スラムドッグ$ミリオネアのレビュー・感想・評価
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ストーリー構成がすごい。
とにかくストーリー構成が素晴らしいです。
想像していた作品と全然違くて驚きました。インドの現実を見させられたような気がしました。
いつものインド映画とは違った作品でしたが、とても面白かったです。
これこそ愛が起こした奇跡
マジャールとラティカ、そしてサリーム スラム育ちの3人が起こした奇跡の物語。これほど壮大で素晴らしい映画は見たことない。
スラム育ちで苦労したからこそ知識人では分からない問題も解けたのではないかと思う。
一度は観てほしい映画です。
かなり現実的です。
生き様が、かっこいい。
ちゃんとしていれば生き残れるという当たり前が、格好よさとして印象に残った映画だった。
直球で来た。
予想通りの展開だったけど、多分、考えるべき所はそんなとこじゃない。
展開を読んで楽しむものじゃなくて、登場人物たちの表情を見てほしい。
音楽も良かった。
『スラムドッグ$ミリオネア』
食わず嫌いだったんですよインド映画。またみのもんたも鬱陶しいしさ。
ところが。NO DANCE、NO みのもんたってんで観ましたよ。
トタン屋根の群集の路地を疾走する少年期のスピード感と対比する番組シーンを交互に緩急つけて飽きさせない構成は流石。
時折若い男女の恋愛観にちょい無理があるような展開もインドじゃそうなんだろなと納得して見終えた。
お兄ちゃんが幼少期、少年期、青年期、三つとも見事な演技を魅せる。あれは良い役者になるね。
映画とは違う表情を魅せる二人のエンドロールも心地良かったよ。
天晴れです!
面白いです!
イオンのシネパスで見ました。
素晴らしい完成度です。
疾走感ある映像、叙事詩的な物語展開、卓越な時軸構成、場面を彩る楽曲。
それらが相互作用して高い発信力を放ち、2時間飽きることなく釘付けでした。
ご都合主義なんて、吹き飛ぶ満足感です。
ジャマール・ラティカ・サリームの、『生きる』渇望があらゆる感情を蹂躙し、追い求める姿に涙が止まりませんでした。
そして、追い求めた末に何を見つけ、何を手にするのかの答えも、明快で清々しいです。
クイズのTV番組という舞台も効果的でした。
作品内での役割を、3つも4つも持っていたと感じます。
タイトルの『$』を、どう解釈するか興味深いです。
スラムドッグ『が』ミリオネアなのか。
スラムドッグ『と』ミリオネアなのか。
スラムドッグ『は』ミリオネアなのか。
私は『は』だと信じています。
本編からの引用ですが…
すべては必然かー
それとも偶然かー
鑑賞後、きっと心の中にその答えがあります。
秋の夜長に、愛の余韻を浸りたい方にオススメです。
俺のオールタイムベスト
つまりこの映画が世界で一番面白いってことなんだよ!
ちなみに2番目はゴッドファーザーね。私はパート1よりパート2派。パート3も大好きなんだけど1、2と比べるとどうしても大味になってる感は否めないよね。
この映画あまく見ていた
久しぶりに良い映画を観ました。
タイトルと日本のクイズ番組を想像してたのでちょっと避けてたのですが友人があまりにも勧めてきたので観ました。
印象と全然違って最初から最後までじっくり観ました。なんか映画の原点を観た気がします。映画の内容にちゃんど現実を取り入れ尚且つラブストーリーや兄弟愛や友人愛も含まれてて自然と事も進んでいてダニーの上手さが全面に出てます。映画とともにこの映画を観て心に突き刺さった自分はまだ幸せだなと思う。まっ今の政治家やお金大人には突き刺ささらない人間じゃなく良かったと思うぐらい素晴らしい映画です。
インド映画らしくないけど面白い
ダニー・ボイル会心の良作。
「東洋のハリウッド」と言われる?インドだけど、この映画はまんまハリウッドのノリ。マサラムービーとは一味違う。
どん底から運と実力で一攫千金を狙うハラハラドキドキのゲーム。
ジャン・ルノワールの「河」やサタジット・レイ、グル・ダッドの時代と比べると確かに生活は豊かになったのかも知れない。極一部は。昔と変わらぬ貧しい生活を送る者はけして減少していない。
拡がる経済格差がよりインド社会を複雑に歪める。
犯罪に身を堕とし破滅する兄、大博打に出て大金を手に入れた弟。
兄に無かったもの、弟にあったもの。
それは「信頼」である。兄貴は誰も信じずに身を滅ぼし、弟は愛しい女性を最後まで信じた。どんなに身を落としても、人を信じられなくなれば終わり。
物語はスリルがあって興奮するけど、中盤の展開はやや唐突で「ん?」となる。
それでもスピーディーな展開、いざという時に頼れる女性の存在、ラストで生を掴む者と掴めずに終わる者の対比が印象的。かなり面白かった。
ムンバイの社会背景ならミラ・ナイールの「サラームボンベイ!」もオススメ。
インド映画?
って最初は思った。
内容はとても良く、構成も素晴らしい。
途中の音楽もインド感満載でした。
正直、少しエグいシーンも多々…
でもこれがスラム街の…世界に起きていることの現実?なのかも知れない。
私たちは安全で平和な場所にいる。
そしてこの映画で学んだことは、世の中に起こる事象全てが無駄ではないということ。
それが知識へと変わっていくのである
スラムの厳しさ、主人公の一途さ
ミリオネアで正解しまくって、こいつイカサマしたんじゃね。ってなるがイカサマなどしてなく自分の過去でその答えが出てきたという話。
初っ端からスラムの厳しさを見てインドの貧富の差を実感できる映画であった。また主人公の一途さ好きな子を兄にとられ、会っても連れ去られ、それでも追い求める姿が良かった。そしてスラム出身だからという部落差別、宗教的な差別もよくかけていた。
ただエンディングの音楽は、これは、、、、と思った。
青春サクセスストーリー
ダニー・ボイル監督はいい作品作るね
インドって本当にこんなトコロなんだろうか?映画だからだろうな
一部シーンでウンコまみれなるけどあれはチョコレートだそうな
青春サクセスストーリーで痛快
全く退屈しないで見ていられる
未視聴なら迷わず見る
グロイシーンもあるけど直接的な表現は無いので安心
シナリオ、演出、役者、文句なし5点
ただの映画ではない…
ダニー・ボイル監督って躍動感あふれる映像を作りますね!
『ザ・ビーチ』を観たことがあるのですが、この作品も映像、内容で通じる所があるようなないような。
サクセスストーリーだけれど、ただの夢物語ではなく
現実的な厳しさが映されてるし、映画的に美しいであろうエンディングに、説得力がある!
これがアカデミー賞を受賞したというのは、なんだか複雑な気持ちになります…。
インド社会を知るならば
黄色みのある画がインドの生命力や雑多さ、生活感をより一層引き出していて
映画をもっと魅力的なものにしている。
幼い子供が二人でインドで生活したら……ここまで強く生きれるものでしょうか。
もちろん一歩間違えれば、他の子供たちのように大人の食い物にされて、目を焼かれたりするのでしょう。
それをかいくぐった兄弟は運が良かったのです。
様々な危機を手を取り合って免れてきたふたり。
その裏切りは一層と悲しく、兄弟の道が分かたれていくのが悲しかったです。
小さいころはあんなに助け合って生きてきたのに・・・と。
ストーリーも魅力的。
町並みもすばらしい。
インドが好きなら見るべき。
おもしろい、ストーリー展開は秀逸!
良い映画だとは聞いていたけど、流石アカデミー賞受賞作。
まず、シナリオがいい。
スラム出身の主人公の生い立ちを振り返る形での
出題が見事にマッチしていて違和感を感じさせない。
インドのスラムから近代化を背景に様々なショートストーリーを
次々にみる事ができる、これが良い!
ちょっとしたトリビア的な出題もまさに奇跡。
映像、演出も全てラストシーンへとつながる
素晴らしい映画でした。
単純な立身出世でもないし、奇跡のサクセスストリーでも
ない、これは困難な人生を生き抜いた一人のインド人青年の
生き様である。
インドって言うと踊って歌ってって映画がイメージなんですが
これはまさにハリウッド作品です。
インド、正直恐るべしって感じで採点は4.0です。
ゲームの達人とかストーリー展開に面白さを感じる人
お薦めです。
ボイルは本物の映像作家
リドリーを尊敬する監督として挙げるダニー・ボイルは紛れもない本物の映像作家である。
世界的人気番組ミリオネアを通して描かれるジャマールの過去、そしてハッピーエンドへと1つに収束するドラマはボイルの巧みな映像センスがあってこそ活かされる。
音楽の使い方も文句無しに上手い。
先の読めてしまうストーリー展開だが、本質はそこには無い。
"slumdog"達の目に映る本物のムンバイは息が詰まるほどリアルだ。
急速に発展し続ける街を舞台に"持つ者"と"持たざる者"をしっかりと描き出した良作。
内容の濃い120分だ。
あなたの人生もきっと変わる
突然ですが、問題です。
人生において1番大切なのは何でしょうか?
A運B経験C知識Dお金
私はファイナルアンサーは出ませんが、答えは人によって様々でしょう。
ライフライン使いま~す!なんてね・・・。
本作はそんなことを考えさせられるダニー ボイル監督の意欲作であり、傑作だと思います。ただ、アカデミー賞・作品賞を受賞するべき作品だったかというと「フロスト×ニクソン」が1枚上手のような気がします。
主人公はインドのスラム街で育ったジャマール。
彼はインド版「クイズ$ミリオネア」の回答者席に座ることになり、豊富な知識と経験を生かし正解を重ねて行きます。しかし、番組終了後にズルをしていたのではないかと疑いをかけられてしまいます。ポイントとなるのはスラム街育ちのジャマールがなぜ、問題の正解を知っていたのかという点です。それは、彼がミリオネアに出場するまでの人生を紐解いていくことでその答えが明らかになっていきます。
注目はダニー ボイル監督の映像技術、映画本来の展開力の良さ、手の込んだ演出、そして、ジャマールとヒロイン・ラティカとの恋愛模様です。特にラスト20分の物語の展開の良さは気持ちがいいくらい爽快な気分にさせられました。最後にジャマールがどうなるかはわかっていましたが、そこへたどり着くまでの描き方が本当に良かったです。
映像に関しては「シティ オブ ゴッド」をかなり意識していたと感じたものの、監督のリアリティーへのこだわりのようなものを感じました。国の現状も映像にしっかり残っていてインドの裏社会もちゃんと描かれていました。それから、演出面ですが、「クイズ$ミリオネア」という番組を上手く利用したドラマチックでリアルなものになっていました。ラスト20分の劇的な展開は演出も一役買っていると思います。やはり、家のテレビで観るのと映画館で観るのは全然違うように感じました。(当たり前ですね・・・。)もちろんジャマールとラティカの関係からも目が離せません。
この作品には大きな弱点はありませんが、強いて言うなら前半の展開やや遅いという点くらいでしょうか?
いずれにしても、「クイズ$ミリオネア」を観た事がなくても楽しめる作品でもあり、人生について考えさせられる作品でした。多くの人に観てほしい作品です。
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