「うなる」グラン・トリノ バステトさんの映画レビュー(感想・評価)
うなる
なんていうか、言葉にすると薄っぺらく聞こえてしまうのが残念。
言葉にすることが恐れ多い。
なんと言ったらいいんだろう。
とにかく、まず、あのウォルターの役。
そもそもの脚本での人物像の作り方が上手い。
「だんだんと心を開いていく」っていうことなんだけど、その開いていく様が、違和感無く、そして元々のウォルターの性質を残したまま、心を開く構図が素晴らしい。
上手い具合に、愛着湧いちゃう。
愛犬を相棒みたいにしている感じとか、
差別的なこともめちゃくちゃ言うけど、それさえもイカしてる感じの、ほんと上手い具合に、何も悪い意味を持たない、言われた方も気にならない、笑えるような感じ。。。んーーなんて言ったらいいのか。。
上手。
そしてクリント・イーストウッドの息の吹き込み。
彼の渋み、威厳、ジョークを言った時のイカしてる感じ。
クールだなあ、、めちゃくちゃかっこいい。シビれる。
神父との関係もいい。
うまくできてるなー。
あの関係性があるから、お葬式がキマる。
グラントリノもかっけーーーー。
そしてそれが映画の題名になるなんて、、、
もーーーーーーー
にくいことするわーーーー笑
ため息が出るほど、上手な映画でした。
5点満点にしてないのは、映画の広告?ポスター?DVDの表紙が、この映画の素晴らしさに対して
ちょっと、あれかな、って思ったからです。
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