劇場公開日 2008年12月20日

ハピネス(2007)のレビュー・感想・評価

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3.0前半が幸せだと悲劇が待ち受けるのは必然

2015年4月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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松井の天井直撃ホームラン

3.0“青い鳥”をさがしもとめて彡彡

2009年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

作品としては
よくできているけど、
男だから我慢できたけど、
女性目線から見たら我慢できるのかなぁ・・・

上映終了直後、
わたしの前席に座っていた
熟年夫婦の御主人が「フェリーニの道だな」と呟いていました。
おそらくラストシーンのカット割りの構図のことだと、思われます。

さて本題。
韓国映画なので
唐突にカップルになってしまうのは許せます(苦笑)

ただ、女性の登場人物像が
男性から見た理想像に偏りすぎている気がしたのです。

・女性にはこうして欲しい
・こんな女性がいてくれたら幸せ

監督の願望が前面に押し出されている気がして違和感をぬぐえず、
本来であれば、涙を流すはずのクライマックスも、気持ち眼が潤んだだけでした。

◇   ◇

〈 生き尽くしたい 〉
〈 天才は努力家に勝てず、努力家は楽しむ人に勝てない 〉

作品タイトルどおり
“ハピネス=幸せの形”を
お客様にも考えてもらう、そんな作品でした。
エンディングでも明確な答えは提示されません。
あくまで作品は考えるキッカケにすぎず、作品を
踏まえたうえで、お客様もあなたにとっての幸せを
今一度、考えてみませんか?そんな作風になっています。

・今、この瞬間を楽しむこと
・未来(老後)の幸せな暮らしも思い描くこと

『僕の生きる道』(03)関西テレビ製作
草なぎくんが主演したDVDを購入してしまったほど
大好きなドラマですが、これは永遠のテーマでもあり、
切り口を変えれば、いくらでも作品を作ることができます。

“死”
“自分の居場所”
“隣の芝生は青い”
“幸せは人それぞれ。あなたにとっての幸せはなんですか”

偶然にも両作ともに、
余命いくばくもないにも関らず、
愛しあう男女が居を同じにします。

それは幸せを求めたヒトツの形。

ただ、今作に関していうと、
たった一人を残し、現在進行形の形で
幕を下ろしますので、誰一人として、
幸せを見つけられぬまま終わってしまった気がします。

ヨンスは、彼女ウニとの
約束を最後には守りますが、
ウニの晩節は決して幸せではなかったはずですから・・・。

◇   ◇

ヨンスとウニが
最初で最後の、遊園地で
デートをするシーンがあります。

病的にはしゃぐヨンスと、
それを眺めて涙を頬に伝わらせるウニ。

このシーンを観て
何も反応を示さない人がヨンス派、
涙を流さずには入られない人がウニ派でしょう。

小生は、
ヨンスに対し
「ウニの気持ちも考えてやれよ」と
憤りを覚え、ウニが流す涙に対しては、
あまりにも残酷すぎて、逆になにも反応できませんでした。

☆彡     ☆彡

映画に求めるものが
“観終わったあとの心地よさ”で
あれば、今作は、絶対にお薦めできません。

“人生におけるキッカケが欲しい”
そんな人にはあっているかもしれません。

秀作だろうけれども
秀作とは言い切れない。
なんだかとてももどかしい作品でした。

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septaka