょう。オープニングから、オシャレなスイーツのオンパレード。これはたまりません。 けれども、スイーツと被って、男性が首つりを失敗するシーンが重なります。幸せになるスイーツの話なのに、なぜ?と思いました。それが本作の影の部分に繋がっていたのでした。 次の主役は、『アンティーク』のオーナーを始め、4人のスタッフたち。それぞれキャラが立っていて、面白いです。 中でもキイマンは、天才パテシエのソヌ。彼の秘密は、ゲイなんですね。しかも魔性のゲイと呼ばれていて、困ったことに飽きやすい。だから店にきた男子に次々手を出しては追い出してしまうので、オーナーのジニョクは、悩んでいました。 ソヌはメガネをかけてスイーツに取り組んでいるときは、パテシエの貫禄を見せますが、夜メガネを取って、クラブへ出かけると豹変し、魔性の片鱗を見せつけます。 ソヌの元愛人も登場しますが、同日公開の『ミルク』と違って、ゲイの描写は控えめでキスシーンくらい。演じているキム・ジェウクの表現力に圧倒させます。彼が演じるとゲイですら、変態に見えずどこまでもロマンチックに見えるから不思議です。 そんなソヌの魔性が及ばないのが、ストレートのジニョク。3年前の高校卒業時に、ソヌはジニョク告白して、振られました。偶然再会して、オーナーとスタッフという関係になって以来ソヌは、ジニョクに再び思いを寄せていたのだと思います。 そんなふたりの関係がラブコメ風に描かれていて、可笑しかったです。特にソヌが引き抜きにあったとき、思い詰めたジニョクが寝てもいいと無理して言うところが滑稽でした。コメディとしては、『チャーリーとチョコレート工場』を彷彿されるオーバーな演出部分もあり、笑いをとろうと頑張っているところが見て取れます。しかし、わざと過ぎてしらける感じもしました。 さらに、本作の影の部分として描かれるのが、ジニョクのトラウマ。ケーキを食べても過去の忌まわしい思い出が蘇り、幸せになれない存在がジニョクだったのです。 それはかつて子供時代に誘拐事件にあったことでした。その時強制的に食べさせられたケーキの思い出がたたって、ケーキを食べると吐き気を催すようになっていたのです。 このトラウマと現在起こっている誘拐事件の解決するところでは、ラブコメから、一転してシリアスな心理ミステリーに変わります。 但し筋の整理の仕方が良くなく、事件と真相のあらましがよく掴められませんでした。 このように、本作は甘さと苦さがチョットアンバランスなんです。演出過剰気味だと思います。もう少しじっくりと描いたら、もっと感動が深まっただろうと思いました。
アンティーク
韓国で購入したDVDで鑑賞。良かったです!主演のチュ・ジフンが内面を表現出来ていて、原作は全く知らないのですが、サスペンス仕立てで、興味を引く映画でした。イケ面と綺麗なケーキのビジュアル的にも二重丸でした。映画館の大きな画面で是非見たい映画です。
思いのほか・・・良かったです。
韓国での公開を見てきました。 よしながふみの原作漫画は独特の味わいがありますが、数年前のフジテレビでのドラマ化に比べて、原作の雰囲気を存分に残しています。 ミン・ギュドン監督の作品を見たのは初めてですが、心理描写にホラーの味付けがあり、明るいシーンの映像にリズムがあって、淡々としたストーリーを飽きずに見ることが出来ました。 新人俳優達の演技は一生懸命さが際立ちました。 今回映画デビューのチュ・ジフンは角度で印象が変わる容貌を、主役の内面の表現に良く生かしていました。 声がなかなか素敵で、つぶやくように話すナレーションが心地よかったです。 キム・ジェウク演じるゲイのパティシエは本当に熱演でした。 脇役の大人たちの助演は必見で、映画に厚みをもたらしています。 彼らは韓国ドラマで良く見る常連さんですが、映画での丁寧な演技に心打たれました。 小道具のケーキですが、世界一うつくしく美味しいケーキを食べてる日本の女性には、少し物足りないかもしれないですね。 そしてタイトルの「アンティーク」これを表現する食器や銀器にちょっと辛い点をつけて、A-です。
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