「アメリカ人にしか描けないアメリカ人に捧げる映画」グラン・トリノ L-lawliteさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ人にしか描けないアメリカ人に捧げる映画
クリント・イーストウッド監督、脚本、主演
という作品は珍しくないですが、
「グラン・トリノ」は昨今のハリウッド映画にない魂への呼びかけみたいなものを感じました。
タイトルの「グラン・トリノ」はヴィンテージ・カーの名前なのだそうですが
いかにもアメ車!という古い車を大切にしている主人公もまた頑固な老人。
いつもぴっかぴかに車をみがいて、それをご満悦に眺めてビールを飲んでいます。
もっぱら足にしているのはフォードのトラック。こちらの車はドアがさび付いています。
そんな主人公の隣家にタイ人の家族が引っ越してきて…とお話がはじまります。
日本の映画をリメイクしなくても、十分感動できる映画作れるじゃないか!
と泣きながら思いました。
クリント・イーストウッドさん、映画作りの後継者を作ってください
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