劇場公開日 2009年4月25日

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グラン・トリノのレビュー・感想・評価

全257件中、21~40件目を表示

5.0イーストウッドの贖罪的な映画かと

2023年10月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

知的

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parsifal3745

4.0泣いたー

2023年9月19日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

知的

あらすじは珍しくもないよくある話。だけど見入ってしまうのは俳優のちからなのか監督のちからなのか。偏屈なジジイ役を見るのは2度目だけれど、やっぱり憎めない。ところどころに胸にグッとくるのは本当に伝えたい部分かなと思ったりもする。で、ラストに号泣。
そして、本編のあとに予告を見る。予告は大げさに称賛してるけど、それに影響を受けて鑑賞しても後悔はない映画だと思った。

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きなこ

5.0この後味は才能がもたらすもの

2023年7月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

イーストウッド演じるウォリスの悲しくも誇らしい決断。
その考えがじわじわ感じるところからすでに
感涙の波がやってきたのですが、
意外にも観ていて涙があふれ出るという感じではなく。
観終わったときには暖かな未来への展望を感じる。

凡庸な作品だったら「ああ、かわいそうだね、えらいね、でもわすれないよ(涙)」
的なところで終わったのかもしれないけれど
そこからさらに一歩があるのがすごいところ。
それは考える余地を観客にゆだねてる部分のせいもあるのかもしれない。
そういう意味ではイーストウッドは
観客というものに夢と希望を抱いてるように思う。

新人の脚本というのも驚く。
ある意味うまくまとまってるな、というものだったのかもしれないが
いい題材でうまい料理人がやるとこうなる。

それにしても男の魂は受け継ぐのに資格がいるのだな。
こいつになら、と見込んだ相手にしか継承されないのだ。

この映画は男の子の映画だなあと思った。
いい車、偏屈だけどクールなジジイ、かわいい女の子、マイ工房。
最近ちまたで言われてる草食男子はツボが違うのかな?
女子にもぐっときますけどね!

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ひよこまめぞう

5.0人生の10本に入りそうなくらい、胸にズシンと染み入る映画

2023年7月19日
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鑑賞方法:VOD

前半、主人公の意地っ張り加減や人種差別的な悪口をボソッと言うのがブラックコメディな感じがしておもろい。笑
派手な演出やBGMはないけど、テンポ感が良くて全く飽きずに見られる。
スーとボーイフレンドが黒人チンピラに絡まれるシーンで、「兄弟なんて言うな。どう見ても違うだろ。」とツっこむシーンが好き。笑 後半の主人公との良い対比になってると思う。
あと、タオが一生懸命仕事をしてる画と、主人公がタバコを吸ってる画を何度も交互にうつしてるシーンがシュールすぎてお気に入り!
すぐに銃を持ち出すのも、「お決まりのやつ」って感じで見てておもろい。
「なんて言ってるか分かんないけど絶対こちらを嫌っているおばあちゃん」とのやり取りもとても好き。笑
グラン・トリノとタバコとビールが最高に似合う渋さに痺れる!
パン族との文化の違いに顔をしかめつつも少しずつ心を開いていく心情の変化が面白かった。

と、前半だけでも、純粋に面白く観れるのに、後半はそれを上回って一気に引き込まれる!
家を襲撃され、スーがボロボロで帰ってきたシーンから緊張感が流れはじめる。あまりに理不尽な暴力に、「どうか皆が幸せになれるように…」と願わずにいられない。
27歳の牧師との懺悔室での会話、地下室に閉じ込めたタオとの最後の会話、少しずつ、自分の罪について語り始める主人公。特にタオとの会話での「勲章なんてそんないいものじゃない。俺が殺したなかにはお前くらいの子どももいた。それが忘れられない」みたいなセリフから(細かいセリフうろ覚え)、タオの面倒をみることも助けたことも、自分自身への罪滅ぼしというか、贖罪だったのかなぁなんて。
そして、衝撃のラスト…。彼が考えぬいた末の1番の正しい道だったに違いない。
お互いに、「友達」と言い合った2人の関係は、とても尊かった。
「グラン・トリノ」のタイトルの回収もとても渋くて良い…!

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とも

4.5男のとても寂しくて、すごく悲しい物語。そして例えようの無い何かをもらう物語。

2023年7月9日
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愛する妻を亡くした男は
隣に住むアジア人を軽蔑する。
しかしその家族と仲良くなった男は
血を分けた家族にない温もりを感じる。
平和な日々は長く続かず、
その家族の悲劇を切っ掛けに
男は人生最後の復讐に燃える。

戦争を経験してきた男。
途切れた肉親との絆。
男の新しい希望は
愛車と共にある。

人の心の中に何かを留める
クリント・イーストウッドらしい
とても静かで力強い物語。

必ず例えようの無い何かが残る。

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星組

4.0クリント・イーストウッドってとても魅力的

2023年5月28日
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思わず見入ってしまった。
クリント・イーストウッドが好きになった。

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紅の豚こま

4.0移民社会アメリカ

2023年2月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

興奮

ウォルトは朝鮮戦争の退役軍人でポーランド系移民の子孫である。デトロイトの自動車産業で組立工として働き、右肩上がりの絶頂期を謳歌し、定年まで勤め上げた。しかし、日本の安価な自動車がアメリカで売れ始めると、アメリカの自動車産業は衰退していき、デトロイトから工場が撤退し多くの失業者が生まれた。産業がなくなった都市からは人がどんどん出ていき、逆に非白人の低所得層が流入してきたが、ウォルトは土地を離れない。
タオのルーツであるモン族とはヴェトナム戦争時にアメリカが軍事的に利用したラオスの山岳民族である。アメリカがヴェトナムから撤退した後、ラオスは北軍に占領され、モン族は迫害されたため、アメリカに逃げ込んできた。
そんな背景があって出会ったウォルトとタオであるが、ウォルトはアジア人に対して最初は偏見にまみれていたものの、モン族との心の交流を通して人としての温かさを感じようになり、やがて気持ちが変化していく。また、朝鮮戦争で若い朝鮮人を殺したことをトラウマとして抱えていたが、その贖罪感情からタオの教育係となって父親のように見守るようになる。
アメリカは人口増加を続けていくと、白人と有色人種の人口比は逆転するといわれている。建国者としての白人が少数派になるのはもはや時間の問題である。いつまでも多人種や他民族を認めないという姿勢は通用しないだろう。そこに立ちはだかる壁は打ち壊し、アメリカの精神を継承していかなくてはいけないというメッセージがこの映画から感じられた。

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ミカエル

3.5ハッピーorバッドエンド?

2023年1月25日
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いけい

5.0凄い映画で感心・感動。唯一無二に思える彼の知性・洞察力・監督術は、いったい誰が引き継ぐのだろうか?

2023年1月25日
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Kazu Ann

4.0頑固で不機嫌な朝鮮戦争帰りの年老いた男。 彼の心を開いたのは、隣に越して来たベトナム一家の娘だった。

2022年12月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

ラストにベトナムの民族衣装で正装したタオとスーの姉弟が、
悲しみをこらえながら、毅然として葬儀に向かう姿が
この映画のすべてを物語っています。
いかに生きるかということは、いかに死んでゆくかということであり、
意味ある死などないかもしれないが、自分が納得した死に方であれば、
意味のある人生を生きたといえるのではないか。

義を見てせざるは勇なきなり。

懺悔することすら馬鹿らしいと思い込んでいる男の背中を
そっと押したのは新任の牧師だった。周りと同調しようとしない、
頑固で不機嫌な朝鮮戦争帰りの年老いた男。
彼の心を開いたのは、隣に越して来たベトナム一家の娘だった。

唯一会話が交わせるようになり、社会とのつながりが出来かけた時
娘は凌辱され無残な姿で帰って来た。、
一家が一生なき者扱いされることを思うと、
座して死を待つことは自分の心が許さない。

一貫して生きることの何たるかを問うてきたクリント・イーストウッド監督の
ストーリー展開が明確な、見ごたえのある作品です。

アーニー・ハーが普通で気さくな娘スーを好演しています。

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ezu

4.0少数民族の移民

2022年11月29日
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鑑賞方法:VOD

人種差別、移民、暴力、戦争のPTSD、老後等々いろいろなテーマが合わさった映画と感じましたが、雑然とした感じでもなく、イーストウッドが上手く演じているという印象。
最後の教会での葬儀で、タオとスーが民族衣装の正装で参列しているのは心に残った。
グラントリノで彼方此方走り回って、クズのグループを成敗する物語だと思ったら、最後は哀しい展開だった。

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ふーてんふーてん

2.0美談っぽくしてない?

2022年11月29日
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食器棚みたいのを殴るシーンで、このじじいは基本的に後先考えずに行動する人間なんですわ。
だからギャングに対しても、あんな中途半端な行動をとったんですわ。
白人だからベトナムギャングを皆殺しにしたところで正当防衛で無罪だよ。

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おまめ

5.0男泣き

2022年11月25日
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鑑賞方法:VOD

30代で見たグラントリノ
40代で見たグラントリノ
前回よりも何倍も心に響く
50代、子供たちが大人になって見るグラントリノはどれだけ心に響くだろうか。

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EizoG

3.5イーストウッド渋いなぁ

2022年9月4日
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ウォルトの頑固ジジイっぷり。ケジメをつけた最後の結末に涙。

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Ran

4.5枯れた老人

2022年7月27日
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やまちゃん⛰

4.5「生」に詳しくない男のグラントリノ

2022年7月10日
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ターコイズ

3.0元軍人で、軍人時代の傷を持ち続け、不器用で家族ともうまく行かなかっ...

2022年6月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

元軍人で、軍人時代の傷を持ち続け、不器用で家族ともうまく行かなかったウォルトがアジア系の隣人と知り合うことで変わり始める。
あまりに不器用すぎるけれども、行動で示した最後に涙した。
切ないけれどもすごくウォルトがカッコよくて、最後のクレジットといい、余韻といい、良い映画だった。

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よっしー

4.01人の侍を見た。ラストは突き放され、作品に抱きしめられる

2022年6月2日
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イーストウッド作品はほぼ全て観ていますが、
ナンバーワンは「ミリオンダラー・ベイビー」

本人が出ていないけど「アメリカン・スナイパー」と「ジャージー・ボーイズ」「チェンジリング」
今までこの4作品が大好きでした。

ここに、この「グラン・トリノ」が加わりました。

・・・実は観るの3回目なんですけど、今回が一番涙出ました。

退役軍人で偏屈な老人、奥さんにも先立たれた主人公ウォルト。
戦争の傷も深く、余程過去に色々あったのか、人に心を閉ざし、平気で人種差別もする。

それが隣にモン族の家族が越してきてから、変わり始めて…
とりわけタオとスーの姉弟と言葉を交わすうちに、人間らしい心を取り戻していくウォルト。
タオを息子のように厳しく優しく寄り添う。

宝物のグラン・トリノの古き良き輝きと、
枯れゆく中にも人との出逢いによって溶けていくウォルトの心。
いい人過ぎないのがいい。
頑固なくらいでちょうどいい。
遠慮なく物を言ってしまうけど、心根は優しい人。

悪縁である親戚のごろつき達の悪行はエスカレートし、
良かれと思って起こしたウォルトのある行動がきっかけとなり、更なる不幸が姉弟を見舞う。
怒りで手が震えるほどの鬼畜の行いに、思わず身を乗り出す私。

これ以上は詳しく書きませんが、
ウォルトは人生の最後に、大仕事をやってのける。

「自分の行いの落とし前は、自分でつける」

ここに、1人の侍の姿を見ました。

言い訳もしない、逃げもしない、
ただ、助けたかっただけなんだ。
力になりたかっただけなんだ。
許してほしい。
これで、チャラだろ?

そんな声が聞こえてくるようでした。

衝撃的な結末を迎え、タオの運転するグラン・トリノを颯爽と映して、ジ・エンド。

あまりのショックに呆然とし、
突き放されたような感覚で眺める景色。
エンドロールに流れるイーストウッドの静かな歌声が心に沁みて、涙とまらん。

この作品の余韻感、半端なく大きい。
勘弁してほしい。

めちゃくちゃいい物観せてもらいましたよ。
感謝しかありません。

間違いなく、後世に語り継がれるイーストウッドの代表作。

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Mariko

5.0イースト選手の最高作かも

2022年5月26日
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ハリー・キャラハン以来のはまり役です。
やっぱりこの人はダーティな正義漢がピッタリ。
しかし、のっけからバリバリ頑固なクソジジイ全開で痛快。
予備知識ゼロだったのでベトミン話とはおそれいった。
トランプ支持者ってこんなカンジ何でしょうね。アメリカ・ファースト。

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越後屋

4.5グラン・トリノ

2022年5月14日
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マークロス子
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