「小さなシバの物語。」幼獣マメシバ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
小さなシバの物語。
ドラマ版の第一話からず~っと観ていた。
もちろんマメシバ目当て。そして流れるCMなどから、
映画とTVをおそらく同時進行で撮っているのが分かった。
なので…これは絶対観るぞ!と意気込んでいたものの、、
えぇ~っ?と思うほどの上映館数の少なさに(-_-)うっそー。
もうダメだ…と半ば諦めていたところ、なんとか県内で
唯一の上映館へ行けることとなり…やっと、やっと観れた!
いや~可愛い♪相変らず一郎の可愛さは言うまでもないvv
加えてギ○ミーも…(爆)どこかで嬉しいゲスト出演^^;
ドラマ版とは似て非なる作りで、特に続編。というわけでも
ないので、映画版だけでも話はひと通り理解できる。
ただ(爆)そうだったの!?的なラストはさすがに驚いたな^^;
面白い。とにもかくにも面白い。佐藤二朗のキャラに尽きる。
引きこもりニートおじさんに見事に変身し(地だったりして)
TV版と同様に台詞のひとり攻撃で笑わせてくれる。
特に!お化け屋敷でのひとりごと連発には大・大・大爆笑!
こんな陽気なニートって、いるのか?
さて、この物語はふざけているようで、けっこういい話だ。
親離れ、子離れ。友情、愛情。社会意識、協調性。実行力。
分かっているのに上手くいかない人間関係のあれこれを
まるで「ご近所の難問解決!」とばかりに、シバ一郎と二郎が
やんわりと解決していくのが、TV版ではとても面白かった。
今回はさらにコマを進めて、一気にロードムービーと化した。
国道すら渡れなかった二郎が電車に乗るんだから、ビックリ!
そんな展開にもムリなく適応し(爆)母探しに奔走する二郎。
今回は二郎の心の闇が浮き彫りにされ、安達祐実の巧演も
合わせて、ホロリとする場面が多い。上手く生きられないから
オマエはダメだ。と、そんなレッテルを自分自身で貼り付けて
しまった悲劇を、この二人が好演している。
マジメ~な顔の佐藤二朗も観られるので、かなり感動的♪
まぁしかし…^^;
このドラマはこうでなくちゃいけない。(爆)
という終わり方をするところ、TV版同様、やはり変わっている。
人生は旅。なんて誰かが言っていた気もするけれどvv
あ、そうそう。一郎二郎では終わらない…お楽しみもアル。
(一郎を演じたのはさくらちゃんていう雌犬らしい。可愛すぎ♪)