シャーロック・ホームズのレビュー・感想・評価
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探偵には、事件が必要だ。今すぐにでも・・
映画「シャーロック・ホームズ」(ガイ・リッチー監督)から。
映画の冒頭、ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)が呟く。
「探偵には、事件が必要だ。今すぐにでも・・」
なるほど・・と苦笑いしたくなるほど、面白いフレーズだった。
解決したくって仕方がない・・そんな気持ちが
「謎解きに飢えていたんだ」と自らの心境を語るシーンとダブる。
平和な生活が続き、事件がなければ、探偵は商売にならない。(笑)
さらに「あきらめろ、この謎は君には解けない」と言われれば、
危険を顧みず、謎解きに深入りしていく。
冷静なはずの探偵を、一発で興奮させる台詞も散りばめられている。
「恐怖心というのは、感染しやすい」
「粘土がなければレンガは作れない」
「その靴に見覚えがある」「君のメガネは派手好きだ」など、
洞察力と推理の面白さを、伝えてくれる台詞も満載である。
私の抱いていた「シャーロック・ホームズ」の人物像とはだいぶ違うが、
これまた裏をかかれたようで、面白かった。
「探偵」という職業を考えれば、「事件」は謎解きが難しいほど燃える。
「平和」であって欲しいが、映画の世界だけは「事件」を許そうと思う。
新しいタイプの「ホームズ」に出番がなくなると困るから。
がイリッチー良くぞここまでやってくれた!!!シャーロックホームズ!
絶対にありえない!!!本人の自伝的映画。
アクションできるは肉体美だわ。強いわ。
ありえないシャーロックホームズ像を描いています。
助手のワトソン君も何気に強いし。
ガイ・リッチー監督が映画化するとこうなるのかな?さすが!!!
MADONNAの元夫さん。
ちょっとパラノイア的なホームズ
幼少の頃読んだ小説から40年余に観たシャーロックホームズはそこそこ面白かった。
イメージ(個人的ではあるが)はどちらかというと冷静なホームズと行動力のあるワトソンだったが映画は逆でした。ストーリーの膨らみと謎解きはいまいちでしたが古きロンドンを再現した背景や映像は良くできていたと思います。ところどころガイ・リッチーっぽい画が入っていて楽しめました。でもやっぱアイアンマンのイメージがなぁ…。
脚本アンソニー・ベッカムということで…
先月楽しませてもらった『インビクタス』のアンソニー・ベッカム氏が脚本に携わっている事を知り劇場へ…。
また自信の無知さを暴露するようでお恥ずかしいがそもそも『シャーロック・ホームズ』とは何ぞや…という事をこのレヴューに投稿するに当たってWikiしたことで初めてまともに認識したものであります。(しかし、シリーズの相棒ワトソン氏は知っていた。不思議…)
要は、有名な小説家の書いた古典的小説『シャーロック・ホームズ』の名声とその登場人物をうま~く利用して話題性を醸成してその戦略にまんまとのってしまったような気がしてならない…ような作品。
面白くないわけではないがテンポが悪くエンディングへ向けての達成感が感じられない。
いつの間にか『モヤァ~』っと終わった感じですかね。
脚本家アンソニー・ベッカム氏の評価は(この作品が氏単独の脚本作品でないために)次回作品を観て決めたいと思う。
追伸
この作品…たぶん続編が作られると思います。
テンポが好きになれないけど。。。
いわくありげに描かれるモノトーンの近代ロンドンの街並み。何かが起こるって雰囲気を暗示しているような見せ方はとてもよくて、作品の世界観にうまく惹き込まれるかなーと思って観始めたんだけれど。。。
どうも、自分には合わなかったみたいで、作品のテンポが。
どこかうまく入り込めないで最後までいっちゃったっていう感じが残ったかなー。
天才的な推理能力を持ちつつも、発想が突飛で武闘派で、相手を思いやってのコミュニケーション能力には欠けるっていうホームズ像はすごく新鮮。大人としての品のある行動はとれないんだけれど推理をしている時のスマートさとのギャップが楽しい。
それを体現するロバート・ダウニー・Jrが、このホームズに憎めない愛嬌を与えているのが嬉しくなってくるところではあるかなと思ってみたり。
ワトソン役のジュード・ロウとの相性もよかった。ホームズに振り回されている貧乏くじをひいた相方ってことでバランスがよかったと思う。ジュード・ロウは俳優としてはこういう良家の子息って雰囲気のある役はお手の物って感じがするし。
そこをいくと、レイチェル・マクアダムスはこの役には合っていないような気がするかな。ホームズを手玉にとるアイリーン役はチャーミングではあるんだけれど、可愛らしすぎる感じが強く残ったかも。もうちょっと駆け引きめいたやりとりをホームズとやらせるのであれば、チャーミングでありながらもミステリアスな雰囲気が出せる女優さんの方が似合っていそうな感じがする。
ロンドンの街がよいです
4/1観賞
オープンセットなのか、CGなのかロンドンの街並みが、どんよりと
混沌としていて、とても印象的でよかったです。
大変好みです。
ジュード・ロウ、かっこ良過ぎ。
あんまりシャーロック・ホームズは詳しくないのですが、ワトソンは小太りのイメージがあったのに、なんて強靭なお医者様なんでしょう!
モリアーティ教授を、謎めいたキャスティングで登場させていたりして
ファン心理をくすぐる演出(?)になっているのでは?
謎解きとテンポがよかったですね。
ヤングシャーロックも、この映画も最後の〆は例のあの人?
意外(?)にちゃんとしたホームズ映画でした。
『シャーロック・ホームズ』観てきました。おもしろかったです。
観る前まではアクションゴリ押しのダメ映画になるのではと不安でしたが、蓋を開けてみればちゃんとしたホームズ映画でした。
アクションがメインではありますが、捜査と推理に割り当てられていてる部分も多く、それ以外にもホームズが変な実験したりなど原作へのオマージュも所々に散りばめられていて、製作側が原作をちゃんと理解しているなあと感じられました。
また不気味なロンドンの雰囲気を見事に再現したセットも良かったです。
しかし一番良かったのはなんといってもホームズを演じてるロバート・ダウニー・Jr、時に軽妙に時に重厚にホームズを演じる演技力は素晴らしくラストで追い詰めたブラックウッド卿を前に謎解きをするシーンはカッコ良過ぎです。
ジュウド・ロウ演じるワトスンとの駆け引きバッチリ決まっていて最高でした。
次回作も決定したそうで、こちらも楽しみですね。
リアルに再現された世紀末ロンドンを舞台にアクションの連続
これまでに映像化されたホームズとは、全くちがう。でもコカイン中毒でひきこもりぎみ、格闘技に長けてるなどは、たしかに原作にも記述がある。作者のコナン・ドイルが当時ロンドンで流行ってたオカルトに関心があったのも有名な話。この映画の描写は、あながち間違いではない。ホームズの裏の面を拡大解釈したともいえる。ワトソンをホームズ以上の武闘派としたところは新鮮だった。
あるときは敵の手先、またあるときは味方にもなる謎の美女アイリーンとホームズの関係は、やはり峰不二子とルパンを思わせる。(とすると原作よりも頼りになるワトソンは次元か。仕込み杖を持ってるから五右衛門のキャラも入ってる?そしてあの人物はマモー!?ジャパニメーションの影響あるように思うけど、考えすぎか…)
昔の映画ヤング・シャーロックでも古代エジプトの魔術が出てきた。不可思議な黒魔術を合理的に解き明かすというのは、ミステリーの定石だし、ストーリーには真新しさはないけれど、リアルに再現された世紀末ロンドンを舞台にアクションの連続で2時間あきずに見られます。
ハンス・ジマーの音楽が生み出す絶妙のスピード感!
ストーリー冒頭から16ビートのスピード感抜群の音楽に乗せて馬車が走る!
エンドロールになって初めて、ハンス・ジマーの音楽と知り、なるほどと思いました。「ブラック・レイン」の頃から彼の映画音楽のファンなので。
本作のダウニー・Jr.ホームズは、今までの知力、推理力、判断力に加えて、“格闘家”であるという側面を見せます。瞬時に判断して相手を叩きのめす!強いホームズにシビレました。
そしてジュード・ロウ演ずるワトソンは、これまでのワトソン像を覆し、自己主張が強く、ホームズと対等に渡り合います。時にはケンカも。
この二人のやりとりが絶妙で、まさに“ボケと突っ込み”状態(笑)。
観客を飽きさせません。
そしてこの作品の紅一点、レイチェル・マクアダムス演じる女盗賊アイリーンであります。観終わって、「アイリーンの出番が少ないぞ!!」と思うほど魅力的なキャラクターです。なにせホームズが生涯で唯一人愛した女性ですから・・。
ストーリーそのものも、ブラックウッド卿が復活してからはグイグイ引き付けられ、随所に用意されたアクションシーンはまるでスペクタクル映画さながらの興奮を叩きつけます。
娯楽映画としては傑作と言ってよいのではないでしょうか。
ハードな相棒。
従来のS・ホームズの概念をひっくり返した?快作。
知的で繊細な中年紳士♪のイメージできてた彼が、
おぉ!なんだ?ファイトクラブか!?とビックリ。
思いきりアクションしているホームズ、ダウニー・Jrと
彼をたしなめつつ面倒をみているワトソン、J・ロウの
コンビがこれほどピタリとハマるとは想像しなかった。
やや野蛮な「相棒」を観ている気分だ^^;
それにしてもダウニー・Jrは忙しいヒトだなぁ~。
アイアンマンも控えているのに(あれも頭脳アクション)
こっちでも頑張ってますねぇ~v何を演ってもハマると
いう巧さはたいしたもの。確かに野蛮で子供っぽい
ホームズではあるが、頭脳明晰な部分は変わらない。
ワトソンを婚約者に渡してなるものか(多分そんな感じ)
と皮肉を言っては怒らせるところなど、笑ってしまった。
ワトソンの方も困り果てながら彼を見捨てられない^^;
キミたち!愛し合ってるかーい?と茶々を入れたくなる。
(なんて古いんだ、私も)
そういったコメディ要素を加えたアクションは楽しい。
ただ、純粋に推理劇を期待するとやや肩透かしかも…。
何しろ展開も謎解きも「今どのヘンですか?」のごとく
早いため、観ながらゆっくり考えているヒマがない^^;
何か聞かれれば即座に解答してしまうホームズだし。
更に画面もゴチャゴチャしている(雰囲気は抜群だけど)
せいか、ゆったり景色を愉しんでいるヒマもない^^;
G・リッチー、ちょっと仕込みすぎたかな?という感じ。
まぁ…テンポよく優雅に魅せるのも大変なのでしょうが。
ホームズとアイリーン(R・マクアダムス)の関係が、
どう見ても「ルパン三世」を観ているようなのが面白い。
オトコってホントに不二子みたいな女が好きですねぇ~。
自分の思い通りにならない女、一筋縄でいかない女、
利用されても、コケにされても、大好きですっ!なのね。
あんな年下に転がされているところが何とも可愛い…。
コレ絶対続編があると思うので(爆)期待しとこう。
ちょっとハードな米国版「相棒」ということで…。
(右京さんもひとまず終わっちゃったし、TVがつまらんわ)
インテリというよりタフガイなホ-ムズ!
峰不二子のような悪女にゾッコンのホ-ムズが,やられっぱなしでまるでルパン3世のように、間抜けでタフガイだったのが面白かった。タネ証しは実に単純でスト-リ-が面白みに欠けたが、アクションシンにはドキドキしました。でも、これはホ-ムズ映画なので、もう少しトリックが複雑で神秘性があった方が望ましい。
「ホームズ」として観なければOK?
原作、グラナダ版、アニメ版、ヤングシャーロック等読んだり観ています。
それなりにパスティーシュ物も好きです。基本節操ありません。
今回の映画版は予告からしてアクションを前面に押し出していて、
肝心の推理面がお粗末に感じました。あくまで推理ありきのホームズだと思うのですが。
まったく推理していないわけじゃありませんが、アクションの比重を考えると後者のが多いような。
たぶん、ホームズのことをよく知らない方のが楽しめると思います。
アイリーンの扱いもすっかりハリウッドヒロインで…割り切れば楽しめますが
原作重視の方にはお勧めできないかもしれません。
ただストーリー自体も典型的で特にどんでん返しもなく無難でした。
続編もアリですよ~と教授の名前を最後に出すあたりもお約束で。
可もなく不可もなく、というのが実直な感想です。
映像の暗さというか落ち着き具合や、音楽は霧の倫敦にとてもあっていました。
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