グラン・トリノのレビュー・感想・評価
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イーストウッドはグラン・トリノに! 最後が素晴らしい!
流石クリントイーストウッド、早打ちのポーズは決まりすぎ!
じいちゃんになってもかっこいいですね。
私はグラン・トリノにに乗って、敵をバッタバッタとやっつける作品かと思いきや、全くちがいました(笑)
頑固ジジイの心が変化していく様子や、若い友達を大切に思う気持ちがよく伝わってきました。
最後が感動でした。クリントイーストウッドの最後って感じで感動しました。
イーストウッドはグラン・トリノになったんですね。
戦争の傷跡
戦争で人を殺した心の傷が拭えない
生と死のハザマで生きていた
何処か心を開ける事もなく
戦争を体験した人しか分からない
孤独さ 打ち解けられない心
国の勲章など要らなかった
人を殺す気持ちなんかいらない
イーストウッドはクロとかシロとかイエロー
と肌の色の差別をいつも台詞に入れてくる
社会の偏見を取り入れている
冷静に世の中に届くように
風刺を込めて
最後の撃たれるシーンは涙がドッと出ました
まさか!です
殺されることで
戦争で殺してきたことへの
懺悔だったのか(償い)
と思いました
本人に罪はないのに
戦争はどちらにしても人を苦しめる
クリントイーストウッド映画三作目
僕にとってのアメリカンヒーローがイーストウッド。
僕にとってのアメリカンヒーローがイーストウッド。ローハイドては、ウィッシュボーンさんのファンだったが、荒野の用心棒では、したたかなヒーローと思った。もっとも、ジャン・マリア・ヴォロンテも好きだったが。
このグラントリノはそのしたたかさの結論の様に感じた。
イーストウッドは黄禍論を語っていると思う。朝鮮戦争で半分負けて、ベトナム戦争で全敗して、911で、本土まで侵略される。アフガニスタンは黄色人種では無いが、アジア。
そして、今や中国にその座を奪われてしまったアメリカン。そんな悲哀がイーストウッドの中にあるのかなぁと思った。イーストウッドもこの映画では、ポーランド移民で、友達の床屋はイタリア移民。つまり。アメリカは移民で成り立っている。日本人には理解できない部分があると思った。もっとも、日本だって、本当は沢山の民族が存在するんだけどなね。
兎も角、カッコ良すぎる。さぁ、クライマッチョを見に行くか?
カッコ良すぎる。
頑固じいじの心の変化
息子たちにも孫にも教会の牧師にも心を開かないウォルト。近所の住民はアジア人が多く、米食い人種、ジャップと言って遠ざける。隣人のおばあちゃんも、ウォルトのことをシロ、はやく出て行けと独り言を繰り返す。隣人の息子タオや娘スーが黒人に絡まれると助けてあげるのはいいが、クロッと言う。人種差別的な発言が非常に多い。タオが皿洗いや庭仕事をしているとそんなことは男のすることじゃない、とか男女差別的な発言もあり、少々観ていていい気はしない。
だんだんタオやスーと打ち解けて、最後の仇打ちのシーンは、自分を犠牲にしてケリをつけるなんて、なんてカッコいいじいじなんだ👏👏👏。
遺産を当てにした親族は少し気の毒だが。息子たち家族とももう少し心を許して歩み寄れるとよかったのにね。
"これがイーストウッド節か!!"
Mr.クリント・イーストウッドの映画をクライマッチョにむけて初鑑賞。
映画を家で観るときは一人でツッコミを入れてるんだけど、とにかくツッコミ箇所が多すぎた。いや、ポーランドじじい(泣)あんた強すぎな。
質の悪い不良との話し合いで「殺されるんじゃないか」「押し倒されてリンチにされるんじゃないか、」とか思ってたのもつかの間。返り討ちにしてるやないかーーい!
あのフェイクガン(fake gun)強すぎな(笑)。
人種差別とか色々と問題が提示されている、この作品。今こんな発言してたら抹消されるで───。と驚きながらも鑑賞中ツッコミを入れた自分。これは監督が【人種差別】について観客に考えさせようと働きかけている。僕はそう捉えた。
あ、ワン公(デイジー)無事で何より。
デイジーがウォルト(イーストウッド)の帰りを待っているようにも見えた。泣けるよ(泣)。
イーストウッド節サイコウ!!近頃イーストウッドの何らかの作品を鑑賞しようかと思っています!
イーストウッド作品にハズレなし
さすがのイーストウッド作品、どの作品も余韻がすごいです
派手さはなくてもこの作品も心にズシンときました
人と人との繋がりが優しさの連鎖になっていく展開にあのラストでもあったかい気持ちになれました
でも寂しさの一片もない完璧なハッピーエンドが好きな私は寂しい気持ちにもなりました
イーストウッド作品は本当に素晴らしいです
きっとご本人が素晴らしいとしか思えないです
爺さんから若き男子へ。
シンプルに、ああいい映画観たなあ...と思える一本。
でも人生のほうは、シンプルじゃない。
真面目に生きていても、戦争になれば人を殺さなきゃいけないし、普通にただ働いて生きて行きたくても、それを邪魔する輩がいる。
家族だから愛が交わせるとは限らないし、
人種や年齢が性別が違っても、気が合うこともある。
何歳になっても人は変わるし、
何言ってもクズはクズで変わんないこともある。
人生はいつも混沌。
それでも生きて、最後の最後の瞬間まで、魂を磨くことはできる。
それが若き友の心に、楔を打つように、残った。
グラン・トリノはビンテージカー。
でもモノじゃなく、魂を、次の世代に渡したんだね。
若きオトコを男にするのは、大人の男。
言葉じゃない。
格好でもない。
上っ面じゃない。
自分の命の使い方。
何を守り、何を捨てるのか。
歳を重ねて身体は古びても、真実を見る眼力は強まる。
でもそれもその人が、自分をどう生きてきたかによる。
愛を教えるのが、一番難しい。
実の親子でも。
ただ愛は伝わるところに、ちゃんと引き継がれていく。
名作と言わせるだけある、ラストシーン
奥さんを亡くして、息子や孫たちからも煙たがられる頑固爺さん。
隣のモン族の姉弟との交流で、段々心を開いていく‥
あらすじだけ見るとありがちなようですが
しっかり者のお姉ちゃんは爺さんあしらいがやたらうまかったり
おとなしくて真面目な弟に爺さんがいろいろ世話焼き始めたり
いつの間にやら引き込まれます
そしてラストシーン・・
撃ち殺さずに、逆に相手に撃たせて
お縄にするとは!
そんなかっこいい守り方、今までかつてありますか。いやありません。
ガンコなオヤジとアジア人の交流、
ストーリーはわかりやすかった。
しかしこの映画に出てるようなろくでもないゴロツキの連中は、現実にもいるだろうけど、やはりこの世から淘汰されて撲滅されるべきだとも思う。
ただイキがって強がって人に迷惑かけてばかりの連中は映画であろうと不快にもなる。
でも、神父が復讐をあおるように説得するのもどうなんだろう(笑)
主人公は、最後は丸腰で復讐?訪問?しに行って蜂の巣にされて、自己犠牲でそのゴロツキを捕まえさせたんだろうけど、あんな終わり方はさみしかったなあ。
あと、アジア人の男の子、タオが、サッカーの久保建英に似てるような気がした。
所詮この世は弱肉強食。で、あなたならどうする?
この世の中は理不尽だ。正義?自己満足。宗教?狂気。思想?戯言。哲学?こじつけ。英雄?創作。幸せ?広告。人生はあなたが主人公の物語?そんなわけねぇだろ。
所詮この世は弱肉強食。この世界は極めて動的であり、エネルギーの力学だけが全てを支配する。人はその激動の中を流されるだけの小さな存在だ。
あなたも薄々勘づいているだろう?この世の中は無意味だということに。多くの人は、その残酷な事実から目を背けるためだけに、考え、行動する。或いは、どうにでもなれと自暴自棄になり、やりたい放題だ。
全てが無意味だと自覚した上で、あなたならどうする?生きることを投げ出すのか?それもよかろう。自分の多幸感のためだけに生きるのか?それもよかろう。正義のために生きるのか?それもよかろう。
人として正しく生きよう。たとえ全てが無意味でも。たとえ救われないことがわかったとしても。たとえ苦しみから逃れられないとしても。
なぜあなたは人として正しく生きようと思えるの?それは、あの人が見てるからだ。神ではなく、大切な人があなたのことを見ているからだ。その人の前で、あなたはどう行動する?
あなたはユダヤ人で、ナチの収容所に収監されました。あと3日以内に確実に死ぬでしょう。そんな状況において、あなたは人として正しくあることができますか?
あなたは黒人奴隷だとします。毎日毎日、理不尽な暴力に晒されます。そんな状況において、あなたは人として正しくあることができますか?
あなたはタワマンに住む富豪です。でもあなたは嫌われています。友達は一人もいません。そんな状況において、あなたは人として正しくあることができますか?
出会いが人生を変える
イーストウッド監督の映画はこれで4本目の鑑賞となりましたが、これはしっとりとした作品でラストにはじんわりと感動がきました。正直、16歳の自分にはただ良かったという単純な気持ちになったので、もっと歳をとってジジイになってからもう一度鑑賞したいと思いました。
この映画の感想としては、最初はただ意地の悪い、人種差別をするジジイかと思っていましたが、タオとの出会いから変化が生まれました。最初は全く笑わなかったジジイでしたが、タオと出会い笑顔が生まれたり、人を思いやる気持ちが見えたりしました。そんなこのジジイの成長が見れるのと同時に少年のタオもこのジジイとの出会いで人生が大きく変わっと思います。歳がどれだけ離れていても友人にはなれるんです。ある人と友人になってそれがどんな結果が待っているかは誰も分かりません、この2人のように素晴らしいラストが待っているかもしれないのです。僕はこの映画を鑑賞して、人との出会いを大切にしたいと思いました。それと車ってのはカッコいいですね、まさかグラン・トリノという題名がが車の名前だとは思いませんでした。そんな題名にもなった車が走る場面は少ししかなく、持ち主のジジイは1度も乗ることなく映画が終わりました。ですが、ラストのタオが走る場面からのエンドロールは感動しました。この映画は、なんというか見た後にじーんっと色んな感情が込み上げてくるような作品でした。
タイトル程グラントリノは象徴はしてない
グラントリノは言うほど象徴ではなかったが、
ウォルトと重ねたのかもしれない。
偏屈な年寄りが妻を失いますます、頭の硬いジジイになっていくが
隣に住んでいるおせっかいなタイ人の娘とその弟に段々と心を
開いてゆく様が自然でよかった。
ラストはほぼ自殺みたいなものだったが、
銃撃戦とかにならず自らの生命を差し出すことで
タイ人一家を救うやり方は納得行くものではなかったが、
自分の寿命と人間らしい付き合いを思い出させてくれた
お礼と言うことなのだろうか、やるせない結末だった。
ラストに至るまではわりとほのぼのした展開だったので
スーが襲われる展開は衝撃的だったが。
泥棒から友人へ
タオとスー、これからの未来がある若者に
ウォルトが与えたものは一生のものだと思います。
懺悔も最期も遺言もウォルトらしい
隣にこんなポーランドジジイいたら
とりあえずエビスビール持って行きます。
結末は悲しいけれど
ウォルトと出会ったことによって
タオとスーがたくましく賢い大人になるであろう
希望もある爽やかな終わり方。
ウォルトもグラン・トリノを託せる友人と
最期に出会えて幸せだったと思います。
タオには今後もあそこで髪を切ってほしいな。
また好きな映画に出会えました。
ダチョウとカエル
偏屈なジジイで決して褒められたような人格じゃないけど
昔気質というか、自分を曲げない強さってものも持っていて…。
罪とか懺悔とか、そして自己犠牲とかすごくキリスト教的な物語なんだけど
普遍的な”男”の物語でもあると思うんだよね。
イーストウッドが演じるウォルトがとにかくハードボイルドだし
タオの成長ぶりには目頭が熱くなるっていう。
暴力の連鎖を…って意味ではちょっとキレイごとすぎる気もするけど
イーストウッドがかっこいいから、そんなもんはどうでも良いのですよ。
イーストウッド現役すぎる
たしかにイーストウッドかっこよすぎだし脚本も感動的でよくできてるけど、ラストはちょっとできすぎというかかっこつけすぎだと思っちゃった。タオとかスーに感情移入すると、この先どう生きていくんだろう…と考えてしまったし、乱暴に言うと"男のロマン"的な作品なのかなと。
全250件中、41~60件目を表示