「愛と輝きの裏側」私の中のあなた sayogeさんの映画レビュー(感想・評価)
愛と輝きの裏側
家族愛と青春の輝き(ただし時間の限られた)という
オブラートに包まれているけれど、遺伝子操作で
ドナーを出産するという設定はショッキングです。
おすぎ(杉浦孝昭)さんが、この映画の映画評として
「これはSF…」と書いていらっしゃるように、2005年の
マイケル・ベイ監督作品『アイランド』に描かれた移植用
クローン人間と、紙一重とも思えるシチュエーションを、
さらっと流しているのがすごい。
クローンではないから、生命倫理とやらには抵触しない
という事なのかもしれないけれど。
冒頭のアナの独白、「姉が健康だったら私は生まれて
来なかったのだろうか?」はつらい言葉でした。
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