「アメリカ魂」グラン・トリノ チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ魂
すごいラストだなぁ。まさか、そうなるとは。こんなにもアメリカの今を見つめ続けるイーストウッドの迫力を感じます。
誰だって期待しますよね、ダーティ・ハリーを。彼の映画が好きな人たちは、やっぱり彼が銃をぶっ放すところが見たいわけですよね。でも、イーストウッドは今を見つめるわけですよ。自分が生み出してきた、そして映画が生み出してきたものの、素晴らしさも、そしてどうしようもなさも、そのすべてから目をそらそうとしないんですよ。こういうイーストウッドの姿勢って、ホンと、怖ささえ感じますよね。
DVD特典でついてた、やや能天気なアメリカサイコー的な映像が、この作品のメッセージとあんまりにも乖離しているのが笑っちゃいました。
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